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公開番号2024134511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023215058
出願日2023-12-20
発明の名称ピポット接合構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16B 5/00 20060101AFI20240926BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】簡易な構造かつ組み立て作業が容易であって、作動初点から作動開始までの間のガタを低減することができるピポット接合構造を提供する。
【解決手段】ピポット接合構造は、固定部材10に設けられた第1ピン孔12と、固定保持部材20に設けられた第2ピン孔25と、第1ピン孔12及び第2ピン孔25に挿通するピン本体部31を有するピン30と、を有し、ピン30は、ピン本体部31の軸中心からピン本体部の軸方向と直交する第1方向に延びる突出部32を有し、固定保持部材20は、第2ピン孔25が設けられる平面部21aと、平面部21aからピン本体部31の軸方向に沿って立ち上がる壁部24と、を有し、壁部24は、ピン本体部31の軸方向及び第1方向と直交する第2方向に延びて一端が開口する第1スリット26を有し、突出部32は、ピン本体部31の軸中心を回転中心として、第1スリット26側に回転させ、第1スリット26に挿入する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
固定部材と、前記固定部材に対し回転軸で軸支される固定保持部材とを連結するピポット接合構造であって、
前記固定部材に設けられた第1ピン孔と、
前記固定保持部材に設けられ、前記第1ピン孔に対応する位置に設けられた第2ピン孔と、
前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿通する前記回転軸であるピン本体部を有するピンと、
を有し、
前記ピンは、前記ピン本体部の一端に設けられ、前記ピン本体部の軸中心から前記ピン本体部の軸方向と直交する第1方向に延びる突出部を有し、
前記固定保持部材は、前記第2ピン孔が設けられる平面部と、前記平面部から前記ピン本体部の軸方向に沿って立ち上がる壁部と、を有し、
前記壁部は、前記ピン本体部の軸方向及び前記第1方向と直交する第2方向に延びて一端が開口する第1スリットを有し、
前記突出部は、前記ピン本体部の軸中心を回転中心として、前記第1スリット側に回転させ、前記第1スリットに挿入すること、
を特徴とするピポット接合構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のピポット接合構造において、
前記ピンに取り付けられるスプリングを有し、
前記第1スリットは、前記スプリングの一方の端部と前記突出部とが挿入され、
前記第1スリットにおいて、前記開口における前記ピン本体部の軸方向のスリット幅が、前記第1スリットにおける前記開口よりも前記第1スリットの底部側における前記ピン本体部の軸方向のスリット幅よりも狭いこと、
特徴とするピポット接合構造。
【請求項3】
請求項1に記載のピポット接合構造において、
前記第1スリットの前記開口の前記ピン本体部の軸方向の一方は、前記ピン本体部の軸方向の他方に向かって勾配する第1ガイド部を有すること、
を特徴とするピポット接合構造。
【請求項4】
請求項2に記載のピポット接合構造において、
前記第1スリットの底部は、少なくとも前記底部の前記ピンの軸方向の一方が勾配形状である第2ガイド部を有すること、
を特徴とするピポット接合構造。
【請求項5】
請求項1に記載のピポット接合構造において、
前記ピンは、前記ピン本体部の軸方向に沿って延在する第2スリットを有し、
前記第2スリットに沿って配置されるスプリングを有し、
前記スプリングは、前記ピンの突出部側の一端から先端部を超えて前記第2スリットに沿って巻回する第1巻回部を有すること、
を特徴とするピポット接合構造。
【請求項6】
請求項1に記載のピポット接合構造において、
前記ピンに取り付けられるスプリングを有し、
前記スプリングは、前記固定保持部材の前記平面部と前記ピンの前記突出部との間で前記ピン本体部の外周に巻回されて前記ピンを前記ピン本体部の軸方向において前記固定部材と反対側に付勢する第2巻回部を有すること、
を特徴とするピポット接合構造。
【請求項7】
請求項3に記載のピポット接合構造において、
前記ピンに取り付けられるスプリングを有し、
前記スプリングは、前記固定部材の前記第1ピン孔において前記第1方向とは反対に湾曲して前記固定部材に当接可能な第1湾曲部と、
前記固定保持部材の前記第2ピン孔において前記第1湾曲部と同じ方向に湾曲して前記固定保持部材に当接可能な第2湾曲部と、
