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公開番号
2024124207
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023032213
出願日
2023-03-02
発明の名称
肩ベルト連結具及び背負いバッグ
出願人
薄山館株式会社
代理人
個人
主分類
A45F
3/04 20060101AFI20240905BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】専用の機材や熟練を要する縫製手法を用いることなく、背板による補強構成と同等以上の補強ができて肩ベルトの可動機能も享受できる肩ベルト連結具及びこれを備えた背負いバッグを提供する。
【解決手段】肩ベルト連結具は、片側がバッグ本体に縫い付けて固定されるベース部材と、ベース部材にリベット等の留め金具により回動自在に結合された一対のベルト連結片とを備えている。一対のベルト連結片には肩ベルトが小径のリベットで連結される。ベース部材と一対のベルト連結片はナイロン等の柔軟性を有する合成樹脂製の生地で袋状に形成されており、ベース部材に台形状の合成樹脂製の補強プレートが、一対のベルト連結片には合成樹脂製の補強プレートが内包されている。留め金具は重ね合わせ状態に存在する補強プレートを貫通している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
背負いバッグのバッグ本体に肩ベルトを連結するための肩ベルト連結具であって、
前記バッグ本体に片側が縫い付けて固定されるベース部材と、
前記ベース部材に一端側を回動可能に留め金具で結合された一対のベルト連結片と、を備え、
前記ベース部材と前記一対のベルト連結片の少なくとも前記留め金具で結合される部位にはそれぞれ、合成樹脂製の補強プレートが内包され、
前記留め金具は積層状態に存在する前記補強プレートを貫通していることを特徴とする肩ベルト連結具。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記ベース部材が前記一対のベルト連結片を挟む重ね合わせ構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の肩ベルト連結具。
【請求項3】
前記ベース部材に内包された前記補強プレートが、前記一対のベルト連結片に対応して個別に分離して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の肩ベルト連結具。
【請求項4】
前記一対のベルト連結片に内包された前記補強プレートと、前記ベース部材に内包された前記補強プレートがそれぞれ三角形状に形成され、前記ベース部材に内包される前記補強プレートと前記一対のベルト連結片に内包される前記補強プレートは向きが逆であることを特徴とする請求項3に記載の肩ベルト連結具。
【請求項5】
前記ベース部材と前記一対のベルト連結片における前記補強プレートの周囲が該補強プレートの形状に沿って縫い合わされていることを特徴とする請求項4に記載の肩ベルト連結具。
【請求項6】
バッグ本体と、該バッグ本体に連結された一対の肩ベルトと、を備えた背負いバッグであって、
前記肩ベルトが請求項1から5のいずれかに記載の肩ベルト連結具により連結されていることを特徴とする背負いバッグ。
【請求項7】
前記バッグ本体と前記肩ベルトとの間に、これらの離間距離を調整可能な調整ベルトが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の背負いバッグ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、背負いバッグのバッグ本体に肩ベルトを連結するための肩ベルト連結具及びこれを備えた背負いバッグに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的な背負いバッグ(バックパック、リュックの概念を含む)は、ナイロン等の合成樹脂製の生地で形成されており、肩ベルトはバッグ本体に縫着されている。リベット等の留め金具で肩ベルトを留める構成では留め金具の軸を中心として肩ベルトが回動できるため、体格の違いや服装の違いに対応した可動調整がなされ、肩ベルトの人体へのフィット機能が向上する。しかしながら、留め金具の軸部位に応力が集中するため、特にバッグ本体が軸部位を起点としてリベット挿通穴が広がって崩れたり、破損し易いという問題があった。
【0003】
この問題に対処すべく、ランドセル等の分野では、例えば特許文献1に開示されているように、ランドセル本体の背負い面の内側に合成樹脂板や硬質ボードからなる背板を埋設し、この背板の剛性を利用して肩ベルトの上端部をリベットで回動可能に留める構成が採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-27977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の一般的な背負いバッグを、例えばコミックマーケットにおける同人誌の展示即売会への搬入手段として使用する場合、かなりの重量となるため肩ベルトの可動による人体へのフィット機能の向上は、肩の痛みや疲れの軽減等の観点から極めて重要となる。しかしながら、ランドセルのような補強構成を採用しようとしても高い障壁が存在する。すなわち、ランドセルのように硬質の背板を備えた構成の場合、背板も同時に縫い付けなければならないため、腕ミシンと呼ばれる専用の機材を使って立体縫製という高い熟練を要する縫製手法が採られる。上述の一般的な背負いバッグでは端を縫ってから裏返すという方法が採られており、使用する機材や熟練を要する縫製手法の違いから、対応が困難であった。
【0006】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、専用の機材や熟練を要する縫製手法を用いることなく、背板による補強構成と同等以上の補強ができて肩ベルトの可動機能も享受できる肩ベルト連結具及びこれを備えた背負いバッグを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の肩ベルト連結具(18)は、背負いバッグ(2)のバッグ本体(4)に肩ベルト(6a、6b)を連結するための肩ベルト連結具(18)であって、バッグ本体(4)に片側(20a)が縫い付けて固定されるベース部材(20)と、ベース部材(20)に一端側を回動可能に留め金具(22)で結合された一対のベルト連結片(24a、24b)と、を備え、ベース部材(20)と一対のベルト連結片(24a、24b)の少なくとも留め金具(22)で結合される部位にはそれぞれ、合成樹脂製の補強プレート(26、28)が内包され、留め金具(22)は積層状態に存在する補強プレート(26、28)を貫通していることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る肩ベルト連結具によれば、専用の機材や熟練を要する縫製手法を用いることなく、背板による補強構成と同等以上の補強ができて肩ベルトの可動機能も享受できる。すなわち、どのようなバッグにおいても通常の機材及び縫製技術で簡単に肩ベルトの可動機能を高い強度構成で付与することができる。
【0009】
また、上記の肩ベルト連結具(18)では、ベース部材(20)が一対のベルト連結片(24a、24b)を挟む重ね合わせ構成を有していることを特徴とする。これによれば、留め金具による結合部位の荷重バランスをとることができ、応力集中の偏りを回避して、肩ベルト連結具ひいては背負いバッグの長寿命化を図ることができる。
【0010】
また、上記の肩ベルト連結具(18)では、ベース部材(20)に内包された補強プレート(26)が、一対のベルト連結片(24a、24b)に対応して個別に分離して設けられていることを特徴とする。これによれば、部品コストを低減でき、背負いバッグの価格上昇を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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