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公開番号2024127482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036665
出願日2023-03-09
発明の名称制御装置、制御方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04L 41/342 20220101AFI20240912BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動通信ネットワークを介した映像データの伝送に有利なネットワークスライスの割り当てを可能にする。
【解決手段】制御装置20は、端末装置10とサーバ装置40との間で伝送されるパケットを解析する解析機能から、当該パケットに含まれる、アプリケーションレイヤに関連する情報を解析して得られた解析結果を取得する。制御装置20は、取得された解析結果に基づいて、映像データの伝送に使用可能な複数のネットワークスライスのうちの1つを、端末装置10とサーバ装置40との間で映像データの伝送に使用するネットワークスライスとして端末装置10に割り当てる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置に対するネットワークスライスの割り当てを制御する制御装置であって、
映像データの伝送に使用可能であり、かつ、それぞれ異なるサービス要件に対応した複数のネットワークスライスに関する情報を保持する保持手段と、
前記端末装置とサーバ装置との間で伝送されるパケットを解析する解析機能から、前記パケットに含まれる、アプリケーションレイヤに関連する情報を解析して得られた解析結果を取得する取得手段と、
前記取得された解析結果に基づいて、前記複数のネットワークスライスのうちの1つを、前記端末装置と前記サーバ装置との間で映像データの伝送に使用するネットワークスライスとして前記端末装置に割り当てる割当手段と、
を備える、制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記割当手段は、前記複数のネットワークスライスのうちで、前記パケットに付加されたポート番号に対応付けられているネットワークスライスを前記端末装置に割り当てる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記複数のネットワークスライスは、それぞれ異なるポート番号であって、前記端末装置によって前記サーバ装置との間の映像データの送信又は受信に使用されるアプリケーションに関連するポート番号と対応付けられている、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記割当手段は、前記パケットにRTPヘッダが付加されていることに従って、前記複数のネットワークスライスのうちで、低遅延通信に対応したネットワークスライスを前記端末装置に割り当てる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記割当手段は、前記パケットが、UDPを用いて伝送されるパケットであるかTCPを用いて伝送されるパケットであるかに応じて、前記端末装置に割り当てるネットワークスライスを決定する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記複数のネットワークスライスは、低遅延通信に対応した第1のネットワークスライスと、大容量通信に対応した第2のネットワークスライスと、を少なくとも含み、
前記割当手段は、前記パケットが、UDPを用いて伝送されるパケットである場合には、前記第1のネットワークスライスを前記端末装置に割り当て、前記パケットが、TCPを用いて伝送されるパケットである場合には、前記第2のネットワークスライスを前記端末装置に割り当てる、請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記第1のネットワークスライスは、URLLCに対応したネットワークスライスであり、前記第2のネットワークスライスは、eMBBに対応したネットワークスライスである、請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
前記割当手段は、前記端末装置と前記サーバ装置との間で前記パケットによって伝送されるトラフィックのパターンに基づいて、前記端末装置に割り当てるネットワークスライスを決定する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項9】
前記割当手段は、
前記トラフィックのパターンに基づいて、前記端末装置によって映像データの伝送に使用されているアプリケーション及び機能を識別し、
前記複数のネットワークスライスのうちで、前記識別されたアプリケーション及び機能に対応付けられているネットワークスライスを前記端末装置に割り当てる、請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
国際移動体加入者識別番号(IMSI)と、前記IMSIによって識別される加入者についてのサービスオーダ(SO)とを関連付けて記憶した記憶手段を更に備え、
前記割当手段は更に、前記パケットを解析して得られるIMSIと関連付けられたSOに基づいて、前記複数のネットワークスライスからデフォルトのネットワークスライス以外のネットワークスライスを映像データの伝送用に前記端末装置に割り当てるか否かを決定する、請求項1に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信ネットワークにおける制御装置、制御方法及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
共有される共通の物理インフラストラクチャ上で複数の論理ネットワーク(ネットワークスライス)の構築を可能にするネットワークスライシング技術が知られている。ネットワークスライシングの適用例として、特許文献1には、インターネット上に配置され、モバイルネットワークを介してクラウドゲームを端末装置へ提供するゲームサーバが、提供中のゲームパートに応じてネットワークスライスの切り替えを行うことが記載されている。例えば、テニスゲームの場合、「試合パート」の提供に低遅延性のネットワークスライスが使用され、他のゲームパートの提供に非低遅延性のネットワークスライスが使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-158605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の技術では、サーバ装置との間のデータ伝送に使用するネットワークスライスを、サーバ装置が制御している。しかし、例えば、端末装置とサーバ装置との間で映像データの伝送を行う場合、当該映像データの特性に応じて、使用するネットワークスライスを移動通信ネットワークにおいて自動的に切り替えることで、より効率的な映像データの伝送の実現が期待できる。
【0005】
本発明は、移動通信ネットワークを介した映像データ等のデータの伝送に有利なネットワークスライスの割り当てを可能にする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る制御装置は、端末装置に対するネットワークスライスの割り当てを制御する制御装置であって、映像データの伝送に使用可能であり、かつ、それぞれ異なるサービス要件に対応した複数のネットワークスライスに関する情報を保持する保持手段と、前記端末装置とサーバ装置との間で伝送されるパケットを解析する解析機能から、前記パケットに含まれる、アプリケーションレイヤに関連する情報を解析して得られた解析結果を取得する取得手段と、前記取得された解析結果に基づいて、前記複数のネットワークスライスのうちの1つを、前記端末装置と前記サーバ装置との間で映像データの伝送に使用するネットワークスライスとして前記端末装置に割り当てる割当手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、移動通信ネットワークを介した映像データ等のデータの伝送に有利なネットワークスライスの割り当てが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信ネットワークの構成例を示す図
移動通信ネットワークにおける解析装置の配置例を示す図
制御装置の構成例を示すブロック図
制御装置によって保持されているスライス情報の例を示す図
制御装置によって実行される処理の手順の例を示すフローチャート
端末装置に対するネットワークスライスの割り当ての例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうちの二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<通信ネットワークの構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信ネットワークの構成例を示す。移動通信ネットワーク50は、1つ以上のデータネットワーク(DN)へのアクセスを、移動通信ネットワーク50に接続する端末装置10へ提供する。当該1つ以上のDNには、少なくともインターネット60が含まれる。端末装置10は、移動通信ネットワーク50によって提供される移動通信サービスを利用する、スマートフォン等の無線デバイスであり、ユーザ装置(UE)とも称されうる。移動通信ネットワーク50は、一例として第5世代(5G)の移動通信ネットワークとして構成されるが、ネットワークスライシングが適用可能である限り、5Gの移動通信ネットワークに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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