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公開番号2024136037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046991
出願日2023-03-23
発明の名称固体酸化物型燃料電池
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H01M 8/1226 20160101AFI20240927BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 反り量を小さくし、割れを抑制することができる固体酸化物型燃料電池を提供する。
【解決手段】 固体酸化物型燃料電池は、金属を主成分とする第1多孔質金属層と、前記第1多孔質金属層上に設けられ、金属材料とセラミックス材料とが混合された構造を有する第1混合層と、前記第1混合層上に設けられ、セラミックス材料を含むアノードと、前記第1多孔質金属層下に設けられ、金属材料とセラミックス材料とが混合された構造を有する第2混合層と、を備える。
【選択図】 図2

特許請求の範囲【請求項1】
金属を主成分とする第1多孔質金属層と、
前記第1多孔質金属層上に設けられ、金属材料とセラミックス材料とが混合された構造を有する第1混合層と、
前記第1混合層上に設けられ、セラミックス材料を含むアノードと、
前記第1多孔質金属層下に設けられ、金属材料とセラミックス材料とが混合された構造を有する第2混合層と、を備える、固体酸化物型燃料電池。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記第1多孔質金属層は、金属のみで構成されている、請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池。
【請求項3】
前記第1多孔質金属層は、フェライト系ステンレスである、請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池。
【請求項4】
前記第1混合層および前記第2混合層のセラミックス材料の熱膨張率は、10.5×10
-6
/℃以下である、請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池。
【請求項5】
前記混合層の前記金属材料は、フェライト系ステンレスである、請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池。
【請求項6】
前記第1混合層および前記第2混合層において、前記セラミックス材料の体積割合は、20vol%以上80vol%以下である、請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池。
【請求項7】
前記第1多孔質金属層の厚みは、前記第1混合層および前記第2混合層のそれぞれの厚みよりも大きい、請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池。
【請求項8】
前記固体酸化物型燃料電池は、平面視で略矩形状を有しており、
前記固体酸化物型燃料電池の反り量は、前記略矩形状の1辺の長さの1/10未満である、請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池。
【請求項9】
前記第2混合層下に、金属を主成分とする第2多孔質金属層をさらに備える、請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固体酸化物型燃料電池に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
自動車などで使用可能な固体酸化物型燃料電池システムを開発するためには、振動に耐えられかつ急速昇温でも割れないセルを開発することが望まれている。そこで、金属支持体で支持するメタルサポートタイプの固体酸化物型燃料電池が開発されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-158026号公報
特開2013-79190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、金属支持体層と電解質層との熱膨張率を合わせるために、フェライト系の金属支持体が用いられている。しかしながら、フェライト系ステンレスは組成を調整しても熱膨張率の調整には限界があり、電解質のZrO

系材料の熱膨張率との差異に起因して、熱応力でセルに反りが発生する。
【0005】
特許文献2では、ZrO

系材料とNiOの混合比を調整し、熱膨張率を合わせている。しかしながら、特許文献2,3のセルは、メタルサポートセルではないため、急速昇降温の際に割れる問題がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、反り量を小さくし、割れを抑制することができる固体酸化物型燃料電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る固体酸化物型燃料電池は、金属を主成分とする第1多孔質金属層と、前記第1多孔質金属層上に設けられ、金属材料とセラミックス材料とが混合された構造を有する第1混合層と、前記第1混合層上に設けられ、セラミックス材料を含むアノードと、前記第1多孔質金属層下に設けられ、金属材料とセラミックス材料とが混合された構造を有する第2混合層と、を備える。
【0008】
上記固体酸化物型燃料電池において、前記第1多孔質金属層は、金属のみで構成されていてもよい。
【0009】
上記固体酸化物型燃料電池において、前記第1多孔質金属層は、フェライト系ステンレスであってもよい。
【0010】
上記固体酸化物型燃料電池において、前記第1混合層および前記第2混合層のセラミックス材料の熱膨張率は、10.5×10
-6
/℃以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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