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公開番号2024126185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034411
出願日2023-03-07
発明の名称船舶用造水装置
出願人株式会社ササクラ
代理人弁理士法人アローレインターナショナル
主分類C02F 1/04 20230101AFI20240912BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】 船舶で必要な純度の水をコンパクトな構成により効率良く製造することができる船舶用造水装置を提供する。
【解決手段】 海水を加熱して第1蒸気を生成する第1蒸発器10と、第1蒸気を凝縮した第1蒸留水を加熱して第2蒸気を生成する第2蒸発器20と、第2蒸気を凝縮した第2蒸留水を生成する凝縮器30とを備え、第2蒸発器20および凝縮器30から、第1蒸留水および第2蒸留水をそれぞれ回収することができる船舶用造水装置である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
海水を加熱して第1蒸気を生成する第1蒸発器と、
前記第1蒸気を凝縮した第1蒸留水を加熱して第2蒸気を生成する第2蒸発器と、
前記第2蒸気を凝縮した第2蒸留水を生成する凝縮器とを備え、
前記第2蒸発器および前記凝縮器から、前記第1蒸留水および前記第2蒸留水をそれぞれ回収することができる船舶用造水装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記第1蒸発器は、複数設けられて、前段の前記第1蒸発器で生成された前記第1蒸気が後段の前記第1蒸発器の加熱源として供給されるように多重効用に構成されており、
前記第1蒸留水は、最後段の前記第1蒸発器に加熱源として供給された前記第1蒸気の蒸留水と、前記第2蒸発器に加熱源として供給された前記第1蒸気の蒸留水とを含む請求項1に記載の船舶用造水装置。
【請求項3】
前記第2蒸発器が生成する蒸気を前記第2蒸気から前記第1蒸気に変更できるように、前記第2蒸発器の加熱対象を切り替え可能な切替装置を更に備える請求項1に記載の船舶用造水装置。
【請求項4】
前記第2蒸発器から回収する前記第1蒸留水の純度を検出し、検出された純度が所望の純度でない場合に、前記第1蒸留水を前記第1蒸発器に戻して前記海水と共に再加熱する第1循環装置を更に備える請求項1に記載の船舶用造水装置。
【請求項5】
前記凝縮器から回収する前記第2蒸留水の純度を検出し、検出された純度が所望の純度でない場合に、前記第2蒸留水を前記第2蒸発器に戻して前記第1蒸留水と共に再加熱する第2循環装置を更に備える請求項1に記載の船舶用造水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶用造水装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
船舶用の造水装置においては、船舶に搭載されたボイラーの蒸気やディーゼル機関の冷却水等を熱源として海水を蒸発させることにより、淡水を製造することが従来から行われている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7129041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ケミカル船等の船舶で生成される淡水は、船舶に搭載されたタンク等の洗浄にも利用されるが、最終洗浄を行う際には淡水よりも高純度の清水が必要になる場合が多いことから、従来においては、造水装置とは別に、イオン交換膜やイオン交換樹脂を備える純水装置を用いて純水の製造を行っていた。
【0005】
ところが、造水装置および純水装置の両方を船舶に設置するのはユーザ側の経済的負担が大きいだけでなく、船舶における占有スペースが過大になるおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明は、船舶で必要な純度の水をコンパクトな構成により効率良く製造することができる船舶用造水装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の前記目的は、海水を加熱して第1蒸気を生成する第1蒸発器と、前記第1蒸気を凝縮した第1蒸留水を加熱して第2蒸気を生成する第2蒸発器と、前記第2蒸気を凝縮した第2蒸留水を生成する凝縮器とを備え、前記第2蒸発器および前記凝縮器から、前記第1蒸留水および前記第2蒸留水をそれぞれ回収することができる船舶用造水装置により達成される。
【0008】
この船舶用造水装置において、前記第1蒸発器は、複数設けられて、前段の前記第1蒸発器で生成された前記第1蒸気が後段の前記第1蒸発器の加熱源として供給されるように多重効用に構成されていることが好ましく、前記第1蒸留水は、最後段の前記第1蒸発器に加熱源として供給された前記第1蒸気の蒸留水と、前記第2蒸発器に加熱源として供給された前記第1蒸気の蒸留水とを含むことが好ましい。
【0009】
前記第2蒸発器が生成する蒸気を前記第2蒸気から前記第1蒸気に変更できるように、前記第2蒸発器の加熱対象を切り替え可能な切替装置を更に備えることが好ましい。
【0010】
前記第2蒸発器から回収する前記第1蒸留水の純度を検出し、検出された純度が所望の純度でない場合に、前記第1蒸留水を前記第1蒸発器に戻して前記海水と共に再加熱する第1循環装置を更に備えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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