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公開番号2024128444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037422
出願日2023-03-10
発明の名称情報処理装置及び情報処理方法
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240913BHJP(計算;計数)
要約【課題】仮想空間におけるアバターの活動に応じて当該アバターの仮想空間での活動に対する制御を行うことを図る。
【解決手段】仮想空間で活動するアバターの活動情報を取得する取得部と、活動情報に基づいてアバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する判定部と、判定により特定された行為が存在したことを示す行為存在情報とアバターを特定する識別情報とを関連付けて管理部に登録する登録部と、管理部に登録された登録情報に基づいて、識別情報が規制対象行為に関連付けられている場合はアバターの仮想空間での活動を制限する活動制限制御を行い、識別情報が優遇対象行為に関連付けられている場合はアバターの仮想空間での活動を優遇する活動優遇制御を行う制御部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
仮想空間で活動するアバターの活動情報を取得する取得部と、
前記活動情報に基づいて前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する判定部と、
前記判定により特定された行為が存在したことを示す行為存在情報と前記アバターを特定する識別情報とを関連付けて管理部に登録する登録部と、
前記管理部に登録された登録情報に基づいて、前記識別情報が規制対象行為に関連付けられている場合は前記アバターの仮想空間での活動を制限する活動制限制御を行い、前記識別情報が優遇対象行為に関連付けられている場合は前記アバターの仮想空間での活動を優遇する活動優遇制御を行う制御部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記行為存在情報は、前記特定された行為が存在したことを示す行為フラグであり、
前記行為フラグは、前記特定された行為の規制対象レベル又は優遇対象レベルに応じて多段階で設定され、
前記制御部は、前記行為フラグが示す規制対象レベルの段階に応じて、前記活動制限制御における前記アバターの仮想空間での活動の制限レベルを変え、
前記制御部は、前記行為フラグが示す優遇対象レベルの段階に応じて、前記活動優遇制御における前記アバターの仮想空間での活動の優遇レベルを変える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
ユーザから規制対象行為又は優遇対象行為の申告を受付ける受付部をさらに備え、
前記判定部は、前記申告に応じて、前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記活動情報に基づいて前記申告の真偽を判定し、当該判定の結果により前記申告の使用可否を決定する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、定期的に、前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記活動情報は、仮想空間における会話情報であり、
前記判定部は、規制対象行為又は優遇対象行為に関連する言葉を含む辞書データを使用して、前記会話情報における前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記会話情報は、会話に対する所定のアクションを含み、
前記判定部は、規制対象行為又は優遇対象行為に関連する所定の会話アクション判定条件を使用して、前記アクションにおける前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記活動情報は、仮想空間における他のアバター間の距離情報であり、
前記判定部は、規制対象行為に関する所定の距離情報判定条件を使用して、前記距離情報に関する前記アバターの規制対象行為を判定し、
前記判定部は、優遇対象行為に関する所定の距離情報判定条件を使用して、前記距離情報に関する前記アバターの優遇対象行為を判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記活動情報は、仮想空間における他のアバターへの接触情報であり、
前記判定部は、規制対象行為に関する所定の接触情報判定条件を使用して、前記接触情報に関する前記アバターの規制対象行為を判定し、
前記判定部は、優遇対象行為に関する所定の接触情報判定条件を使用して、前記接触情報に関する前記アバターの優遇対象行為を判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記活動情報は、仮想空間における公序良俗情報であり、
前記判定部は、規制対象行為に関する所定の公序良俗情報判定条件を使用して、前記公序良俗情報に関する前記アバターの規制対象行為を判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 4,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ユーザに対して仮想現実(Virtual Reality:VR)の空間(仮想空間)のサービス(仮想空間サービス)を提供するためのサービスシステムが知られている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1に記載された技術は、仮想空間上に例えば東京渋谷の街「バーチャル渋谷」を構築し、ユーザが自分の分身として仮想空間上に配置されるキャラクター(一般に「アバター」と称される)を用いて「バーチャル渋谷」を体験することができる。
【0003】
また特許文献1には、オンラインゲーム等の仮想空間において誹謗中傷を伴った行動を取るアバターを適正にレポートするための技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-048825号公報
【非特許文献】
【0005】
「VIRTUAL CITY」、KDDI株式会社、インターネット<URL:https://www.au.com/5g/virtualcity/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
同一ユーザが複数の異なる仮想空間でアバターによる活動を行う場合、ある仮想空間でアバターにより良い行動を取るユーザは、他の仮想空間でも同様に良い行動を取ることが予想される。そのようなよい行動を取るユーザに対してそれぞれの仮想空間で優遇することが好ましい。一方、ある仮想空間でアバターにより誹謗中傷を伴った行動を取るユーザは、他の仮想空間でも同様の行動を取る可能性がある。そのようなユーザに対してはそれぞれの仮想空間で活動を制限することが対処の一例として考えられる。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、仮想空間におけるアバターの活動に応じて当該アバターの仮想空間での活動に対する制御を行うことを図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、仮想空間で活動するアバターの活動情報を取得する取得部と、前記活動情報に基づいて前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する判定部と、前記判定により特定された行為が存在したことを示す行為存在情報と前記アバターを特定する識別情報とを関連付けて管理部に登録する登録部と、前記管理部に登録された登録情報に基づいて、前記識別情報が規制対象行為に関連付けられている場合は前記アバターの仮想空間での活動を制限する活動制限制御を行い、前記識別情報が優遇対象行為に関連付けられている場合は前記アバターの仮想空間での活動を優遇する活動優遇制御を行う制御部と、を備える情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記行為存在情報は、前記特定された行為が存在したことを示す行為フラグであり、前記行為フラグは、前記特定された行為