TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024130583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040408
出願日2023-03-15
発明の名称水精製装置及びウエーハの製造方法
出願人株式会社ディスコ
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C02F 9/00 20230101AFI20240920BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】超音波を効率よく伝播できる水を供給する水精製装置を提供する。
【解決手段】内部を流れる水を精製する水精製装置であって、該水を濾過して固体粒子を除去するための濾過フィルタと、該濾過フィルタよりも下流に設けられ、かつ、該水に紫外線を照射して殺菌するための殺菌ユニットと、該殺菌ユニットよりも下流に設けられ、かつ、該水に含まれる不純物イオンとイオン交換して不純物を除去するためのイオン交換フィルタと、該水を脱気するための脱気ユニットと、該脱気ユニットよりも下流に設けられ、かつ、該水の溶存酸素濃度を測定するための測定ユニットと、を備える水精製装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部を流れる水を精製する水精製装置であって、
該水を濾過して固体粒子を除去するための濾過フィルタと、
該濾過フィルタよりも下流に設けられ、かつ、該水に紫外線を照射して殺菌するための殺菌ユニットと、
該殺菌ユニットよりも下流に設けられ、かつ、該水に含まれる不純物イオンとイオン交換して不純物を除去するためのイオン交換フィルタと、
該水を脱気するための脱気ユニットと、
該脱気ユニットよりも下流に設けられ、かつ、該水の溶存酸素濃度を測定するための測定ユニットと、
を備える水精製装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
該測定ユニットは、該水を透過した深紫外線の強度を参照して該溶存酸素濃度を測定する請求項1に記載の水精製装置。
【請求項3】
該脱気ユニットは、該濾過フィルタよりも下流かつ該殺菌ユニットよりも上流に設けられ、
該測定ユニットは、該イオン交換フィルタよりも上流に設けられ、
該殺菌ユニットと該測定ユニットとは、深紫外線照射部を共有する請求項2に記載の水精製装置。
【請求項4】
該脱気ユニットの動作条件を調整するためのコントローラをさらに備え、
該コントローラは、該測定ユニットによって測定された該溶存酸素濃度が所定の値超である場合に該溶存酸素濃度が小さくなるように該動作条件を調整する請求項1に記載の水精製装置。
【請求項5】
該測定ユニットを通過した該水を順水路に流入させる順状態又は該脱気ユニットに戻すための逆水路に流入させる逆状態のいずれかの状態となるバルブと、
該バルブの状態を調整するためのコントローラと、をさらに備え、
該コントローラは、該測定ユニットによって測定された該溶存酸素濃度が所定の値超である場合に該バルブを該逆状態とし、該測定ユニットによって測定された該溶存酸素濃度が該所定の値以下である場合に該バルブを該順状態とする請求項1に記載の水精製装置。
【請求項6】
該脱気ユニット及び該測定ユニットは、該濾過フィルタよりも下流かつ該殺菌ユニットよりも上流、該殺菌ユニットよりも下流かつ該イオン交換フィルタよりも上流、又は、該イオン交換フィルタよりも下流に設けられている請求項1に記載の水精製装置。
【請求項7】
該脱気ユニットは、
該水を貯めることが可能なチャンバと、
該チャンバの内部空間を減圧するための減圧部と、
該チャンバに流入した該水に超音波を付与するための超音波発振部と、を含む請求項1に記載の水精製装置。
【請求項8】
該超音波発振部は、0.1MHz~1.0MHzの超音波を発振し、
該減圧部は、該チャンバの該内部空間を0.2気圧以下に減圧する請求項7に記載の水精製装置。
【請求項9】
該脱気ユニットは、該溶存酸素濃度が2.0mg/L以下になるように該水を脱気する請求項1に記載の水精製装置。
【請求項10】
該濾過フィルタ及び該脱気ユニットよりも上流に設けられ、かつ、該水を利用して処理を行う水利用装置の排水口に接続可能な第1配管と、
該イオン交換フィルタ及び該測定ユニットよりも下流に設けられ、かつ、該水利用装置の給水口に接続可能な第2配管と、をさらに備える請求項1に記載の水精製装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内部を流れる水を精製する水精製装置とインゴットからウエーハを製造するウエーハの製造方法とに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
半導体デバイスのチップは、一般的に、円盤状のウエーハを用いて製造される。このウエーハは、例えば、ワイヤーソーを用いて円柱状の半導体インゴットから切り出された後、表面が研磨されて鏡面に仕上げられることによって製造される。
