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公開番号2024123658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031263
出願日2023-03-01
発明の名称発光装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人平田国際特許事務所
主分類H01L 33/54 20100101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】発光素子が液体に封止された発光装置であって、液体に含まれる気泡による光取り出し効率の低下を抑えることのできる発光装置を提供する。
【解決手段】基板10上に実装された発光素子11と、発光素子11を覆うように基板10上に被せられたレンズ12と、レンズ12の内側の空間に封入され、発光素子11を封止する封止液13と、を備え、レンズ12の内面が、発光素子11の光軸Lと重ならない位置に上側に窪んだ窪み121を有し、窪み121の位置が前記内面の光軸L上の点Pの位置よりも高く、前記内面の高さが、光軸L上の点Pから窪み121まで単調増加する、発光装置1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板上に実装された発光素子と、
前記発光素子を覆うように前記基板上に被せられたレンズと、
前記レンズの内側の空間に封入され、前記発光素子を封止する封止液と、
を備え、
前記レンズの内面が、前記発光素子の光軸と重ならない位置に上側に窪んだ窪みを有し、
前記窪みの位置が前記内面の前記光軸上の点の位置よりも高く、
前記内面の高さが、前記光軸上の点から前記窪みまで単調増加する、
発光装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記窪み内の少なくとも一部に気泡が含まれる、
請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記封止液がフッ素オイルである、
請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記窪みが、水平方向の位置が前記発光素子と重ならない位置に設けられた、
請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項5】
前記窪みが、前記光軸を囲む環状の平面パターンを有する、
請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項6】
前記レンズの内面が、前記光軸と重なる位置に、前記発光素子に向かって湾曲する突起を有する、
請求項1又は2に記載の発光装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、発光素子が液体中によって封止された発光モジュールが知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1の発光モジュールにおいては、パッケージの内部空間に液体が充填され、発光素子を封止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-207754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の発光モジュールにおいては、パッケージの内部空間に液体を完全に充填させることは容易ではなく、気泡が混入するおそれがある。そして、気泡と液体の界面では発光素子から発せられた光が全反射され得るため、気泡が発光素子の真上に位置する場合には、光取り出し効率が低下する。
【0005】
本発明の目的は、発光素子が液体に封止された発光装置であって、液体に含まれる気泡による光取り出し効率の低下を抑えることのできる発光装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、上記目的を達成するために、下記の発光装置を提供する。
【0007】
[1]基板上に実装された発光素子と、前記発光素子を覆うように前記基板上に被せられたレンズと、前記レンズの内側の空間に封入され、前記発光素子を封止する封止液と、を備え、前記レンズの内面が、前記発光素子の光軸と重ならない位置に上側に窪んだ窪みを有し、前記窪みの位置が前記内面の前記光軸上の点の位置よりも高く、前記内面の高さが、前記光軸上の点から前記窪みまで単調増加する、発光装置。
[2]前記窪み内の少なくとも一部に気泡が含まれる、上記[1]に記載の発光装置。
[3]前記封止液がフッ素オイルである、上記[1]又は[2]に記載の発光装置。
[4]前記窪みが、水平方向の位置が前記発光素子と重ならない位置に設けられた、上記[1]又は[2]に記載の発光装置。
[5]前記窪みが、前記光軸を囲む環状の平面パターンを有する、上記[1]又は[2]に記載の発光装置。
[6]前記レンズの内面が、前記光軸と重なる位置に、前記発光素子に向かって湾曲する突起を有する、上記[1]又は[2]に記載の発光装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、発光素子が液体に封止された発光装置であって、液体に含まれる気泡による光取り出し効率の低下を抑えることのできる発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る発光装置の垂直断面図である。図1(b)は、切断線A-Aで切断された図1(a)に示される発光装置の断面図の例である。
図2は、比較例としての通常の形状を有するレンズを備えた発光装置の垂直断面図である。
図3(a)、(b)は、窪みの平面パターンの他の例を示す。
図4(a)は、窪みが対称性の低い平面パターンを有する場合の発光装置の垂直断面図である。図4(b)、(c)は、切断線B-Bで切断された図4(a)に示される発光装置の断面図の例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(発光装置の構成)
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る発光装置1の垂直断面図である。図1(b)は、切断線A-Aで切断された図1(a)に示される発光装置1の断面図の例である。
(【0011】以降は省略されています)

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