の規制対象レベル又は優遇対象レベルに応じて多段階で設定され、前記制御部は、前記行為フラグが示す規制対象レベルの段階に応じて、前記活動制限制御における前記アバターの仮想空間での活動の制限レベルを変え、前記制御部は、前記行為フラグが示す優遇対象レベルの段階に応じて、前記活動優遇制御における前記アバターの仮想空間での活動の優遇レベルを変える、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、ユーザから規制対象行為又は優遇対象行為の申告を受付ける受付部をさらに備え、前記判定部は、前記申告に応じて、前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記判定部は、前記活動情報に基づいて前記申告の真偽を判定し、当該判定の結果により前記申告の使用可否を決定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記判定部は、定期的に、前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記活動情報は、仮想空間における会話情報であり、前記判定部は、規制対象行為又は優遇対象行為に関連する言葉を含む辞書データを使用して、前記会話情報における前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記会話情報は、会話に対する所定のアクションを含み、前記判定部は、規制対象行為又は優遇対象行為に関連する所定の会話アクション判定条件を使用して、前記アクションにおける前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記活動情報は、仮想空間における他のアバター間の距離情報であり、前記判定部は、規制対象行為に関する所定の距離情報判定条件を使用して、前記距離情報に関する前記アバターの規制対象行為を判定し、前記判定部は、優遇対象行為に関する所定の距離情報判定条件を使用して、前記距離情報に関する前記アバターの優遇対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記活動情報は、仮想空間における他のアバターへの接触情報であり、前記判定部は、規制対象行為に関する所定の接触情報判定条件を使用して、前記接触情報に関する前記アバターの規制対象行為を判定し、前記判定部は、優遇対象行為に関する所定の接触情報判定条件を使用して、前記接触情報に関する前記アバターの優遇対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記活動情報は、仮想空間における公序良俗情報であり、前記判定部は、規制対象行為に関する所定の公序良俗情報判定条件を使用して、前記公序良俗情報に関する前記アバターの規制対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記活動情報は、仮想空間におけるコンテンツ情報であり、前記判定部は、優遇対象行為に関する所定のコンテンツ情報判定条件を使用して、前記コンテンツ情報に関する前記アバターの優遇対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記活動情報は、仮想空間における貢献情報であり、前記判定部は、優遇対象行為に関する所定の貢献情報判定条件を使用して、前記貢献情報に関する前記アバターの優遇対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記活動情報は、仮想空間における他のアバターとの繋がり情報であり、前記判定部は、優遇対象行為に関する所定の繋がり情報判定条件を使用して、前記繋がり情報に関する前記アバターの優遇対象行為を判定する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記管理部は、ブロックチェーンである、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記制御部は、複数の異なる仮想空間において共通の前記識別情報を制御対象にする、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記制御部は、一の前記識別情報に対して、一の仮想空間における前記特定された行為に対する前記行為存在情報を用いて、前記一の仮想空間とは異なる他の仮想空間における前記活動制限制御及び前記活動優遇制御を行う、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記制御部は、前記活動制限制御として、所定期間内の前記登録情報により前記アバターの活動を制限する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記制御部は、前記活動制限制御として、仮想空間へのログインの制限、仮想空間におけるアバターの能力の制限又は仮想空間における移動範囲の制限を行う、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記制御部は、規制対象行為を受けたアバターがログインしている仮想空間へのログインを制限する、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記制御部は、前記活動優遇制御として、仮想空間におけるコンテンツの利用の優遇、仮想空間における移動範囲の優遇、仮想空間における特典ポイントの優遇を行う、情報処理装置である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記制御部は、複数の前記アバターと所有ユーザとを関連付けるアバター属性データに基づいて、前記所有ユーザに関連付けられた複数の前記アバターのうち前記登録情報で特定される前記アバター以外の前記アバターを制御対象にしない、情報処理装置である。
本発明の一態様は、仮想空間で活動するアバターの活動情報を取得する取得部と、前記活動情報に基づいて前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する判定部と、前記判定により特定された行為が存在したことを示す行為存在情報と前記アバターを特定する識別情報とを関連付けて管理部に登録する登録部と、前記仮想空間でのアバターの活動を制御する仮想空間サーバに対して、前記管理部に登録される登録情報を通知する通知部と、を備える情報処理装置である。
【0009】
本発明の一態様は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、仮想空間で活動するアバターの活動情報を取得する取得ステップと、前記活動情報に基づいて前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する判定ステップと、前記判定により特定された行為が存在したことを示す行為存在情報と前記アバターを特定する識別情報とを関連付けて管理部に登録する登録ステップと、前記管理部に登録された登録情報に基づいて、前記識別情報が規制対象行為に関連付けられている場合は前記アバターの仮想空間での活動を制限する活動制限制御を行い、前記識別情報が優遇対象行為に関連付けられている場合は前記アバターの仮想空間での活動を優遇する活動優遇制御を行う制御ステップと、を含む情報処理方法である。
本発明の一態様は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、仮想空間で活動するアバターの活動情報を取得する取得ステップと、前記活動情報に基づいて前記アバターの規制対象行為又は優遇対象行為を判定する判定ステップと、前記判定により特定された行為が存在したことを示す行為存在情報と前記アバターを特定する識別情報とを関連付けて管理部に登録する登録ステップと、前記仮想空間でのアバターの活動を制御する仮想空間サーバに対して、前記管理部に登録される登録情報を通知する通知ステップと、を含む情報処理方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、仮想空間におけるアバターの活動に応じて当該アバターの仮想空間での活動に対する制御を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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