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公開番号2024135246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045840
出願日2023-03-22
発明の名称無線制御装置、無線制御システム、無線制御方法及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04W 24/02 20090101AFI20240927BHJP(電気通信技術)
要約【課題】異常対象のユーザが端末の通信状況を改善できる位置まで移動可能か判定した結果に基づいて無線システムを制御して、他のユーザへの影響を最適化する。
【解決手段】無線制御装置(20)は、無線通信システム(100)の通信エリア(500)内の電波環境が所定の基準よりも悪い領域の端末(602)を検知する検知部(21)と、端末がその端末の通信状況を改善できる位置まで移動できる状態か判定する判定部(22)と、判定結果に基づいて制御を実行する制御部(23)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
無線通信システムの通信エリア内の電波環境が所定の基準よりも悪い領域に端末が存在することを検知する検知部と、
前記検知された端末がその端末の通信状況を改善できる位置まで移動できる状態か否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果に基づいて、前記端末の通信状況の改善のための前記無線通信システムの制御を実行する制御部と、
を備えている無線制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記端末がその端末の通信状況を改善できる位置まで移動できない状態である場合に、前記端末が移動できない要因をさらに判定し、
前記制御部は、前記要因に基づいて、前記無線通信システムの制御を実行する、請求項1に記載の無線制御装置。
【請求項3】
前記無線通信システムの制御は、前記無線通信システムの通信リソースを、前記端末との通信に優先して割り当てる制御である、請求項1に記載の無線制御装置。
【請求項4】
前記無線通信システムの制御は、前記端末以外の他の端末に対して優先して前記端末の通信状況が改善するように、前記通信エリアを調整する制御である、請求項1に記載の無線制御装置。
【請求項5】
前記無線通信システムは、複数の無線子局を備えており、
前記無線通信システムの制御は、前記複数の無線子局が、単一のセルを構成するか、複数のセルを構成するかを切り替える制御である、請求項1に記載の無線制御装置。
【請求項6】
前記通信エリア内の電波環境マップを読み込む読込部と、
前記通信エリア内の端末から位置情報を取得する取得部と、をさらに備え、
前記検知部は、前記電波環境マップと前記位置情報に基づいて、前記領域に端末が存在することを検知する、請求項1に記載の無線制御装置。
【請求項7】
前記通信エリア内の電波環境マップを読み込む読込部と、
前記通信エリア内を撮像するカメラから撮像情報を取得する取得部と、をさらに備え、
前記検知部は、前記電波環境マップと前記撮像情報に基づいて、前記領域に端末が存在することを検知する、請求項1に記載の無線制御装置。
【請求項8】
無線通信システムの通信エリア内の電波環境が所定の基準よりも悪い領域に端末が存在することを検知する検知手段と、
前記検知された端末がその端末の通信状況を改善できる位置まで移動できる状態か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記端末の通信状況の改善のための前記無線通信システムの制御を実行する制御手段と、
を備えている無線制御システム。
【請求項9】
無線通信システムの通信エリア内の電波環境が所定の基準よりも悪い領域に端末が存在することを検知する検知処理と、
前記検知された端末がその端末の通信状況を改善できる位置まで移動できる状態か否かを判定する判定処理と、
前記判定処理の判定結果に基づいて、前記端末の通信状況の改善のための前記無線通信システムの制御を実行する制御処理と、
を実行する無線制御方法。
【請求項10】
コンピュータに、
無線通信システムの通信エリア内の電波環境が所定の基準よりも悪い領域に端末が存在することを検知する検知処理と、
前記検知された端末がその端末の通信状況を改善できる位置まで移動できる状態か否かを判定する判定処理と、
前記判定処理の判定結果に基づいて、前記端末の通信状況の改善のための前記無線通信システムの制御を実行する制御処理と、
を実行させる、無線制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線制御装置、無線制御システム、無線制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信システムに関して、交通事故などの異常状態において通信ネットワークの優先制御や通信ネットワーク接続の優先度変更を行う技術が開示されている。(例えば特許文献1、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-62469号公報
特開2006-93818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通信ネットワークにおいてユーザが電波環境の悪い領域にいた場合、通常はユーザ自身が移動することによってより良い電波環境を獲得することができる。しかしながら、交通事故などの異常状態においてはユーザが移動できない状況が発生する。この移動できないユーザの電波環境を整えるためには、通信エリアのカバレッジ変更などで達成可能であるが、この変更を行った場合、他のユーザが悪影響を受けることがある。
【0005】
特許文献1に記載の基地局装置においては、トラフィックデータの解析によって異常発生が判断されると、優先制御指示部によって異常が検知されたデータを送信したUEが優先制御対象となる。しかしながら、特許文献1においては異常の対象となるユーザが端末の通信状況を改善できる位置まで移動可能か判定し、この判定結果に基づいて基地局装置の制御していない。
【0006】
また、特許文献2に記載の通信ネットワークにおいては、事故を検出して接続要求を発したとき、優先度設定手段が事故通報機能部の優先度の範囲を定めて事故通報機能部のみを通信ネットワークに接続する。この特許文献2においても異常の対象となるユーザが端末の通信状況を改善できる位置まで移動可能か判定し、この判定結果に基づいて通信ネットワークの制御していない。
【0007】
したがって、特許文献1、特許文献2に開示された技術において異常が発生すると、他のユーザへの影響を配慮よりも異常対象への接続が優先されるという問題があった。
【0008】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、異常の対象となるユーザが端末の通信状況を改善できる位置まで移動可能か判定し、この判定結果に基づいて無線通信システムを制御することにより、他のユーザへの影響を最適化するという無線制御技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る無線制御装置は無線通信システムの通信エリア内の電波環境が所定の基準よりも悪い領域に端末が存在することを検知する検知部と、前記検知された端末がその端末の通信状況を改善できる位置まで移動できる状態か否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて、前記端末の通信状況の改善のための前記無線通信システムの制御を実行する制御部と、を備えている。
【0010】
本発明の一態様に係る無線制御システムは、無線通信システムの通信エリア内の電波環境が所定の基準よりも悪い領域に端末が存在することを検知する検知手段と、前記検知された端末がその端末の通信状況を改善できる位置まで移動できる状態か否かを判定する判定手段と、前記判定部の判定結果に基づいて、前記端末の通信状況の改善のための前記無線通信システムの制御を実行する制御手段と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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