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公開番号2024124738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032622
出願日2023-03-03
発明の名称ソール及びシューズ
出願人株式会社アシックス
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A43B 13/14 20060101AFI20240906BHJP(履物)
要約【課題】着地時から蹴り出し時に至る間における足首関節の角度変化を小さくすることが可能なソール及びシューズを提供することを提供すること。
【解決手段】ソール10は、ミッドソール100を備え、ミッドソール100は、つま先支持部110と、中足部支持部120と、介在部140と、を有する。ソール10は、つま先接地面11と、中足部接地面12と、を含む。介在部140は、仮想的な曲面ISから着用者の足側に向かって窪む形状を有する窪み部142を有する。仮想的な曲面IS及び窪み部142間の長さは、介在部140のうち窪み部142が設けられている部位の厚みの13%以上50%以下である。ミッドソール100は、フロントラインFLとリアラインRLとで囲まれる前方領域を有し、平面視における窪み部142の面積は、平面視における前方領域AR1の面積の35%以上50%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シューズの一部を構成するソールであって、
着用者の足を支持するミッドソールを備え、
前記ミッドソールは、
着用者の足のつま先を支持するつま先支持部と、
前記着用者の足の中足部を支持する中足部支持部と、
前記つま先支持部と前記中足部支持部との間に介在する介在部と、を有し、
前記ソールは、
前記ソールの厚み方向に前記つま先支持部と重なっており、接地面を構成するつま先接地面と、
前記厚み方向に前記中足部支持部と重なっており、接地面を構成する中足部接地面と、を含み、
前記介在部は、前記つま先接地面と前記中足部接地面とをつなぐ仮想的な曲面から前記着用者の足側に向かって窪む形状を有する窪み部を有し、
前記仮想的な曲面及び前記窪み部間の長さは、前記介在部のうち前記窪み部が設けられている部位の厚みの13%以上50%以下であり、
前記ミッドソールは、シューズセンター上に位置しかつ前記ソールの足長方向における当該ミッドソールの前端部から後方に向かって前記ミッドソールの全長の5%の第1部位を通り、前記シューズセンターと直交するフロントラインと、前記シューズセンター上に位置しかつ前記足長方向における前記前端部から後方に向かって前記ミッドソールの全長の30%の第2部位を通り、前記シューズセンターと直交するリアラインと、で囲まれる前方領域を有し、
平面視における前記窪み部の面積は、平面視における前記前方領域の面積の35%以上50%以下である、ソール。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記窪み部は、前記仮想的な曲面から前記着用者の足に向かって凸となる形状を有する単一の上向き凸面で構成されている、請求項1に記載のソール。
【請求項3】
前記上向き凸面は、前記仮想的な曲面から前記着用者の足に向かって凸となるように湾曲する形状を有し、
前記上向き凸面は、頂部を含む、請求項2に記載のソール。
【請求項4】
前記ミッドソールは、前記シューズセンター上に位置しかつ前記足長方向における前記前端部から後方に向かって前記ミッドソールの全長の13%の第3部位と、前記シューズセンター上に位置しかつ前記足長方向における前記前端部から後方に向かって前記ミッドソールの全長の18%の第4部位と、前記シューズセンターと直交しかつ前記第3部位を通る直線と前記ソールの足幅方向における前記ミッドソールの内足側の端部との交点である第5部位と、前記シューズセンターと直交しかつ前記第4部位を通る直線と前記足幅方向における前記ミッドソールの内足側の端部との交点である第6部位と、で囲まれる母指球前領域を有し、
前記頂部の少なくとも一部は、前記母指球前領域に形成されている、請求項3に記載のソール。
【請求項5】
前記介在部は、前記ソールの厚み方向に前記着用者の足のMP関節と重なる重なり部を含み、
前記頂部は、前記足長方向における前記重なり部の前方に形成されている、請求項3に記載のソール。
【請求項6】
前記窪み部は、前記ソールの足幅方向における中央部に形成されており、
前記介在部は、
前記足幅方向における前記窪み部の内側に形成されており、前記つま先支持部と前記中足部支持部とを連結する内側連結部と、
前記足幅方向における前記窪み部の外側に形成されており、前記つま先支持部と前記中足部支持部とを連結する外側連結部と、をさらに有し、
前記ソールは、前記厚み方向に前記内側連結部及び前記外側連結部の各々と重なっており、前記仮想的な曲面に一致する接地面を有する、請求項3に記載のソール。
【請求項7】
前記上向き凸面は、
前記頂部を含む中央凸面と、
前記中央凸面と前記内側連結部の下方に形成された前記接地面とを連結する内側凸面と、
前記中央凸面と前記外側連結部の下方に形成された前記接地面とを連結する外側凸面と、を有し、
前記内側凸面及び前記外側凸面の各々は、前記足幅方向に前記中央凸面から離間するにしたがって次第に前記仮想的な曲面に近づくように傾斜する形状を有する、請求項6に記載のソール。
【請求項8】
前記窪み部は、前記ソールの足幅方向における中央部に形成されており、
前記介在部は、
前記足幅方向における前記窪み部の内側に形成されており、前記つま先支持部と前記中足部支持部とを連結する内側連結部と、
前記足幅方向における前記窪み部の外側に形成されており、前記つま先支持部と前記中足部支持部とを連結する外側連結部と、をさらに有し、
前記ソールは、前記厚み方向に前記内側連結部及び前記外側連結部の各々と重なっており、前記仮想的な曲面に一致する接地面を有する、請求項1に記載のソール。