【0003】
具体的には、インゴットからワイヤーソーを用いてウエーハを切り出すと、その表面には微細な凹凸が形成され、また、ウエーハが全体的に湾曲する(ウエーハに反りが生じる)。そのため、このように切り出されたウエーハは、凹凸を除去して平坦化するために表面が研磨されることが多い。
【0004】
ただし、ウエーハを研磨すると、ウエーハの一部が研磨屑となって廃棄され、ウエーハが薄くなる。この点を踏まえて、ウエーハは、一般的に、半導体デバイスの製造に用いられるウエーハより厚くなるようにインゴットから切り出される。
【0005】
半導体デバイスのチップの製造に用いられるインゴットは高価である。そのため、研磨を必要とする方法によってウエーハを生成すると、このウエーハを用いて製造される半導体デバイスのチップの製造コストも高くなりやすい。
【0006】
さらに、パワーデバイス用の材料等として期待されている単結晶SiC(炭化シリコン)は硬度が高い。そのため、ワイヤーソーを用いて単結晶SiCからなるインゴットからウエーハを切り出す場合、その所要時間が長くなりやすく、また、ワイヤーソーが摩耗しやすい。
【0007】
その結果、単結晶SiCからなるウエーハの製造コストは高くなりやすい。この点に鑑み、ワイヤーソーを用いることなく、レーザービームを利用してインゴットからウエーハを製造する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
具体的には、この方法においては、インゴットを透過する波長のレーザービームの集光点をインゴットの内部に位置づけながらレーザービームをインゴットに照射する。これにより、インゴットの内部に改質部と改質部から伸展するクラックとを含む脆化層が形成される。そして、この脆化層においてインゴットを劈開させることによってウエーハが製造される。
【0009】
さらに、脆化層においてインゴットを劈開させる方法として、超音波を利用する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。具体的には、この方法においては、インゴットの端面に水が供給された状態で水を介してインゴットに超音波を伝播させる。これにより、クラックがさらに伸展して脆化層においてインゴットが劈開する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2016-111143号公報
特開2016-146446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ディスコ
切削装置および切削方法
1日前
株式会社ディスコ
ウェーハの研削装置及び研削方法
1日前
株式会社ディスコ
吸引力チェック装置および吸引力チェック方法
1日前
個人
水処理装置
22日前
個人
歯科治療廃水処理装置
25日前
株式会社タクマ
汚泥乾燥焼却システム
1日前
栗田工業株式会社
純水製造システムの制御方法
18日前
栗田工業株式会社
純水製造システムの制御方法
11日前
個人
浄水器及びフィルターユニット
11日前
株式会社石垣
連続式固液分離装置における含水率一定制御方法
12日前
株式会社タクマ
汚泥焼却設備、及びクリンカ成長防止方法
11日前
ハイモ株式会社
高Mアルカリ度且つ高アニオン量汚泥の脱水方法
11日前
栗田工業株式会社
水処理設備の状況診断支援システム
19日前
オルガノ株式会社
水処理システムおよびその運転方法
1日前
栗田工業株式会社
超純水製造装置及び超純水製造方法
1日前
水ing株式会社
被処理物の処理方法および処理装置
19日前
栗田工業株式会社
水処理設備の状況診断支援システム
19日前
三浦工業株式会社
バラスト水処理装置
1日前
株式会社ディスコ
水供給システム
18日前
株式会社石垣
スクリュープレスにおけるスクリュー軸トルク一定制御方法
12日前
北海道電力株式会社
粒子の回収装置及びその回収方法
22日前
株式会社ササクラ
船舶用造水装置
11日前
栗田工業株式会社
純水製造装置における逆浸透膜装置の制御方法
1日前
株式会社東芝
水処理システム、水処理方法及びアミン溶液
1日前
水ing株式会社
有機性排水の処理方法及び処理装置
25日前
栗田工業株式会社
逆浸透膜のスケール抑制剤及びスケール抑制方法
4日前
住友重機械工業株式会社
排水処理装置及び排水処理装置の運転方法
1日前
栗田工業株式会社
スケール防止剤及びスケール防止方法
1日前
栗田工業株式会社
水溶液の濃縮装置及び濃縮方法
19日前
三菱重工業株式会社
排水乾燥システムおよび排水乾燥システムの制御方法
1日前
株式会社ディスコ
水精製装置及びウエーハの製造方法
1日前
国立大学法人北海道国立大学機構
アンモニア回収方法
12日前
成信實業股ふん有限公司
半導体化学機械研磨スラッジのリサイクル方法
11日前
メタウォーター株式会社
水質管理方法、水質管理装置、水質管理システム、及び水質管理プログラム
1日前
水ing株式会社
有機性排水又は有機性汚泥を含む処理対象物の処理方法及び装置
25日前
栗田工業株式会社
純水製造システムの制御方法
11日前
続きを見る