TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024127325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036421
出願日2023-03-09
発明の名称光画像形成装置、光画像形成装置の制御方法、及び、プログラム
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類A61B 3/10 20060101AFI20240912BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】装置の大型化を最小限に抑えつつ、OCT画像とSLO画像とを取得するための新たな技術を提供する。
【解決手段】光画像形成装置は、光スキャナを含む干渉光学系と、遮蔽部材と、第1分光部材と、第1イメージセンサと、点検出器と、断層画像形成部と、正面画像形成部とを含む。干渉光学系は、参照光路を経由した参照光と被測定物からの測定光の戻り光とを干渉させる。第1分光部材は、参照光路から遮蔽部材が退避された状態で参照光と戻り光との干渉光を分光する。第1イメージセンサは、第1分光部材により分光された光を受光する。点検出器は、参照光路に遮蔽部材が配置された状態で戻り光を受光する。断層画像形成部は、第1イメージセンサの受光結果に基づいて、被測定物の断層画像を形成する。正面画像形成部は、点検出器の受光結果に基づいて、被測定物の正面画像を形成する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
光スキャナを含み、光源からの低コヒーレンス光を測定光と参照光とに分割し、前記光スキャナにより偏向された前記測定光を被測定物に照射し、参照光路を経由した前記参照光と前記被測定物からの前記測定光の戻り光とを干渉させる干渉光学系と、
前記参照光路に対して挿脱可能な遮蔽部材と、
前記参照光路から前記遮蔽部材が退避された状態で前記干渉光学系により生成された前記参照光と前記戻り光との干渉光を分光する第1分光部材と、
前記第1分光部材により分光された光を受光する第1イメージセンサと、
前記参照光路に前記遮蔽部材が配置された状態で前記干渉光学系から出力された前記戻り光を受光する点検出器と、
前記第1イメージセンサにより得られた受光結果に基づいて、前記被測定物の断層画像を形成する断層画像形成部と、
前記点検出器により得られた受光結果に基づいて、前記被測定物の正面画像を形成する正面画像形成部と、
を含む、光画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記参照光路に前記遮蔽部材が配置された状態で前記干渉光学系から出力された前記戻り光を前記点検出器に向けて偏向する反射部材を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の光画像形成装置。
【請求項3】
前記干渉光又は前記戻り光を出力する前記干渉光学系の出力光の光路に、前記第1分光部材と前記反射部材とを選択的に配置可能である
ことを特徴とする請求項2に記載の光画像形成装置。
【請求項4】
前記干渉光又は前記戻り光を出力する前記干渉光学系の出力光の光路に、前記第1分光部材、前記反射部材、及び、開口部が形成された開口部材を選択的に配置可能であり、
前記光画像形成装置は、更に、
前記開口部を通過する前記出力光の光路に配置された第2分光部材と、
前記第2分光部材により分光された光を受光する第2イメージセンサと、
を含み、
前記断層画像形成部は、前記第1イメージセンサ又は前記第2イメージセンサにより得られた受光結果に基づいて、前記被測定物の断層画像を形成する
ことを特徴とする請求項2に記載の光画像形成装置。
【請求項5】
前記第1分光部材は、第1ピッチで格子パターンが形成された第1回折格子を含み、
前記第2分光部材は、第1ピッチより広い第2ピッチで格子パターンが形成された第2回折格子を含む
ことを特徴とする請求項4に記載の光画像形成装置。
【請求項6】
深さ方向の計測範囲が第1深さ範囲である第1断層画像取得モードのとき前記第1回折格子を前記出力光の光路に配置し、前記計測範囲が前記第1深さ範囲より狭い第2深さ範囲である第2断層画像取得モードのとき前記開口部材を前記出力光の光路に配置し、前記正面画像を形成する正面画像取得モードのとき前記反射部材を前記出力光の光路に配置する
ことを特徴とする請求項5に記載の光画像形成装置。
【請求項7】
前記干渉光学系は、前記計測範囲が前記第1深さ範囲であるときの前記参照光の光量を、前記計測範囲が前記第2深さ範囲のときの参照光の光量より増加させるアッテネータを含む
ことを特徴とする請求項6に記載の光画像形成装置。
【請求項8】
光スキャナを含み、光源からの低コヒーレンス光を測定光と参照光とに分割し、前記光スキャナにより偏向された前記測定光を被測定物に照射し、参照光路を経由した前記参照光と前記被測定物からの前記測定光の戻り光とを干渉させる干渉光学系と、
前記参照光路に対して挿脱可能な遮蔽部材と、
前記干渉光学系により生成された前記参照光と前記戻り光との干渉光を分光する第1分光部材と、
前記第1分光部材により分光された光を受光する第1イメージセンサと、
前記参照光路に前記遮蔽部材が配置された状態で前記干渉光学系から出力された前記戻り光を受光する点検出器と、を含む光画像形成装置の制御方法であって、
前記参照光路から前記遮蔽部材を退避させ、前記第1イメージセンサにより取得された前記第1分光部材により分光された光の受光結果に基づいて、前記被測定物の断層画像を形成する断層画像形成ステップと、
前記参照光路に前記遮蔽部材を配置させ、前記点検出器により取得された前記戻り光の受光結果に基づいて、前記被測定物の正面画像を形成する正面画像形成ステップと、
