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公開番号2024129480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038710
出願日2023-03-13
発明の名称車両用の情報処理装置、車両用のソフトウェア更新システム、及び車両用のプログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 8/65 20180101AFI20240919BHJP(計算;計数)
要約【課題】ソフトウェアの更新を行うにあたって、更新の承諾に係るユーザの負担を軽減し、且つむやみに更新が行われることを防止する。
【解決手段】OTAマスタ10は、特定制御装置90に対する更新ソフトウェアへの更新処理を行うことと、外部からの入力に基づき、更新処理の許可期間を設定することと、を実行可能であり、許可期間が設定されていない場合、更新処理の許諾を示す許諾信号を取得したことを条件として更新処理を実行し、許可期間が設定されている場合、許諾信号を取得したことを条件としないで、許可期間内に更新処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車両に搭載されている電子制御装置に対して更新ソフトウェアへの更新処理を行うことと、
外部からの入力に基づき、前記更新処理の許可期間を設定することと、
を実行可能であり、
前記許可期間が設定されていない場合、前記更新処理の許諾を示す許諾信号を取得したことを条件として、前記更新処理を実行し、
前記許可期間が設定されている場合、前記許諾信号を取得したことを条件としないで、前記許可期間内に前記更新処理を実行する
車両用の情報処理装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
車両に搭載されている電子制御装置と、
前記電子制御装置のソフトウェアの更新を管理する情報処理装置と、
ユーザからの入力を受け付ける入力装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記電子制御装置に対する更新ソフトウェアへの更新処理を行うことと、
前記入力装置を通じた入力に基づき、前記更新処理の許可期間を設定することと、
を実行可能であり、
前記許可期間が設定されていない場合、前記更新処理の許諾を示す許諾信号を前記入力装置から取得したことを条件として、前記更新処理を実行し、
前記許可期間が設定されている場合、前記許諾信号を取得したことを条件としないで、前記許可期間内に前記更新処理を実行する
車両用のソフトウェア更新システム。
【請求項３】
前記情報処理装置は、前記許可期間が設定されている場合において、前記許諾信号を取得したことを条件として、前記許可期間外であっても前記更新処理を実行する
請求項２に記載の車両用のソフトウェア更新システム。
【請求項４】
ソフトウェアの更新対象である前記電子制御装置が、前記車両の駆動源又は前記車両のブレーキ装置を制御対象としている場合、
前記情報処理装置は、前記許可期間が設定されているか否かに拘わらず、前記許諾信号を取得したことを条件として、前記更新処理を実行する
請求項２に記載の車両用のソフトウェア更新システム。
【請求項５】
前記車両の走行速度を検出する車速センサを備え、
前記情報処理装置は、前記車両の走行速度がゼロよりも大きい場合、前記許可期間が設定されているか否かに拘わらず、前記許諾信号を取得したことを条件として、前記更新処理を実行する
請求項２に記載の車両用のソフトウェア更新システム。
【請求項６】
前記入力装置は、前記車両の車室内に設けられている音声認識装置、又は前記車両のステアリングハンドルに設けられているプッシュスイッチである
請求項５に記載の車両用のソフトウェア更新システム。
【請求項７】
前記車両の外部の電源によって充電可能なバッテリを備え、
前記情報処理装置は、前記バッテリが充電中である場合には、前記許可期間が設定されているか否かに拘わらず、前記許諾信号を取得したことを条件としないで、前記更新処理を実行する
請求項２に記載の車両用のソフトウェア更新システム。
【請求項８】
電子制御装置と、前記電子制御装置のソフトウェアを管理する情報処理装置と、が搭載される車両に適用され、
前記情報処理装置に、
外部からの入力に基づき、前記電子制御装置に対する更新ソフトウェアへの更新処理の許可期間を設定することと、
前記許可期間が設定されていない場合、前記更新処理の許諾を示す許諾信号を取得したことを条件として、前記更新処理を実行することと、
前記許可期間が設定されている場合、前記許諾信号を取得したことを条件としないで、前記許可期間内に前記更新処理を実行することと、
を行わせる
