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公開番号2024125372
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-18
出願番号2024103275,2023159043
出願日2024-06-26,2019-06-04
発明の名称浄水システム
出願人タイム技研株式会社,東レ株式会社,株式会社オンダ製作所
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類C02F 1/00 20230101AFI20240910BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】カランの操作に応じたフローセンサの出力に基づいて原水と浄水とを切換可能にすることにより、既に設置されている流し台に、容易に、浄水システムを設置することが可能な浄水システムを提供すること。
【解決手段】
カランから原水を吐出する原水モードと前記カランから浄水を吐出する浄水モードとの間で切換え可能であり、前記カランから吐出される、原水または浄水の流量を測定するフローセンサと、前記フローセンサから出力される出力信号に基づいて、原水モードから浄水モードへの切換えの信号を出力する制御部とを備えた浄水システムであって、
前記制御部は、前記カランの操作パターンに応じた、前記フローセンサから出力される出力信号の変動のパターンに基づいて、前記カランの操作者の任意に応じた、原水モードから浄水モードへの切換えの信号を出力が可能である浄水システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
カランから原水を吐出する原水モードと前記カランから浄水を吐出する浄水モードとの間で切換え可能であり、前記カランから吐出される、原水または浄水の流量を測定するフローセンサと、前記フローセンサから出力される出力信号に基づいて、原水モードから浄水モードへの切換えの信号を出力する制御部とを備えた浄水システムであって、
前記制御部は、前記カランの操作パターンに応じた、前記フローセンサから出力される出力信号の変動のパターンに基づいて、前記カランの操作者の任意に応じた、原水モードから浄水モードへの切換えの信号を出力が可能である浄水システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願に開示の技術は、水道水や地下水等の水を浄化して一般家庭用或いは業務用の飲料水として供給する浄水システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、水道管に接続して家庭用水の浄化を行う浄水システムは多数提案されている。例えば、特許文献1には水道管に浄水器を介在させた側管を設けるとともに、水道管および側管にはそれぞれ原水の流通を開閉する電磁弁を備え、電磁弁を制御することにより原水と(側管の浄水器を流通した)浄水とをタッチパネルの操作で切換え操作するアンダーシンク型浄水器を用いた浄水装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3776670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、既に設置されている流し台に特許文献1に開示されるアンダーシンク型浄水器を用いた浄水装置を設置する場合、原水(水道水)と浄水とを切換え操作するためのタッチパネルを流し台の上面あるいは側面等に設置する必要があるため、追加工事が必要となることから、簡易に浄水装置を設置することができないという問題があった。
【0005】
本願に開示される技術は、カランの上流にフローセンサを備え、カランの操作に応じたフローセンサの出力に基づいて原水と浄水とを切換可能にすることにより、既に設置されている流し台に、容易に、浄水システムを設置することが可能な浄水システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため請求項1に係る浄水システムは、カランから原水を吐出する原水モードと前記カランから浄水を吐出する浄水モードとの間で切換え可能であり、前記カランから吐出される、原水または浄水の流量を測定するフローセンサと、前記フローセンサから出力される出力信号に基づいて、原水モードから浄水モードへの切換えの信号を出力する制御部とを備えた浄水システムであって、前記制御部は、前記カランの操作パターンに応じた、前記フローセンサから出力される出力信号の変動のパターンに基づいて、前記カランの操作者の任意に応じた、原水モードから浄水モードへの切換えの信号を出力が可能である。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に係る浄水システムでは、制御部は、カランの操作パターンに応じた、フローセンサから出力される出力信号の変動のパターンに基づいて、カランの操作者の任意に応じた、原水モードから浄水モードへの切換えの信号を出力が可能である。したがって、特許文献1に開示されたような操作用のタッチパネルを必要としないため、例えば、流し台の下部に浄水システムを設置する際に、流し台の上面あるいは側面などに操作部分の追加工事を行う必要がない。そのため、既設の流し台やカランなどに、容易に浄水システムを設置することができる。また、機器代金、工事費も抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明にかかる一実施形態である浄水システムの構成を説明するブロック図である。
本発明にかかる浄水システムの制御部を説明するブロック図である。
本発明にかかる浄水システムの制御部の制御フローチャート(その1)である。
本発明にかかる浄水システムの制御部の制御フローチャート(その2)である。
本発明にかかる浄水システムの制御部の制御フローにおけるタイミングチャート(その1)である。
本発明にかかる浄水システムの制御部の制御フローにおけるタイミングチャート(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
まず、本発明にかかる一実施形態である浄水システム1について図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明にかかる浄水システム1の構成を説明するブロック図である。浄水システム1には、水用水道管2と湯用水道管3とが並列に設けられている。水用水道管2と湯用水道管3とは蛇口(以下「カラン」)の内部に設けられた図示しないミキシングバルブに連結しており、水用水道管2および湯用水道管3を通過した湯および水はミキシングバルブの作用(以下「カランの操作」と言う)により湯、水あるいはこれらを混合した温水をカランから吐出するようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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