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公開番号2024135308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045931
出願日2023-03-22
発明の名称情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01D 3/032 20060101AFI20240927BHJP(測定;試験)
要約【課題】対象信号の多次元性および当該対象信号が有する繰り返し構造を有効に利用した解析を実現する情報処理装置を提供する。
【解決手段】繰り返しの構造を有する信号成分を含む対象信号が計測された多次元の計測信号を取得する取得部と、前記繰り返しの部分については前記繰り返しの開始時刻からの相対時刻が同じときには同一の値であるという制約を含み多次元性を利用して信号分離を行う計算モデルを用いて、前記取得部により取得された前記計測信号に所定の信号処理を行う信号処理部と、を備える情報処理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
繰り返しの構造を有する信号成分を含む対象信号が計測された多次元の計測信号を取得する取得部と、
前記繰り返しの部分については前記繰り返しの開始時刻からの相対時刻が同じときには同一の値であるという制約を含み多次元性を利用して信号分離を行う計算モデルを用いて、前記取得部により取得された前記計測信号に所定の信号処理を行う信号処理部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記多次元の前記計測信号は、所定信号が複数のチャネルで計測された結果に基づく、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記多次元の前記計測信号は、所定信号が複数の周波数領域の信号に分割された結果に基づく、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記信号処理部は、前記信号処理の結果に基づいて、前記制約が適用されていない各回の前記繰り返しの部分を計算する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記計算モデルは、次元間で相関があり且つ繰り返しの構造を有する第1信号成分と、次元間で相関がない第2信号成分を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記計算モデルは、さらに、次元間で相関があるが繰り返しの構造を有していない第3信号成分を含む、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記計算モデルは、多次元性に関して因子分析に基づく、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記計算モデルは、多次元性に関してブラインド信号分離に基づく、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記信号処理部は、前記繰り返しの構造を有する前記信号成分について、信号値の絶対値が所定の閾値以下である値または前記閾値未満である値であると仮定する第1区間と、前記信号値の絶対値が他の値をとり得ると仮定する第2区間とを設定して、前記信号処理を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
前記計測信号の計測を行う複数のセンサと、
を備える情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
繰り返し性を有する事象のマルチチャネル計測でのノイズ(雑音)の低減において、従来では、繰り返し性については加算平均の手法が使用され、マルチチャネル性については因子分析あるいはブラインド信号分離の手法が使用される、というように、各々の手法が別個に使用されていた。
【0003】
例えば、特許文献1に記載された生体信号測定装置では、独立成分分析(ICA:Independent Component Analysis)が行われた後に加算平均が行われる信号処理が開示されている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-120511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、因子分析あるいはブラインド信号分離の後に加算平均が行われる場合、加算回数を増やしても信号の推定値が真値に近付いていかず、加算平均結果の信号波形が歪む傾向が現れる。
また、逆に、加算平均後に因子分析あるいはブラインド信号分離が行われる場合、加算平均後のノイズ残留分では、サンプル数が元データより大幅に減少しており(例えば、加算回数分の1になっており)、統計量の安定的な計算に不利である。また、この場合、加算平均により対象信号(興味の対象の信号)と非同期な成分が減少しており、当該対象信号が分離しにくくなる。
【0006】
本開示は、このような事情を考慮してなされたもので、対象信号の多次元性および当該対象信号が有する繰り返し構造を有効に利用した解析を実現することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様は、繰り返しの構造を有する信号成分を含む対象信号が計測された多次元の計測信号を取得する取得部と、前記繰り返しの部分については前記繰り返しの開始時刻からの相対時刻が同じときには同一の値であるという制約を含み多次元性を利用して信号分離を行う計算モデルを用いて、前記取得部により取得された前記計測信号に所定の信号処理を行う信号処理部と、を備える情報処理装置である。
【0008】
一態様は、情報処理装置と、前記計測信号の計測を行う複数のセンサと、を備える情報処理システムである。
【0009】
一態様は、情報処理装置の取得部が、繰り返しの構造を有する信号成分を含む対象信号が計測された多次元の計測信号を取得し、前記情報処理装置の信号処理部が、前記繰り返しの部分については前記繰り返しの開始時刻からの相対時刻が同じときには同一の値であるという制約を含み多次元性を利用して信号分離を行う計算モデルを用いて、前記取得部により取得された前記計測信号に所定の信号処理を行う、情報処理方法である。
【0010】
一態様は、繰り返しの構造を有する信号成分を含む対象信号が計測された多次元の計測信号を取得する取得機能と、前記繰り返しの部分については前記繰り返しの開始時刻からの相対時刻が同じときには同一の値であるという制約を含み多次元性を利用して信号分離を行う計算モデルを用いて、前記取得機能により取得された前記計測信号に所定の信号処理を行う信号処理機能と、をコンピューターに実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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