車両用のプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、車両用の情報処理装置、車両用のソフトウェア更新システム、及び車両用のプログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に開示されている車両は、電子制御装置と、電子制御装置におけるソフトウェアの更新を管理する情報処理装置と、を備えている。情報処理装置は、電子制御装置のソフトウェアを更新ソフトウェアへと更新するための更新処理を行う。この更新処理は、情報処理装置がサーバから更新ソフトウェアをダウンロードすることと、電子制御装置に対して更新ソフトウェアをインストールすることと、インストールした更新ソフトウェアを有効化することと、を含んでいる。情報処理装置は、こうした更新処理を行うのに先立って、車両のユーザに事前に許諾を得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１０５９２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１のように、更新ソフトウェアへの更新を行う上で逐一ユーザの許諾を得ると、ユーザはその都度対処を強いられるため煩わしく感じ得る。一方で、ユーザの許諾を得ることなく更新ソフトウェアへの更新を行うと、更新処理中はその更新ソフトウェアを利用した機能をユーザが使用できないので、ユーザに不便を強いるおそれがある。そのため、状況によっては、ユーザ自身が更新を行うタイミングをコントロールしたいこともあり得る。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するための車両用の情報処理装置は、車両に搭載されている電子制御装置に対して更新ソフトウェアへの更新処理を行うことと、外部からの入力に基づき、前記更新処理の許可期間を設定することと、を実行可能であり、前記許可期間が設定されていない場合、前記更新処理の許諾を示す許諾信号を取得したことを条件として、前記更新処理を実行し、前記許可期間が設定されている場合、前記許諾信号を取得したことを条件としないで、前記許可期間内に前記更新処理を実行する。
【０００６】
上記課題を解決するための車両用のソフトウェア更新システムは、車両に搭載されている電子制御装置と、前記電子制御装置のソフトウェアの更新を管理する情報処理装置と、ユーザからの入力を受け付ける入力装置と、を備え、前記情報処理装置は、前記電子制御装置に対する更新ソフトウェアへの更新処理を行うことと、前記入力装置を通じた入力に基づき、前記更新処理の許可期間を設定することと、を実行可能であり、前記許可期間が設定されていない場合、前記更新処理の許諾を示す許諾信号を前記入力装置から取得したことを条件として、前記更新処理を実行し、前記許可期間が設定されている場合、前記許諾信号を取得したことを条件としないで、前記許可期間内に前記更新処理を実行する。
【０００７】
上記課題を解決するための車両用のプログラムは、電子制御装置と、前記電子制御装置のソフトウェアを管理する情報処理装置と、が搭載される車両に適用され、前記情報処理装置に、外部からの入力に基づき、前記電子制御装置に対する更新ソフトウェアへの更新処理の許可期間を設定することと、前記許可期間が設定されていない場合、前記更新処理の許諾を示す許諾信号を取得したことを条件として、前記更新処理を実行することと、前記許可期間が設定されている場合、前記許諾信号を取得したことを条件としないで、前記許可期間内に前記更新処理を実行することと、を行わせる。
【発明の効果】
【０００８】
上記の各技術思想では、ソフトウェアの更新を行うにあたって、更新の承諾に係るユーザの負担を軽減し、且つむやみに更新が行われることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
車両の概略構成図である。
設定処理の処理手順を表したフローチャートである。
設定画像の例を表した図である。
第１処理の処理手順を表したフローチャートである。
第２処理の処理手順を表したフローチャートである。
第１処理の変更例を表したフローチャートである。
第２処理の変更例を表したフローチャートである。
第１処理の変更例を表したフローチャートである。
第２処理の変更例を表したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、車両用の情報処理装置を含む、車両用のソフトウェア更新システムの一実施形態を、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、車両用のソフトウェア更新システムが電気自動車に適用されている場合を例とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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