【請求項9】
前記窪み部は、前記ソールの足幅方向における内側の端部から外側の端部に至るように延びる形状を有する、請求項1に記載のソール。
【請求項10】
前記窪み部は、前記ソールの足幅方向に互いに離間した位置に形成された一対の凹部を有し、
前記一対の凹部の各々は、前記足長方向に長く伸びる形状を有し、
前記介在部は、
前記一対の凹部間に形成されており、前記つま先支持部と前記中足部支持部とを連結する中央連結部と、
前記足幅方向における前記一対の凹部の内側に形成されており、前記つま先支持部と前記中足部支持部とを連結する内側連結部と、
前記足幅方向における前記一対の凹部の外側に形成されており、前記つま先支持部と前記中足部支持部とを連結する外側連結部と、を有し、
前記ソールは、前記厚み方向に前記中央連結部、前記内側連結部及び前記外側連結部の各々と重なっており、前記仮想的な曲面に一致する接地面を有する、請求項1に記載のソール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、ソール及びシューズに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
スポーツ等で着用されるシューズには、走行時や運動時における足の疲労を低減すること等が求められている。例えば、国際公開第2020/136916号には、足首関節の負担を軽減可能な靴が開示されている。この靴の靴底は、平らな仮想面に載置したときに仮想面に接触する後底面部と、後底面部における厚み寸法に対して、仮想面からの高さが170%以上250%以下となるつま先部と、後底面部の前部に連続し、つま先部まで湾曲して延び、仮想面から離間する前底面部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/136916号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
国際公開第2020/136916号に記載されるようなシューズでは、着地時から蹴り出し時に至る間の足首関節の動きを抑えることによって足の負担をより軽減することが望ましい。
【0005】
本開示の目的は、着地時から蹴り出し時に至る間の足首関節の角度変化を小さくすることが可能なソール及びシューズを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この開示の一局面に従ったソールは、シューズの一部を構成するソールであって、着用者の足を支持するミッドソールを備え、前記ミッドソールは、着用者の足のつま先を支持するつま先支持部と、前記着用者の足の中足部を支持する中足部支持部と、前記つま先支持部と前記中足部支持部との間に介在する介在部と、を有し、前記ソールは、前記ソールの厚み方向に前記つま先支持部と重なっており、接地面を構成するつま先接地面と、前記厚み方向に前記中足部支持部と重なっており、接地面を構成する中足部接地面と、を含み、前記介在部は、前記つま先接地面と前記中足部接地面とをつなぐ仮想的な曲面から前記着用者の足側に向かって窪む形状を有する窪み部を有し、前記仮想的な曲面及び前記窪み部間の長さは、前記介在部のうち前記窪み部が設けられている部位の厚みの13%以上50%以下であり、前記ミッドソールは、シューズセンター上に位置しかつ前記ソールの足長方向における当該ミッドソールの前端部から後方に向かって前記ミッドソールの全長の5%の第1部位を通り、前記シューズセンターと直交するフロントラインと、前記シューズセンター上に位置しかつ前記足長方向における前記前端部から後方に向かって前記ミッドソールの全長の30%の第2部位を通り、前記シューズセンターと直交するリアラインと、で囲まれる前方領域を有し、平面視における前記窪み部の面積は、平面視における前記前方領域の面積の35%以上50%以下である。
【0007】
また、この開示の一局面に従ったシューズは、前記ソールと、前記ソールに接続されており、前記ソールとともに前記着用者の足の収容空間を形成するアッパーと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
この開示によれば、着地時から蹴り出し時に至る間の足首関節の角度変化を小さくすることが可能なソール及びシューズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態におけるシューズを概略的に示す断面図である。
ソールの平面図である。
図2におけるIII-III線での断面図である。
介在部の近傍の拡大図である。
着地から蹴り出しに至る過程を概略的に示す図である。
窪み部の変形例を概略的に示すソールの平面図である。
窪み部の変形例を概略的に示すソールの平面図である。
窪み部の変形例を概略的に示すソールの断面図である。
窪み部の変形例を概略的に示すソールの断面図である。
窪み部の変形例を概略的に示すソールの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
この発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一又はそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。以下の説明では、足長方向、足幅方向、前方、後方等の用語が用いられる。これら方向を示す用語は、地面等の平坦面P(図1を参照)に置かれたシューズ1を着用した着用者の視点から見た方向を示す。例えば、前方は、つま先側を指し、後方は、踵側を指す。また、内側又は内足側は、足幅方向における足の第1趾(母指)側を指し、外側又は外足側は、足幅方向における足の第5趾側を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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