TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024124291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023095084
出願日2023-06-08
発明の名称下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置及びその使用方法
出願人温州大学
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C02F 3/12 20230101AFI20240905BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置及びその使用方法を提供する。
【解決手段】下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置及びその使用方法であって、光触媒酸化高度処理ユニット、放流水池、同じ構成の2セットの並行式交互運転人工湿地システムを含み、前記並行式交互運転人工湿地システムは、低酸素伏流式人工湿地ユニット、好気性曝気式人工湿地ユニット、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光触媒酸化高度処理ユニット、放流水池、同じ構成の2セットの並行式交互運転人工湿地システムを含み、前記並行式交互運転人工湿地システムは、低酸素伏流式人工湿地ユニット、好気性曝気式人工湿地ユニット、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットを含むことを特徴とする下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記光触媒酸化高度処理ユニット、放流水池、低酸素伏流式人工湿地ユニット、好気性曝気式人工湿地ユニット、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットの体積比は1:0.1~0.3:1:1:1であることを特徴とする請求項1に記載の下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置。
【請求項3】
前記光触媒酸化高度処理ユニット内には、光触媒反応バッフルが設置され、前記光触媒反応バッフルの内部は中空に設置され、前記光触媒反応バッフル内には、照明器具が設置され、前記光触媒反応バッフルの表面には、厚さ0.5~10mmの光触媒材料が担持され、前記照明器具の放射光は、可視光または紫外光であり、前記光触媒材は、二酸化チタン、窒化炭素、酸化亜鉛、酸化スズなどの光触媒材のうちの1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置。
【請求項4】
前記低酸素伏流式人工湿地ユニット、好気性曝気式人工湿地ユニット、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットの底部には、すべて偽底が設置され、前記偽底は各湿地ユニットの底部から10cm離れており、各湿地ユニットの底部には、排泥口及び排泥ポンプが設置され、前記偽底は、厚さ5~25mm、開孔サイズ5~15mm、開孔率10%のステンレス鋼材で構成されることを特徴とする請求項1に記載の下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置。
【請求項5】
前記好気性曝気式人工湿地ユニットの偽底の底部スペース内に曝気ヘッドが設置され、前記曝気ヘッドには送風機が接続され、ガス水比2~10:1に従ってガスを供給することを特徴とする請求項4に記載の下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置。
【請求項6】
異なる湿地ユニットの間には、光触媒酸化高度処理ユニットと湿地ユニット、または前後の2つの湿地ユニットを接続するための側面T型の水道管が設置され、前記側面T型水道管の側部開口と上下部の配管の開口は、格子状の透水プラグによってブロックされ、T型水道管の底部は、偽底の下部から底部まで約5cmまでに入り込むことを特徴とする請求項1に記載の下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置。
【請求項7】
前記低酸素伏流式人工湿地ユニットにおいて、体積比10~50%で、バイオマス炭素、鉄屑、黄鉄鉱などの強化フィラーの1種または複数種が配置され、通常の砂利フィラーと混ぜて、フィラーの粒径は5~10cmであり、前記好気性曝気式人工湿地ユニット及び乾湿交互潮汐式湿地ユニットにおいて、体積比10~50%で、ゼオライト、火山岩等の強化フィラーの1種又は複数種が配置され、通常の砂利フィラーと混ぜて、フィラーの粒径は3~5cmであることを特徴とする請求項1に記載の下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置。
【請求項8】