を有すること、
を特徴とするピポット接合構造。
【請求項8】
請求項1に記載のピポット接合構造において、
前記ピポット接合構造は、
車両のブレーキペダルと、ブレーキアクチュエーターと、を連結する接合構造であること、
を特徴とするピポット接合構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ピポット接合構造に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
自動車のブレーキペダル等のペダル装置においては、従来からクレビスピンによるジョイント構造(ピポット接合構造)が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実全昭57-059168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、例えば、ブレーキペダルとブレーキアクチュエーターとの連結部のような、クレビスジョイントにおいて、寸法公差及び、組付け作業性の確保のために、ペダルとピンとの結合部、及び、ピンとクレビスとの結合部の2つの結合部それぞれについてクリアランスを設ける必要があった。よって、従来のクレビスピンを用いたピポット接合構造では、作動初点から入力開始のまでの間にガタ(ロスストローク)が発生し、異音(打音)の発生、作動効率の悪化、作動フィーリングの悪化等が生じるおそれがあった。また、ピンの抜け防止の為に、ピン先端に別の抜け止め用割ピン等を挿入するという工程が必要であり、小さい部品を小さい孔に入れる等の難しい両手作業が必要であり、組み立て作業者へ負担となっていた。
【0005】
本開示の課題は、簡易な構造かつ組み立て作業が容易であって、作動初点から作動開始までの間のガタを低減することができるピポット接合構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本開示の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0007】
第1の開示は、固定部材(10)と、前記固定部材(10)に対し回転軸で軸支される固定保持部材(20)とを連結するピポット接合構造(1)であって、前記固定部材(10)に設けられた第1ピン孔(12)と、前記固定保持部材(20)に設けられ、前記第1ピン孔(12)に対応する位置に設けられた第2ピン孔(25)と、前記第1ピン孔(12)及び前記第2ピン孔(25)に挿通する前記回転軸であるピン本体部(31)を有するピン(30)と、を有し、前記ピン(30)は、前記ピン本体部(31)の一端に設けられ、前記ピン本体部(31)の軸中心から前記ピン本体部(31)の軸方向と直交する第1方向に延びる突出部(32)を有し、前記固定保持部材(20)は、前記第2ピン孔(25)が設けられる平面部(21a)と、前記平面部(21a)から前記ピン本体部(31)の軸方向に沿って立ち上がる壁部(24)と、を有し、前記壁部(24)は、前記ピン本体部(31)の軸方向及び前記第1方向と直交する第2方向に延びて一端が開口する第1スリット(26)を有し、前記突出部(32)は、前記ピン本体部(31)の軸中心を回転中心として、前記第1スリット(26)側に回転させ、前記第1スリット(26)に挿入すること、を特徴とするピポット接合構造(1)である。
【0008】
第2の開示は、第1の開示に記載のピポット接合構造(1)において、前記ピン(30)に取り付けられるスプリング(40)を有し、前記第1スリット(26)は、前記スプリング(40)の一方の端部と前記突出部(32)とが挿入され、前記第1スリット(26)において、前記開口における前記ピン本体部(31)の軸方向のスリット幅(W26A)が、前記第1スリット(26)における前記開口よりも前記第1スリット(26)の底部側における前記ピン本体部(31)の軸方向のスリット幅(W26B)よりも狭いこと、特徴とするピポット接合構造(1)である。
【0009】
第3の開示は、第1の開示又は第2の開示に記載のピポット接合構造(1)において、前記第1スリット(26)の前記開口の前記ピン本体部(31)の軸方向の一方は、前記ピン本体部(31)の軸方向の他方に向かって勾配する第1ガイド部(26a)を有すること、を特徴とするピポット接合構造(1)である。
【0010】
第4の開示は、第1の開示から第3の開示までのいずれかに記載のピポット接合構造(1)において、前記第1スリット(26)の底部は、少なくとも前記底部の前記ピン(30)の軸方向の一方が勾配形状である第2ガイド部(26b)を有すること、を特徴とするピポット接合構造(1)である。
(【0011】以降は省略されています)

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