を含む、光画像形成装置の制御方法。
【請求項9】
前記正面画像形成ステップは、前記干渉光又は前記戻り光を出力する前記干渉光学系の出力光の光路に、前記戻り光を前記点検出器に向けて偏向する反射部材を配置する
ことを特徴とする請求項8に記載の光画像形成装置の制御方法。
【請求項10】
前記干渉光又は前記戻り光を出力する前記干渉光学系の出力光の光路に、前記第1分光部材と前記反射部材とを選択的に配置可能である
ことを特徴とする請求項9に記載の光画像形成装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光画像形成装置、光画像形成装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
光画像を取得するための手法の1つとして、光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography:OCT)が知られている。OCTは、光の干渉性を利用してサンプル内部を画像化する技術であり、医用イメージングや非破壊検査を含む様々な分野において実用化されている。
【0003】
一方、レーザー光でサンプルを2次元的に走査することでサンプルの正面画像を光画像として取得する手法も知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、OCT光学系と、SLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)光学系とを備えた眼科撮影装置が開示されている。OCT光学系は、サンプルとしての被検眼に対してOCTスキャンを実行してOCT画像を取得するように構成される。SLO光学系は、サンプルとしての被検眼に対してレーザー光を照射してその戻り光を検出することでSLO画像を取得するように構成される。
【0005】
OCT画像を取得する場合、例えば、高速測定が可能なフーリエドメインOCTが用いられる。フーリエドメインOCTには、スペクトラルドメインOCT(Spectral Domain-OCT:SD-OCT)と、スウェプトソースOCT(Swept source-OCT:SS-OCT)とがある。SD-OCTでは、SS-OCTに比べて、深さレンジが狭くなることが知られている。そこで、OCTの深さ方向の撮影範囲(計測範囲)(深さレンジ)を変更することで、必要に応じて深さレンジを変更して所望の部位の画像を取得できることが望ましい。
【0006】
例えば、特許文献2には、SD-OCTにおける分光器において、回折格子により分光された光を集光するレンズの焦点距離を変更することで分光特性を変更し、深さレンジを変更する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-29483号公報
特開2006-101927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に開示された手法では、OCT光学系とSLO光学系とで共用される光学要素が少なく、コスト高や装置の大型化を招く。
【0009】
また、特許文献2に開示された手法では、焦点距離の変更により受光素子におけるNA(Numerical Aperture)が変化し、ラインセンサに集光する集光レンズを通過する光の明るさが変化する。この場合、深さ方向に深い位置に相当する干渉信号の減衰が大きくなることにより、干渉感度の低下を招き、分解能が低下する。従って、OCT画像を取得する場合には、干渉感度の低下を抑えることが望ましい。
【0010】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、装置の大型化を最小限に抑えつつ、OCT画像とSLO画像とを取得するための新たな技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社トプコン
測量装置
2日前
株式会社トプコン
眼科装置
2日前
株式会社トプコン
細隙灯顕微鏡
2日前
株式会社トプコン
細隙灯顕微鏡
2日前
株式会社トプコン
細隙灯顕微鏡
2日前
株式会社トプコン
細隙灯顕微鏡
2日前
株式会社トプコン
測量装置、測量方法および測量用プログラム
2日前
株式会社トプコン
眼科装置
5日前
株式会社トプコン
医療評価装置
5日前
株式会社トプコン
レーザースキャン装置、レーザースキャン方法およびレーザースキャン用プログラム
2日前
個人
穿刺補助具
3か月前
個人
男性用下着
2か月前
個人
錠剤撒き器
1か月前
個人
入れ歯
4か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
1か月前
個人
鼻腔拡張具
1か月前
株式会社コロナ
脱臭機
1か月前
個人
排便漏れ予防装具
2か月前
個人
マウスピース
3か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2日前
株式会社ニデック
眼科装置
27日前
株式会社ファンケル
化粧料
6日前
株式会社ニデック
眼科装置
23日前
個人
圧排器具
3か月前
株式会社ダリヤ
染毛剤組成物
1か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
6日前
株式会社八光
分岐管コネクタ
3か月前
東レ株式会社
浄化モジュール
4か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
6日前
大正製薬株式会社
外用組成物
3か月前
クラシエ株式会社
香料組成物
3か月前
株式会社コーセー
香料組成物
3か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
続きを見る