前記乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットにおいて、液面センサ及び排水ポンプが設置され、前記液面センサは、透水孔を有する水管に配置され、上部センサと頂部管口の距離は5~10cmであり、下部センサと管底部の距離は5~10cmであり、排水管の直径は5~15cmであり、前記排水管の両側に透水孔が均一に分布され、前記透水孔の直径は0.5~1cm、隣接する透水孔の間隔は20cmであることを特徴とする請求項1に記載の下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置。
【請求項9】
好気性曝気式人工湿地ユニットの注水箇所に給水電磁弁が設置され、光触媒反応バッフルにおける照明器具、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットにおける液面センサ、給水電磁弁及び送風機はすべて中央制御システムによって均一に制御されることを特徴とする請求項1に記載の下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置を使用して処理を行うことであり、まず、下水生化学的プロセステールウォーターは、給水管から光触媒酸化高度処理ユニットの反応池に入り、還流放流水と混合した後、バッフル方式で光触媒反応バッフルを流れ、光触媒酸化を介してテールウォーターにおける化学品残留物等の分解しにくい有機物が除去された後、給水電磁弁を介して制御され、1セットの人工湿地システムに入り、順次に低酸素伏流式人工湿地ユニット、好気性曝気式人工湿地ユニット、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットを通り、処理され、脱窒素を達成し、アンモニア窒素、リン、および残留有機物がさらに除去された後、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットの液面が液面センサの上部液面センサに達した後、同時に、該セットの湿地システムの給水電磁弁をオフにし、該湿地システムの乾湿交互潮汐式湿地ユニットの排水ポンプをオンにし、一部の排水が放流水池に入って沈殿した後に放流水排出装置として使用され、他の部分の排水が光触媒酸化高度処理ユニットの反応池に還流し、下部液面センサに排水すると、排水ポンプをオフにし、該セットの湿地システムが待機状態に入り、排水ポンプをオンにする同時に、別のセットの湿地システムの給水電磁弁をオンにし、同じ操作フローを開始して作業を交互に切り替えることを実現することを特徴とする下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置の使用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置及びその使用方法に関し、水処理装置の分野に属する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
人工湿地は、1970年代後半に開発された下水生物学的処理技術であり、水生植物、基質、微生物で構成され、その自然なプロセスを使用して下水を浄化するエンジニアリングシステムである。人工湿地は、一般的に使用される下水処理プロセスであり、人工湿地は総合的な生態系であり、それは、生態系における生物種の共生および物質サイクルの再生の原理及び、構造と機能の協調の原則を使用して、廃水における汚染物質の良好的な循環を促進するという前提の下で、リソースの生産の潜在力を十分に発揮し、環境の再汚染を防ぎ、下水処理とリソース化の最良の効果と利益を得る。人工湿地の植物は、酸素を水域に輸送し、水域の活性を高めることもできる。湿地植物は、水質汚染を制御して有害物質を分解する上でも重要な役割を果たしてきた。湿地システムの微生物は、水域の汚染物質を分解する主力である。好気性微生物は、呼吸作用を介して廃水の大部分の有機物を二酸化炭素と水に分解し、嫌気性細菌は、有機物質を二酸化炭素とメタンに分解し、硝化細菌は、アンモニウム塩を硝化し、脱窒細菌は、硝酸性窒素を窒素ガスに還元するなどである。この一連の作用により、下水における主な有機汚染物質はすべて、分解・同化され、微生物細胞の一部になることができ、残りは、環境に無害な無機物質に変えて自然界に回帰する。湿地生態系には一部の原生動物や後生動物も存在し、さらに一部の湿地昆虫や鳥類さえも湿地システムに堆積した有機粒子を呑食することに参加し、次に同化作用を行い、有機粒子を、栄養物質として吸収し、ある程度で下水における粒子状物質を除去する。
【0003】
特許文献1は、差別化充填である下層に基本基質を充填し、表層に微生物を担持したモジュラー基質を充填し、集水管に接続された排水管の末端に液面レギュレーターを取り付ける方式で、システムの水位を柔軟に調整し、水量の調整、湿地逆洗等の機能を実現する。しかし、この方法は、システムの長期的な安定した運転に不利である。特許文献2は、従来の人工湿地システムを複数の並列配置された人工湿地サブユニットに分割することにより、各人工湿地サブユニットはすべて、配布水路から入る流入水量を制御することができ、これにより、各人工湿地ユニットの独立した運転を実現し、植物や微生物を補充または交換する時に互いに干渉しない目的を達成し、減産して生産を停止しないことを実現し、これにより、人工湿地システムの長期運転の安定性が強化され、システムの局部に対するメンテナンスの対応能力が強化される。しかし、この方法は、生物学的残留腐敗の放流水に対する影響を減らすものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
