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公開番号2024126490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034888
出願日2023-03-07
発明の名称端末装置、制御方法、制御装置及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 48/18 20090101AFI20240912BHJP(電気通信技術)
要約【課題】それぞれ個別のデータネットワークへのアクセスを提供する複数のネットワークスライスが設定された移動通信ネットワークにおいて、端末装置によるネットワークスライスの使い分けを適切に行うことを可能にする。
【解決手段】端末措置10は、それぞれ個別のデータネットワークへのアクセスを提供する複数のネットワークスライスにそれぞれ対応する複数のIPアドレス空間に関する通知情報を取得する。端末装置10は、データ通信のためのアクセス先を識別するための識別情報を含む問い合わせメッセージをサーバ装置へ送信し、当該問い合わせメッセージに対する応答として、当該識別情報に対応するIPアドレスを含む応答メッセージをサーバ装置から受信する。端末装置10は、複数のIPアドレス空間のうち、応答メッセージに含まれるIPアドレスが属するIPアドレス空間に対応するネットワークスライスを介して、アクセス先とのデータ通信を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
無線アクセスネットワーク(RAN)を介してデータネットワークにアクセスする端末装置であって、
複数のネットワークスライスにそれぞれ対応する複数のIPアドレス空間に関する通知情報を取得する取得手段であって、前記複数のネットワークスライスは、それぞれ個別のデータネットワークへのアクセスを提供する、前記取得手段と、
データ通信のためのアクセス先を識別するための識別情報を含む問い合わせメッセージを、サーバ装置へ送信する送信手段と、
前記問い合わせメッセージに対する応答として、前記識別情報に対応するIPアドレスを含む応答メッセージを、前記サーバ装置から受信する受信手段と、
前記複数のIPアドレス空間のうち、前記応答メッセージに含まれるIPアドレスが属するIPアドレス空間に対応するネットワークスライスを介して、前記アクセス先とのデータ通信を行う通信手段と、
を備える、端末装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記取得手段は、ネットワークスライスの割り当てを求める要求メッセージをコアネットワークへ送信し、当該要求メッセージに対する応答として前記通知情報を含むメッセージを受信する、請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記複数のネットワークスライスは、前記要求メッセージに応じて前記端末装置に割り当てられ、
前記通知情報は、前記端末装置に割り当てられた前記複数のネットワークスライスのそれぞれにおいて使用されているIPアドレス空間を示す、請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記通知情報は、前記複数のネットワークスライスのそれぞれの識別子と、当該識別子に対応付けられたIPアドレス空間を示す情報とを含む、請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
前記識別子は、S-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)である、請求項4に記載の端末装置。
【請求項6】
前記送信手段は、前記端末装置が使用しているデフォルトのネットワークスライスを介して前記サーバ装置へ前記問い合わせメッセージを送信し、
前記受信手段は、前記デフォルトのネットワークスライスを介して前記サーバ装置から前記応答メッセージを受信する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の端末装置。
【請求項7】
前記通信手段は、前記応答メッセージに含まれるIPアドレスが前記複数のIPアドレス空間のいずれにも属さないものである場合、前記デフォルトのネットワークスライスを介して前記アクセス先とのデータ通信を行う、請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記複数のネットワークスライスは、個別のイントラネットへのアクセスを提供し、
前記デフォルトのネットワークスライスは、インターネットへのアクセスを提供する、請求項7に記載の端末装置。
【請求項9】
前記識別情報は、前記アクセス先を示すURLを含み、
前記サーバ装置は、受信した問い合わせメッセージに含まれるURLを、対応するIPアドレスに変換するDNSサーバ機能を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の端末装置。
【請求項10】
前記複数のネットワークスライスのそれぞれの割り当ては、端末装置又はユーザごとに行われる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の端末装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信ネットワークにおける端末装置及びその制御方法、制御装置、並びにプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
共有される共通の物理インフラストラクチャ上で複数の論理ネットワーク(ネットワークスライス)の構築を可能にするネットワークスライシング技術が知られている。ネットワークスライシングの適用例として、非特許文献1には、端末装置(スマートフォン)に実装されたアプリケーションごとにネットワークスライスを使い分ける機能が記載されている。この機能によれば、例えば、動画配信アプリケーションを使用する場合、動画配信専用スライスに接続し、業務用アプリケーションを使用する場合、企業専用のスライスに接続することが実現される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「KDDIが先陣「ネットワークスライシング」、現在の限界と進化の道」, 日本クロステック(xTECH), 2022年4月19日, インターネット<URL: https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01273/00029/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ネットワークスライシングが適用された移動通信ネットワークにおいて、それぞれ特定のデータネットワーク(例えば企業ネットワーク)にのみ接続する複数のネットワークスライスを提供するケースが想定されうる。このようなケースでは、アクセス先に応じて端末装置がネットワークスライスの使い分けを適切に行える必要がある。
【0005】
そこで、本開示は、それぞれ個別のデータネットワークへのアクセスを提供する複数のネットワークスライスが設定された移動通信ネットワークにおいて、端末装置によるネットワークスライスの使い分けを適切に行うことを可能にする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る端末装置は、無線アクセスネットワーク(RAN)を介してデータネットワークにアクセスする端末装置であって、複数のネットワークスライスにそれぞれ対応する複数のIPアドレス空間に関する通知情報を取得する取得手段であって、前記複数のネットワークスライスは、それぞれ個別のデータネットワークへのアクセスを提供する、前記取得手段と、データ通信のためのアクセス先を識別するための識別情報を含む問い合わせメッセージを、サーバ装置へ送信する送信手段と、前記問い合わせメッセージに対する応答として、前記識別情報に対応するIPアドレスを含む応答メッセージを、前記サーバ装置から受信する受信手段と、前記複数のIPアドレス空間のうち、前記応答メッセージに含まれるIPアドレスが属するIPアドレス空間に対応するネットワークスライスを介して、前記アクセス先とのデータ通信を行う通信手段と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係る無線アクセスネットワーク(RAN)を介して端末装置と通信可能であり、コアネットワークに配置される制御装置であって、ネットワークスライスの割り当てを求める要求メッセージを、前記端末装置から受信する受信手段と、前記端末装置から受信された前記要求メッセージに応じて、複数のネットワークスライスを前記端末装置に割り当てる割当手段と、前記端末装置に割り当てられた前記複数のネットワークスライスに対応する複数のIPアドレス空間に関する通知情報を含むメッセージを、前記端末装置へ送信する送信手段であって、前記通知情報は、前記端末装置がアクセス先とのデータ通信を行う際に、当該アクセス先を示すIPアドレスが属するIPアドレス空間に対応するネットワークスライスを介してデータ通信を行うために使用される、前記送信手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、それぞれ個別のデータネットワークへのアクセスを提供する複数のネットワークスライスが設定された移動通信ネットワークにおいて、端末装置によるネットワークスライスの使い分けを適切に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
移動通信ネットワークの構成例を示す図
移動通信ネットワークと複数のデータネットワークとの接続構成例を示す図
ネットワークスライスとIPアドレス空間との対応関係の例を示す図
移動通信ネットワークにおける処理シーケンスの例を示すシーケンス図
端末装置のハードウェア構成例を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうちの二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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