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公開番号2024136599
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047754
出願日2023-03-24
発明の名称細隙灯顕微鏡
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類A61B 3/135 20060101AFI20240927BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 撮影画像からスリットの長さを自動で調整して鮮明な画像を取得すること。
【解決手段】 被検眼(前眼部、角膜等)を撮像部(カメラ、対物レンズ等を備える。)で撮影し、演算制御部(演算回路等を備える。)で画像処理を行う。そして、画像処理の結果をスリット長駆動部(スリット長開閉機構等を備える。)にフィードバックし、照明発光部(スリット光源部等を備える。)によるスリット光の範囲を変化させて設定する。設定されたスリット長のスリットでスリット光を被検眼に照射して、撮像部で撮影する。
【選択図】 図3

特許請求の範囲【請求項1】
細隙灯顕微鏡において、
スリットを介して照明光を被検眼へ照射する照明発光部と、
前記照明発光部のスリットのスリット長を制御するスリット長駆動部と、
被検眼を撮影する撮像部と、
演算制御部と、
を備え、
前記演算制御部は、前記撮像部により被検眼の画像を取得し、
前記演算制御部は、前記撮像部により取得された画像から、スリット光の照明部分における、上瞼と強膜の境界と下瞼と強膜の境界の間の距離である強膜間距離を算出し、
前記演算制御部は、前記スリット長駆動部を駆動して、スリット長を算出された強膜間距離に調整し、
前記演算制御部は、調整されたスリット長で前記照明発光部から被検眼にスリット光を照射して、前記撮像部により被検眼を撮影する、
ことを特徴とする細隙灯顕微鏡。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
細隙灯顕微鏡において、
スリットを介して照明光を被検眼へ照射する照明発光部と、
前記照明発光部のスリットのスリット長を制御するスリット長駆動部と、
被検眼からの反射光を検出する2次元のセンサーと、
演算制御部と、
を備え、
前記演算制御部は、
前記演算制御部は、前記センサーにより被検眼の2次元反射光データを取得し、
前記演算制御部は、前記センサーにより検出された2次元反射光データから、スリット光の照明部分における、上瞼と強膜の境界と下瞼と強膜の境界の間の距離である強膜間距離を算出し、
前記演算制御部は、前記スリット長駆動部を駆動して、スリット長を算出された強膜間距離に調整し、
前記演算制御部は、調整されたスリット長で前記照明発光部から被検眼にスリット光を照射して、前記撮像部により被検眼を撮影する、
ことを特徴とする細隙灯顕微鏡。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された細隙灯顕微鏡において、
前記演算制御部は、被検眼の横方向の位置を表すx座標に対する縦方向を表すy方向の実際の距離を算出して各x座標の強膜間距離を求め、アライメントから求められるスリット光のx座標からスリット光の照明部分における強膜間距離、または照明旋回角度から求められるx座標のスリット光の照明部分における強膜間距離、を求めることを特徴とする細隙灯顕微鏡。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、細隙灯顕微鏡に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術として、細隙灯顕微鏡(スリットランプ顕微鏡)に関しては、例えば、次のような特許文献がある。
例えば、特許文献1には、「スリットランプ顕微鏡において、照明系の条件を検知する検知手段を有し、前記検知手段の検知結果に基づき照明光源の光度を制御することを特徴とする」(請求項1)ことが記載されている。
また、特許文献2には、「有効な光軸に配置される光調整部材を複数の光調整部材から選択可能である眼科装置」(要約)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-187064号公報
特開2021-153775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、眼球を撮影した際に、眼球結膜及び皮膚の反射率が高いために、飽和状態の輝度値又は予め定められた閾値以上状態の輝度値が存在する画像が撮影される場合がある。そのため、例えば、撮影したい箇所(角膜、瞳孔等)のオートゲインが掛かりづらい場合があり、画像が鮮明にならない場合があった。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、撮影画像からスリットの長さをオート(自動)で調整して鮮明な画像を取得することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の解決手段によると、
細隙灯顕微鏡において、
スリットを介して照明光を被検眼へ照射する照明発光部と、
前記照明発光部のスリットのスリット長を制御するスリット長駆動部と、
被検眼を撮影する撮像部と、
演算制御部と、
を備え、
前記演算制御部は、前記撮像部により被検眼の画像を取得し、
前記演算制御部は、前記撮像部により取得された画像から、スリット光の照明部分における、上瞼と強膜の境界と下瞼と強膜の境界の間の距離である強膜間距離を算出し、
前記演算制御部は、前記スリット長駆動部を駆動して、スリット長を算出された強膜間距離に調整し、
前記演算制御部は、調整されたスリット長で前記照明発光部から被検眼にスリット光を照射して、前記撮像部により被検眼を撮影する、
ことを特徴とする細隙灯顕微鏡である。
【0007】
本発明の第2の解決手段によると、
細隙灯顕微鏡において、
スリットを介して照明光を被検眼へ照射する照明発光部と、
前記照明発光部のスリットのスリット長を制御するスリット長駆動部と、
被検眼からの反射光を検出する2次元のセンサーと、
演算制御部と、
を備え、
前記演算制御部は、
前記演算制御部は、前記センサーにより被検眼の2次元反射光データを取得し、
前記演算制御部は、前記センサーにより検出された2次元反射光データから、スリット光の照明部分における、上瞼と強膜の境界と下瞼と強膜の境界の間の距離である強膜間距離を算出し、
前記演算制御部は、前記スリット長駆動部を駆動して、スリット長を算出された強膜間距離に調整し、
前記演算制御部は、調整されたスリット長で前記照明発光部から被検眼にスリット光を照射して、前記撮像部により被検眼を撮影する、
ことを特徴とする細隙灯顕微鏡である。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、撮影画像からスリットの長さを自動で調整して鮮明な画像を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
細隙灯顕微鏡の一例の外観構成図。
細隙灯顕微鏡の一例の概要構成図。
第1の実施の形態の細隙灯顕微鏡の概略構成図。
スリット長可変機構の説明図。
第1の実施の形態の細隙灯顕微鏡の制御系のブロック構成図。
第1の実施の形態の細隙灯顕微鏡の動作を表すフローチャート。
座標系及び強膜間距離についての説明図。
第2の実施の形態の細隙灯顕微鏡の概略構成図。
センサーによる検出画像の説明図。
第2の実施の形態の細隙灯顕微鏡の動作を表すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
この発明に係る細隙灯顕微鏡の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この明細書に記載された文献の記載内容を、以下の実施形態の内容として適宜援用することが可能である。
まず方向を定義しておく。装置光学系において最も被検者側に位置する光学素子から被検者に向かう方向を前方向(z方向)とし、その逆方向を後方向とする。また、前方向に直交する水平方向を左右方向(x方向)とする。更に、前後方向と左右方向の双方に直交する方向を上下方向(y方向)とする。
(【0011】以降は省略されています)

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