公開番号CN217148732Uの中国特許
公開番号CN217323562Uの中国特許
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術の欠点と欠陥を克服するために、下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置及びその使用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置用あって、光触媒酸化高度処理ユニット、放流水池、同じ構成の2セットの並行式交互運転人工湿地システムを含み、前記並行式交互運転人工湿地システムは、低酸素伏流式人工湿地ユニット、好気性曝気式人工湿地ユニット、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットを含む。
【0007】
さらに、前記光触媒酸化高度処理ユニット、放流水池、低酸素伏流式人工湿地ユニット、好気性曝気式人工湿地ユニット、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットの体積比は1:0.1~0.3:1:1:1である。
【0008】
好ましくは、前記光触媒酸化高度処理ユニット内には、光触媒反応バッフルが設置され、前記光触媒反応バッフルの内部は中空に設置され、前記光触媒反応バッフル内には、照明器具が設置され、前記光触媒反応バッフルの表面には、厚さ0.5~10mmの光触媒材料が担持され、前記照明器具の放射光は、可視光または紫外光であり、前記光触媒材は、二酸化チタン、窒化炭素、酸化亜鉛、酸化スズなどの光触媒材料のうちの1種以上である。
【0009】
さらに、前記低酸素伏流式人工湿地ユニット、好気性曝気式人工湿地ユニット、乾湿交互潮汐式人工湿地ユニットの底部には、すべて偽底が設置され、前記偽底は各湿地ユニットの底部から10cm離れており、各湿地ユニットの底部には、排泥口及び排泥ポンプが設置され、前記偽底は、厚さ5~25mm、開孔サイズ5~15mm、開孔率10%のステンレス鋼材料で構成される。
【0010】
好ましくは、前記好気性曝気式人工湿地ユニットの偽底の底部スペース内に曝気ヘッドが設置され、前記曝気ヘッドには送風機が接続され、ガス水比2~10:1に従ってガスを供給する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

温州大学
有機ゴミと汚水の同時処理可能な装置
5か月前
温州大学
光触媒酸化高度処理の装置及びその使用方法
1か月前
温州大学
下水生化学的プロセステールウォーター高度処理に適する装置及びその使用方法
1か月前
マコー株式会社
液肥製造装置
1日前
株式会社石垣
汚泥コンポスト化システム
9日前
株式会社石垣
汚泥コンポスト化システム
9日前
個人
淡水化装置
1日前
シャープ株式会社
浄水装置および浄水具
10日前
前澤工業株式会社
排水処理システム
17日前
中国電力株式会社
排水調整システム
22日前
フナテック株式会社
紫外線殺菌装置
10日前
トヨタ紡織株式会社
イオン交換器の取付構造
15日前
オルガノ株式会社
水処理装置及び水処理方法
15日前
株式会社神鋼環境ソリューション
処理システム
15日前
オルガノ株式会社
嫌気性水処理方法
22日前
栗田工業株式会社
純水製造装置及び純水製造装置の運転方法
22日前
個人
浄水処理システム、浄水処理方法およびフルボ酸の分解処理方法
22日前
三菱重工業株式会社
取水設備及び異物除去方法
15日前
オルガノ株式会社
水処理方法及び水処理装置
11日前
オルガノ株式会社
水処理方法及び水処理装置
11日前
日鉄環境株式会社
廃水の処理方法
10日前
オルガノ株式会社
水処理方法及び水処理装置
23日前
ウシオ電機株式会社
流体処理装置、点灯回路
9日前
オルガノ株式会社
水処理方法および水処理装置
1日前
東京エレクトロン株式会社
処理システム及び処理方法
15日前
東京エレクトロン株式会社
処理システム及び処理方法
15日前
株式会社ササクラ
水処理方法および水処理装置
22日前
株式会社ササクラ
海水淡水化システム及び海水淡水化方法
22日前
オルガノ株式会社
汚泥処理システム、制御装置、汚泥処理方法およびプログラム
2日前
水ing株式会社
リン化合物の生産方法及びリン化合物の生産システム
1日前
大成建設株式会社
液状浄化材の供給方法、及び、浄化システム
1日前
鹿島建設株式会社
中和処理システム、及び、中和処理方法
23日前
ユニチカ株式会社
フィルター
1日前
株式会社イーサー
汚濁改善用散布剤、汚濁改善方法及び汚濁予防方法
15日前
日鉄環境株式会社
廃水の処理方法、及び活性汚泥用栄養剤
10日前
日鉄環境株式会社
生物学的廃水処理性能の予測方法、及び廃水の処理方法
10日前
続きを見る