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公開番号
2024118759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023025224
出願日
2023-02-21
発明の名称
車両用部品及びヒータモジュールの製造方法
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05B
3/20 20060101AFI20240826BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】表面を効率的に加熱することができる車両用部品及びヒータモジュールの製造方法を提供する。
【解決手段】車両用部品は、基材15と、基材15の裏面側に設けられるヒータモジュール16とを備えている。ヒータモジュール16は、通電によって発熱するヒータ線17を有している。ヒータ線17における基材15側の面である第1面20の表面積は、ヒータ線17における基材15側とは反対側の面である第2面21の表面積よりも大きくなっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、前記基材の表面側または裏面側に設けられるヒータモジュールとを備えた車両用部品であって、
前記ヒータモジュールは、通電によって発熱するヒータ線を有し、
前記ヒータモジュールが前記基材の表面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側とは反対側の面及び前記ヒータモジュールが前記基材の裏面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側の面は、第1面とされ、
前記ヒータモジュールが前記基材の表面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側の面及び前記ヒータモジュールが前記基材の裏面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側とは反対側の面は、第2面とされ、
前記第1面の表面積は、前記第2面の表面積よりも大きいことを特徴とする車両用部品。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記第2面に対する前記第1面の展開面積比Sdrは、10%以上であることを特徴とする請求項1に記載の車両用部品。
【請求項3】
前記第1面の算術平均粗さSaは、0.15μm以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用部品。
【請求項4】
基材を有した車両用部品に備えられ、前記基材の表面側または裏面側に設けられるとともに、通電によって発熱するヒータ線を有したヒータモジュールの製造方法であって、
前記ヒータモジュールが前記基材の表面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側とは反対側の面及び前記ヒータモジュールが前記基材の裏面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側の面は、第1面とされ、
前記ヒータモジュールが前記基材の表面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側の面及び前記ヒータモジュールが前記基材の裏面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側とは反対側の面は、第2面とされ、
レベリング性を持たないめっき液を用いて金属を析出させることによって前記第1面に凹凸を有した前記ヒータ線を形成するヒータ線形成工程を備えることを特徴とするヒータモジュールの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒータモジュールを有した車両用部品及びヒータモジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両用部品として、例えば、特許文献1に示す車載レーダ装置用レドームが知られている。こうした車両用部品は、表面側から順に、基材層、加飾層、及びヒータ層が積層された構成になっている。ヒータ層を構成するヒータエレメントは、例えばニクロム線などによって形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-43019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のような車両用部品において、ヒータエレメントを形成するニクロム線などは、通常、断面形状が円形である。このため、ヒータエレメントの通電時にヒータ層からは、ほぼ均等に熱が放出される。したがって、ヒータ層から放出される熱量は、車両用部品の表面側と裏面側とでほぼ同じになる。
【0005】
そして、上述のような車両用部品において、ヒータ層から放出される熱は、車両用部品の表面となる基材層の表面に付着した氷雪を解かすためのものである。このため、ヒータ層から車両用部品の裏面側へ放出される熱は無駄になる。したがって、車両用部品の表面を効率的に加熱する上では、改善の余地を残すものとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための車両用部品の各態様を記載する。
[態様1]基材と、前記基材の表面側または裏面側に設けられるヒータモジュールとを備えた車両用部品であって、前記ヒータモジュールは、通電によって発熱するヒータ線を有し、前記ヒータモジュールが前記基材の表面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側とは反対側の面及び前記ヒータモジュールが前記基材の裏面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側の面は、第1面とされ、前記ヒータモジュールが前記基材の表面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側の面及び前記ヒータモジュールが前記基材の裏面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側とは反対側の面は、第2面とされ、前記第1面の表面積は、前記第2面の表面積よりも大きいことを特徴とする車両用部品。
【0007】
上記構成によれば、ヒータ線における第1面の表面積は第2面の表面積よりも大きいので、ヒータ線が放出する熱量は第1面側の方が第2面側よりも多くなる。このため、車両用部品における表面側に対してヒータ線の熱を効率的に供給することができる。したがって、車両用部品の表面を効率的に加熱することができる。
【0008】
[態様2]前記第2面に対する前記第1面の展開面積比Sdrは、10%以上であることを特徴とする[態様1]に記載の車両用部品。
上記構成によれば、ヒータ線において第1面側から放出される熱量を第2面側から放出される熱量に比べてより多くすることができる。
【0009】
[態様3]前記第1面の算術平均粗さSaは、0.15μm以上であることを特徴とする[態様1]または[態様2]に記載の車両用部品。
上記構成によれば、ヒータ線において第1面側から放出される熱量を第2面側から放出される熱量に比べてより多くすることができる。
【0010】
[態様4]基材を有した車両用部品に備えられ、前記基材の表面側または裏面側に設けられるとともに、通電によって発熱するヒータ線を有したヒータモジュールの製造方法であって、前記ヒータモジュールが前記基材の表面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側とは反対側の面及び前記ヒータモジュールが前記基材の裏面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側の面は、第1面とされ、前記ヒータモジュールが前記基材の表面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側の面及び前記ヒータモジュールが前記基材の裏面側に設けられた場合の前記ヒータ線における前記基材側とは反対側の面は、第2面とされ、レベリング性を持たないめっき液を用いて金属を析出させることによって前記第1面に凹凸を有した前記ヒータ線を形成するヒータ線形成工程を備えることを特徴とするヒータモジュールの製造方法。
(【0011】以降は省略されています)
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