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公開番号2024131583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041935
出願日2023-03-16
発明の名称サポートプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20240920BHJP(計算;計数)
要約【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタでの印刷可能残枚数を確認できる技術を提供すること。
【解決手段】補助プログラム42は、枚数に応じた金額で購入されることによって増やされる印刷可能枚数のうち未印刷分の印刷可能残枚数をプリンタ2から取得し、PC1のディスプレイ13aに表示させる。補助プログラム42は、OS標準の汎用印刷プログラム41に対して印刷指示があった場合に、プリンタ2に印刷対象の画像を印刷させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、
前記コンピュータに、
前記プリンタでの印刷可能残枚数を取得する取得処理を実行させることが可能であり、前記印刷可能残枚数は、枚数に応じた金額で購入されることによって増やされる印刷可能枚数のうち未印刷分の枚数であり、
さらに前記コンピュータに、
前記取得処理にて取得された前記印刷可能残枚数を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる表示処理を実行させることが可能であり、
さらに前記コンピュータに、
前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、
印刷対象の前記画像を前記プリンタに印刷させるための処理を行う印刷処理と、
を実行させることが可能である、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記印刷処理は、前記取得処理にて取得された印刷可能残枚数に応じて、前記印刷対象の前記画像を前記プリンタに印刷させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記取得処理にて取得された前記印刷可能残枚数が0であった場合に、印刷ができない旨を警告する第1警告処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項2に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記印刷指示があり、前記取得処理にて取得された前記印刷可能残枚数が前記印刷指示に基づく印刷枚数よりも少ない場合に、
前記印刷可能残枚数が不足する旨を警告する第2警告処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記プリンタでの印刷に用いる印刷設定を受け付ける設定画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる処理を実行させることが可能であり、前記設定画面には、前記プリンタでの印刷可能残枚数を表示する表示領域があり、
さらに前記コンピュータに、
前記設定画面が起動された状態において、前記取得処理および前記表示処理を実行させ、
前記表示処理では、前記取得処理にて取得された前記印刷可能残枚数を、前記設定画面の前記表示領域に表示する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載するサポートプログラムであって、
前記設定画面には、前記印刷可能残枚数の取得指示を受け付ける第1操作子が含まれ、
前記コンピュータに、
前記ユーザインタフェースを介して前記第1操作子への操作を受け付けた場合に、前記取得処理と前記表示処理とを実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項5に記載するサポートプログラムであって、
前記設定画面には、前記印刷可能残枚数を増やすための操作を受け付ける外部デバイスの宛先を示すリンクが含まれ、
前記コンピュータに、
前記ユーザインタフェースを介して前記リンクへの操作を受け付けた場合に、前記リンクに示される宛先の前記外部デバイスにアクセスするための処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記印刷指示があった場合に、
前記取得処理および前記表示処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
印刷時に前記プリンタでの前記印刷可能残枚数を確認するか否かの確認設定を、前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して受け付ける処理を実行させることが可能であり、
さらに前記コンピュータに、
前記印刷指示があった場合に、
印刷時に前記プリンタでの前記印刷可能残枚数を確認する前記確認設定が受け付けられていれば、前記取得処理および前記表示処理を実行させ、
印刷時に前記プリンタでの前記印刷可能残枚数を確認しない前記確認設定が受け付けられていれば、前記取得処理および前記表示処理を実行させない、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項10】
請求項8に記載するサポートプログラムであって、
前記表示処理では、
前記取得処理にて取得された前記印刷可能残枚数を含む確認画面を、前記ユーザインタフェースに表示させ、前記確認画面には、前記印刷可能残枚数を増やすための操作を受け付ける外部デバイスの宛先を示すリンクが含まれ、
前記コンピュータに、
前記ユーザインタフェースを介して前記リンクへの操作を受け付けた場合に、前記リンクに示される宛先の前記外部デバイスにアクセスするための処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、印刷枚数の制限が可能なプリンタがある。例えば特許文献1には、画像記録装置(プリンタ)と、情報処理装置と、センターサーバ装置と、を備える印刷システムであって、情報処理装置が、課金手続きが完了したことを条件として、印刷枚数が制限されたプリペイド式のプリンタドライバをセンターサーバ装置からダウンロードし、そのプリンタドライバによって、印刷実行時に印刷枚数と印刷可能残枚数とを比較し、印刷可能残枚数が不足している場合に印刷可能残枚数が不足していることを表示して印刷データを送信しない構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-209311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、前述したプリンタベンダから提供されるプリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)の一部を構成するOS標準の汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムが印刷データを生成することで、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0005】
しかしながら、前記したOS標準の汎用印刷プログラムでは、印刷可能残枚数を表示する機能が設けられていない。そのため、ユーザに不便を強いる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記コンピュータに、前記プリンタでの印刷可能残枚数を取得する取得処理を実行させることが可能であり、前記印刷可能残枚数は、枚数に応じた金額で購入されることによって増やされる印刷可能枚数のうち未印刷分の枚数であり、さらに前記コンピュータに、前記取得処理にて取得された前記印刷可能残枚数を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる表示処理を実行させることが可能であり、さらに前記コンピュータに、前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、印刷対象の前記画像を前記プリンタに印刷させるための処理を行う印刷処理と、を実行させることが可能である、ように構成されている。
【0007】
本明細書に開示されるサポートプログラムは、サポートプログラムがプリンタでの印刷可能残枚数を取得して表示することで、プリンタドライバを有していない情報処理装置であっても、ユーザが印刷可能残枚数を確認できる。
【0008】
上記サポートプログラムが組み込まれた情報処理装置、サポートプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、及びサポートプログラムの機能を実現するための制御方法、サポートプログラムとプリンタとを含む印刷システムも、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタでの印刷可能残枚数を確認できる技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態におけるPCの電気的構成の概略を示すブロック図である。
印刷設定手順の例を示すシーケンス図である。
詳細設定画面の例を示す図である。
第1管理テーブルの例を示す図である。
表示要否設定画面の例を示す図である。
表示要否設定手順の例を示すフローチャートである。
印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
確認画面表示手順の例を示すシーケンス図である。
確認画面の例を示す図である。
印刷実行後手順の例を示すシーケンス図である。
通知画面の例を示す図である。
通知画面の例を示す図である。
第2実施形態における印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
第3実施形態における印刷設定手順の例を示すシーケンス図である。
印刷設定画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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