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公開番号2024122171
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029561
出願日2023-02-28
発明の名称水処理装置
出願人個人
代理人個人
主分類C02F 1/48 20230101AFI20240902BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】被処理水が循環する間に黒い水となってしまうという問題を解決することができる水の磁気処理装置を提供する。
【解決手段】円筒体の円環部分に軸心と平行にN極とS極とが配置され軸心と直交する面に沿ってN極とS極とを通る円を描く磁束が分布するように着磁された円筒形磁石1と、円筒形磁石1を収容する常磁性体から成る内筒管2と、内筒管2の両端を封止して円筒形磁石1を密封する水密栓3と、被処理水22の導入口16を有する蓋部材13及び被処理水22の排水口17を有する蓋部材14で両端開口が閉塞され、内筒管2を収容して内筒管2との間に管軸方向に被処理水22を通過させる流路23を形成する外筒管4と、内筒管2の端部に嵌合され外筒管4並びに蓋部材13、14との間に被処理水22が通過する空間11、12を保持させる管端部材5とを備え、内筒管2と外筒管4との間の空間(即ち流路)23に被処理水22を円筒形磁石1の軸心方向に沿って流通させるようにしている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
円筒体の円環部分に軸心と平行にN極とS極とが配置され前記軸心と直交する面に沿って前記N極と前記S極とを通る円を描く磁束が分布するように着磁された円筒形磁石と、
前記円筒形磁石を収容する常磁性体から成る内筒管と、
前記内筒管の両端を封止して前記円筒形磁石を密封する水密栓と、
前記内筒管を収容し且つ被処理水の導入口を有する蓋部材及び前記被処理水の排水口を有する蓋部材で両端開口が閉塞されて前記内筒管との間に管軸方向に前記被処理水を通過させる流路を形成する外筒管と、
前記内筒管の端部に嵌合され前記外筒管並びに前記蓋部材との間に前記被処理水が通過する空間を保持させる管端部材とを備え、
前記内筒管と前記外筒管との間の前記流路に前記被処理水を前記円筒形磁石の軸心方向に沿って流通させる
ことを特徴とする水処理装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記管端部材は前記内筒管の端部に嵌合されて前記水密栓を包んだ状態で接合される管端キャップ部と、前記外筒管の内周面との間に径方向の間隔を保持させる径方向突起部と、前記蓋部材と前記管端キャップ部との間に前記導入口または前記排水口と連通する空間を確保させる軸方向突起部とを備えることを特徴とする請求項1記載の水処理装置。
【請求項3】
前記内筒管はアルミニウム製パイプ、前記外筒管は塩化ビニル製パイプであることを特徴とする請求項1記載の水処理装置。
【請求項4】
前記水密栓はシリコンゴム製のテーパ型の栓体であり、テーパ形状部分が前記内筒管内に押し込まれることによって弾性変形することで前記内筒管に対して締まり嵌めされることを特徴とする請求項1記載の水処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、水道水などの被処理水に磁気を晒して酸化還元電位を低下させる水処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
水を処理する従来の方法として、本発明者により、先に、円筒形の軸心方向と直交する方向に沿って磁束が分布するように着磁された円筒形磁石をコイルに納めてから、被処理水を通過させる内筒管内に収容し、円筒形磁石の周りに被処理水を通過させる間に磁束と鎖交させるようにした水処理装置が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-131109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の水処理装置によれば、簡単な構成でありながらも被処理水の酸化還元電位を低下させることを実現させたが、被処理水を循環させるうちに黒い水となってしまうという新たな問題が発生した。
【0005】
そこで、本発明は、被処理水が循環する間に黒い水となってしまうという問題を解決することができる水の磁気処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる問題を解決するため、本発明者等が種々研究・実験した結果、被処理水を循環させるあいだに黒い水となってしまう原因は、循環ポンプによる高い吐出圧で流れる処理水の脈動で磁石に踊り(振動)が生じて磁石の表面のメッキが剥離していることに起因していることを突き止めた。即ち、磁力が強い希土類焼結磁石例えばネオジム磁石は、主成分の内70%近くが鉄であるため錆易いことから、防錆のためのアルカリメッキ例えばNi電解メッキなどの表面処理を施すことが必要とされているが、この防錆のためのNi電解メッキが被処理水のポンプからの吐出時の脈動などで円筒磁石そのものが内筒管内で踊ることで衝撃を受けて傷付き剥離することにより錆が発生したりすることに起因していることを知見した。
【0007】
本発明にかかる水処理装置は、かかる本発明者独自の知見に基づくものであり、円筒体の円環部分に軸心と平行にN極とS極とが配置され軸心と直交する面に沿ってN極とS極とを通る円を描く磁束が分布するように着磁された円筒形磁石と、円筒形磁石を収容する常磁性体から成る内筒管と、内筒管の両端を封止して円筒形磁石を密封する水密栓と、内筒管を収容し且つ被処理水の導入口を有する蓋部材及び被処理水の排水口を有する蓋部材で両端開口が閉塞されて内筒管との間に管軸方向に被処理水を通過させる流路を形成する外筒管と、内筒管の端部に嵌合され外筒管並びに蓋部材との間に被処理水が通過する空間を保持させる管端部材とを備え、内筒管と外筒管との間の流路に被処理水を円筒形磁石の軸心方向に沿って流通させるようにしている。
【0008】
ここで、発明の水処理装置において、管端部材は内筒管の端部に嵌合されて水密栓を包んだ状態で接合される管端キャップ部と、外筒管の内周面との間に径方向の間隔を保持させる径方向突起部と、蓋部材と管端キャップ部との間に導入口または排水口と連通する空間を確保させる軸方向突起部とを備えることが好ましい。
【0009】
また、本発明の水処理装置において、内筒管はアルミニウム製パイプ、外筒管は塩化ビニル製パイプであることが好ましい。
【0010】
さらに、本発明の水処理装置において、水密栓はシリコンゴム製のテーパ型の栓体であり、テーパ形状部分が内筒管内に押し込まれることによって弾性変形することで内筒管に対して締まり嵌めされることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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