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公開番号2024129242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038323
出願日2023-03-13
発明の名称冷却装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類F28D 15/02 20060101AFI20240919BHJP(熱交換一般)
要約【課題】冷却効率の向上を図ることができる冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置100は、発熱部材であるモータが収められる収容空間S3と、収容空間S3の外側に冷媒が流れる流路空間S4とが設けられ、流路空間S4には、収容空間S3側に位置する箇所が当該箇所よりも下方に位置するように、仕切る仕切板130が設けられる。流路空間が仕切板によって仕切られることで、側面流路131が形成される。この流路は、いずれも一面が収容空間を囲む内側面によって形成される。冷媒とモータとの熱交換に伴って、気泡が発生すると、側面流路において、気泡が側面流路の上方に移動する。側面流路において、内側面に隣接する箇所は、上端部よりも下方に位置する。これによって、側面流路では、気泡が上昇することで、内側面から離間し、内側面を介した熱交換が阻害されることが抑制される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
発熱部材が収められる収容部と、
収容部の外側に冷媒が流れる流路と
が設けられ、
前記流路には、前記収容部側に位置する箇所が当該箇所よりも下方に位置するように、仕切る仕切り部が設けられる
冷却装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記流路は、略水平方向に延び、
前記仕切り部は、前記略水平方向に沿って延びる
請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記流路には、
上方に向かって延びる流路である上昇流路と、
前記上昇流路から分岐し、前記上昇流路から離間するにつれて、上方に向かって延びる分岐流路と、
が設けられる
請求項2に記載の冷却装置。
【請求項4】
前記流路は、略鉛直方向に延び、
前記仕切り部は、前記略鉛直方向に交差する方向に延びる
請求項1に記載の冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、冷媒が流通可能な流路が設けられ、回転電機等の発熱部材を覆う、所謂ウォータージャケットを備える冷却装置が知られている。このような冷却装置は、発熱部材に対向する流路を流れる冷媒が当該発熱部材と熱交換することで、当該発熱部材の冷却を行う。
このような冷却装置には、ウォータージャケットにおいて、冷媒が流れる流路全体が単一の空間で形成されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、ウォータージャケットを備える冷却装置には、発熱部材からの熱によって沸騰する冷媒を用いる、所謂沸騰冷却を行うものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-90307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、冷媒が流れる流路全体が単一の空間で形成されるウォータージャケットで沸騰冷却を行うと、発熱部材に対向する箇所に、冷媒の沸騰に伴って発生する気泡が付着し、冷却効率が低下する虞がある。
本発明は、冷却効率の向上を図ることができる冷却装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、発熱部材が収められる収容部と、収容部の外側に冷媒が流れる流路とが設けられ、前記流路には、前記収容部の側に位置する箇所が当該箇所よりも下方に位置するように、仕切る仕切り部が設けられる冷却装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、冷却効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1に係る冷却装置を示す図である。
図1のII-II断面図である。
図1のIII-III断面図である。
側面部の縦断面図である。
実施形態2に係る冷却装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態1、2について説明する。
各図面において、符号FRは、モータ80が下面を設置面に接する底面として設置(載置)された状態における前方を示し、符号UPは、上記状態におけるモータ80の上方を示し、符号LHは、上記状態におけるモータ80の左方を示す。以下の説明において、特に説明がない限り、各方向は、これらのモータ80の方向に沿った方向である。
【0009】
<実施形態1>
図1は、本実施形態に係る冷却装置1を示す図である。図1では、筐体10と、モータ80との断面を示す。当該断面は、上下方向、及び軸心LCに平行な平面での縦断面である。
図1に示すように、本実施形態の冷却装置1は、モータ80を冷却する装置である。
モータ80は、ステータ82を備え、ステータ82の内周側にエアギャップGPを空けてロータ84が回転可能に配置される。このモータ80は、電動車両、又はハイブリッド車両の駆動源等として利用されるインナーロータ型のモータである。図1中の符号LCは、ロータ軸86の軸心を示す。ロータ軸86の軸心LCは、ロータ軸86の中心軸、モータ80の軸心及び中心軸と一致する。本実施形態において、モータ80は、軸心LCが略水平方向に延びるように配置される。
【0010】
本実施形態のモータ80は、永久磁石の代わりにロータ巻線85をロータ84が備える巻線界磁式である。モータ80は、ロータ巻線85を備えるロータ84と、ステータ巻線83を備えるステータ82と、を備える。ロータ巻線85は、界磁巻線とも称され、ステータ巻線83は、電気子巻線とも称される。なお、図1及び後述する各図においては、ロータ巻線85及びステータ巻線83等を模式的に示す。
(【0011】以降は省略されています)

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