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公開番号
2024129224
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023038282
出願日
2023-03-13
発明の名称
バックドアトリム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
B60R
13/02 20060101AFI20240919BHJP(車両一般)
要約
【課題】コネクタへの流体の滴下を抑制することができるバックドアトリムを提供する。
【解決手段】バックドアトリム4における傾斜部42の先端の近傍の下部に、バックドアガラス5に向かって車両後方に延在する堰き止めリブ45を突設させ、該堰き止めリブ45の後端位置を傾斜部42における先端の位置よりも車両後方に位置させ、堰き止めリブ45の上面46を車両後方に向かって上方に延在するように傾斜させる。これにより、バックドアガラス5の内面に沿って流れる流体を堰き止めリブ45によって堰き止めて、堰き止めリブ45の上側の空間に流体を回収することができ、ワイヤハーネスやコネクタ71に流体が滴下してしまうことを抑制できる。その結果、防水コネクタを採用したり、コネクタに別部品として庇を取り付けたりする対策を講じることなく、電装品に悪影響を与えてしまうことを抑制できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
バックドアインナの車室内側を覆うように該バックドアインナに取り付けられると共に該バックドアインナとの間にワイヤハーネスおよびコネクタを収容するための空間を形成するバックドアトリムにおいて、
車両後方に向かって斜め上方に傾斜すると共に先端がバックドアガラスに近接した位置にある傾斜部を有しており、
該傾斜部における前記先端の近傍の下部には、前記バックドアガラスに向かって車両後方に延在し当該バックドアガラスに沿って流れてきた流体を堰き止めるための堰き止めリブが突設されており、該堰き止めリブの後端位置は、前記傾斜部における前記先端の位置よりも車両後方に位置しており、前記堰き止めリブの上面は車両後方に向かって上方に延在するように傾斜していることを特徴とするバックドアトリム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両のバックドアに備えられるバックドアトリムに係る。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1にも開示されているように、ハッチバック式等の車両におけるバックドアは、バックドアアウタ、バックドアインナ、および、バックドアトリムを含んで構成されている。
【0003】
図3はバックドアaの一部(バックドアaの後端部周辺の上部)の断面図である。この図3における矢印FRは車両前方向を示し、矢印RRは車両後方向を示し、矢印UPは上方向を示している。図3に示すように、バックドアaの外板となるバックドアアウタbの外縁部と、バックドアアウタbの車室内側に配置されたバックドアインナcの外縁部とが接合されている。バックドアインナcの車室内側には樹脂製のバックドアトリムdが配設されている。
【0004】
また、バックドアアウタbにはバックドアガラスeが取り付けられている。具体的には、バックドアアウタbの上部には、車両前方に向かって上方へ傾斜するガラス載置部fが設けられており、このガラス載置部fにバックドアガラスeの後端部が載置され、係合ピンgによってバックドアガラスeがバックドアアウタbに取り付けられている。また、バックドアガラスeの後端部とバックドアアウタbのガラス載置部fとの間にはシール材hが配設されており、バックドアガラスeとバックドアアウタbとの間から車室内に雨水が流れ込むことを防止している。また、バックドアトリムdの上部には、バックドアガラスeの内面に向かって延在する傾斜部iが設けられている。
【0005】
バックドアインナcとバックドアトリムdとの間の空間には、ストップランプ等の電装品に電力を供給するための図示しないワイヤハーネスや、該ワイヤハーネスの先端に接続されたコネクタjが配設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-156703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
バックドアガラスeの内面(車両後方に向かって下方に傾斜する内面)に結露水やその他の流体が付着した場合、該流体は、図3に破線の矢印Aで示すようにバックドアガラスeの内面に沿って流れ、バックドアアウタbのガラス載置部fの前端とバックドアトリムdの傾斜部iの後端との間からコネクタjに滴下してしまう可能性があった。このようなコネクタjへの流体の滴下は電装品に悪影響を与えてしまう可能性があるため好ましくない。
【0008】
従来では、防水コネクタを採用したり、コネクタに別部品として庇を取り付けたりする対策を講じていたが、近年、電装品が増加する傾向にあり、コストの高騰や搭載スペースの制約の面で対策には限界があった。
【0009】
尚、一般にバックドアガラスeの内面にフィルムを貼る際、その貼り付けに先立って界面活性剤入りの水を霧吹き等で吹き付け塗布することが行われているが、この場合、界面活性剤から発生した泡がバックドアガラスeの内面に沿って流れ、コネクタjに滴下してしまう可能性があった(図3の破線の矢印Aを参照)。界面活性剤入りの水は表面張力が小さいことから、流れの挙動(バックドアガラスeの内面に沿う流れの挙動)が予測し難いため、特に、この界面活性剤から発生した泡がコネクタjに滴下してしまうことを防止する対策を講じることは困難であった。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コネクタ等への流体の滴下を抑制することができるバックドアトリムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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