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公開番号2024130873
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040818
出願日2023-03-15
発明の名称コイル部品、回路基板およびコイル部品の製造方法
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人,個人
主分類H01F 17/04 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】2本の線材が用いられた巻線効率のよいコイル部品を提供する。
【解決手段】一態様に係るコイル部品によれば、第1導体および第2導体の2導体がコイル軸に沿って交互に並び螺旋状に巻回される第1周回層と、上記2導体が上記コイル軸に沿って交互に並び上記第1周回層の外側に螺旋状に巻回される第2周回層と、上記第1周回部の一端側において上記2導体のそれぞれが上記第1周回層から上記第2周回層へと繋がる部分であり、コイル軸と直交する方向に上記2導体が重なり、上記一端側に片寄せされている第1折り返し部と、を備える。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1導体および第2導体の2導体がコイル軸に沿って交互に並び螺旋状に巻回される第1周回層と、
前記2導体が前記コイル軸に沿って交互に並び前記第1周回層の外側に螺旋状に巻回される第2周回層と、
前記第1周回部の一端側において前記2導体のそれぞれが前記第1周回層から前記第2周回層へと繋がる部分であり、コイル軸と直交する方向に前記2導体が重なり、前記一端側に片寄せされている第1折り返し部と、
を備えることを特徴とするコイル部品。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記2導体が前記コイル軸に沿って交互に並び前記第2周回層の外側に螺旋状に巻回された第3周回層と、
前記一端側に対する他端側において前記2導体のそれぞれが前記第2周回層から前記第3周回層へと繋がる部分であり、コイル軸と直交する方向に前記2導体が重なり、前記2導体の少なくとも一方が前記他端側に片寄せされている第2折り返し部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記第1周回層の前記他端側から前記外側へと前記2導体が引き出された引出部を更に備え、
前記第2折り返し部は、前記他端側に片寄せされている箇所で前記引出部に接していることを特徴とする請求項2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記コイル部品は、インダクタである請求項1に記載のコイル部品。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のコイル部品と、
前記コイル部品が実装された基板と、を備えることを特徴とする回路基板。
【請求項6】
第1導体および第2導体の2導体を、コイル軸に沿って並べて前記コイル軸の一端側から他端側へと巻き進むことで螺旋状の第1周回層を形成する第1周回ステップと、
前記2導体を、コイル軸に沿って並べて前記他端側から前記一端側へと巻き進むことで前記第1周回層の外側に螺旋状の第2周回層を形成する第2周回ステップと、
前記第1周回ステップと前記第2周回ステップの間で、前記2導体における前記コイル軸に沿う方向の並びが逆になる折り返しを行う第1折り返しステップと、
を有することを特徴とするコイル部品の製造方法。
【請求項7】
前記2導体が、1つのノズルから引き出され、前記第1折り返しステップにおいて、前記ノズルを回転させ、前記2導体の並びが逆になることを特徴とする請求項6に記載のコイル部品の製造方法。
【請求項8】
前記第1折り返しステップで前記ノズルを回転させる際に、前記2導体のうち前記一端側に位置する一方が前記外側に移動する回転方向に回転させることを特徴とする請求項6に記載のコイル部品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品、回路基板およびコイル部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、携帯機器には多くの電子部品が用いられ、近年では自動車に搭載される電子部品の数量も大幅に増加してきている。電子部品の数量の増加は、電子部品の更なる小型化、薄型化の動きを早めることになっている。この動きは、コイル部品においても同様となっている。
【0003】
また、電子部品は、数量の増加に伴って電気的なロスの抑制が必要となり、コイル部品では、磁気的な損失の少ない材料の採用や、断面が太く長さが短い導体の使用による低抵抗化が行われている。
例えば特許文献1では、線材を巻き付けるタイプのコイル部品で太径の線材を用いることなく低い電気抵抗を得る手段として、並列接続された2本の線材を巻芯に巻き付ける方式が示されている。この方式では、2本の線材が巻芯部の周りに並べて設けられることで、10nH以下のような比較的低いインダクタンス値を有した小型の巻線型チップコイルが得られる。
【0004】
また、例えば特許文献2には、1本の線材を巻芯に巻き付けて巻芯の周りに複数の巻線層を重ねて設けることで高いインダクタンス値のコイル部品を得る技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-124031号公報
特開2004-356190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献2のような複数の巻線層を、特許文献1のような2本の線材で巻線効率のよい整列巻きにする方法は知られていない。
上記事情に鑑み、本発明は、2本の線材が用いられた巻線効率のよいコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るコイル部品によれば、第1導体および第2導体の2導体がコイル軸に沿って交互に並び螺旋状に巻回される第1周回層と、上記2導体が上記コイル軸に沿って交互に並び上記第1周回層の外側に螺旋状に巻回される第2周回層と、上記第1周回部の一端側において上記2導体のそれぞれが上記第1周回層から上記第2周回層へと繋がる部分であり、コイル軸と直交する方向に上記2導体が重なり、上記一端側に片寄せされている第1折り返し部と、を備える。
【0008】
また、本発明の一態様に係るコイル部品によれば、上記2導体が上記コイル軸に沿って交互に並び上記第2周回層の外側に螺旋状に巻回された第3周回層と、上記一端側に対する他端側において上記2導体のそれぞれが上記第2周回層から上記第3周回層へと繋がる部分であり、コイル軸と直交する方向に上記2導体が重なり、上記2導体の少なくとも一方が上記他端側に片寄せされている第2折り返し部と、を更に備える。
【0009】
また、本発明の一態様に係るコイル部品によれば、上記第1周回層の上記他端側から上記外側へと上記2導体が引き出された引出部を更に備え、上記第2折り返し部は、上記他端側に片寄せされている箇所で上記引出部に接している。
また、本発明の一態様に係るコイル部品はインダクタである。
また、本発明の一態様に係る回路基板によれば、上述したいずれかのコイル部品と、上記コイル部品が実装された基板と、を備える。
【0010】
また、本発明の一態様に係るコイル部品の製造方法によれば、第1導体および第2導体の2導体を、コイル軸に沿って並べて上記コイル軸の一端側から他端側へと巻き進むことで螺旋状の第1周回層を形成する第1周回ステップと、上記2導体を、コイル軸に沿って並べて上記他端側から上記一端側へと巻き進むことで上記第1周回層の外側に螺旋状の第2周回層を形成する第2周回ステップと、上記第1周回ステップと上記第2周回ステップの間で、上記2導体における上記コイル軸に沿う方向の並びが逆になる折り返しを行う第1折り返しステップと、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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