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公開番号2024122928
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2024027780
出願日2024-02-27
発明の名称植物賦活剤
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類A01N 25/00 20060101AFI20240902BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】生長促進および収量の増加を図ることのできる植物賦活剤を提供することを目的とする。
【解決手段】不飽和オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物、およびアミノ酸を含むことを特徴とする植物賦活剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
不飽和オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物、およびアミノ酸を含むことを特徴とする植物賦活剤。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記不飽和オキソ脂肪酸が、下記式(I):
HOOC-(R
1
)-CH=CH-C(=O)-R
2
(I)
[式(I)中、R
1
は、6個~12個の炭素原子を含む、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基を示す。R
2
は、1つまたはそれ以上の分岐および/または二重結合を含んでいてもよい、炭素数2~8のアルキル基を示す。]、
または、下記式(II):
HOOC-(R
3
)-C(=O)-CH=CH-R
4
(II)
[式(II)中、R
3
は、3個~10個の炭素原子を含む、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基を示す。R
4
は、1つまたはそれ以上の分岐および/または二重結合を含んでいてもよい、炭素数4~11の炭化水素基を示す。]
で表される請求項1記載の植物賦活剤。
【請求項3】
前記式(I)において、R
1
が、前記式(I)におけるカルボニル基のαおよびβ炭素の間の二重結合と共役二重結合を形成する二重結合を含み、および
前記式(II)において、R
4
が、前記式(II)におけるカルボニル基のαおよびβ炭素の間の二重結合と共役二重結合を形成する二重結合を含む請求項2記載の植物賦活剤。
【請求項4】
前記式(I)で表される不飽和オキソ脂肪酸および前記式(II)で表される不飽和オキソ脂肪酸が、ケトオクタデカジエン酸である請求項3記載の植物賦活剤。
【請求項5】
前記式(I)において、R
1
が、炭素数9の直鎖または分岐の炭化水素基であり、および、R
2
が、炭素数5のアルキル基であり、ならびに
前記式(II)において、R
3
が、炭素数7の直鎖または分岐の炭化水素基であり、および、R
4
が、炭素数7でCH
3
-CH
2
-CH
2
-CH
2
-CH
2
-CH=CH-の構造を有している請求項3記載の植物賦活剤。
【請求項6】
前記不飽和オキソ脂肪酸が、9-オキソ-10,12-オクタデカジエン酸、13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸、5-オキソ-6,8-オクタデカジエン酸、6-オキソ-9,12-オクタデカジエン酸、8-オキソ-9,12-オクタデカジエン酸、10-オキソ-8,12-オクタデカジエン酸、11-オキソ-9,12-オクタデカジエン酸、12-オキソ-9,13-オクタデカジエン酸および14-オキソ-9,12-オクタデカジエン酸からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1記載の植物賦活剤。
【請求項7】
前記式(I)で表される不飽和オキソ脂肪酸が、13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸であり、および、前記式(II)で表される不飽和オキソ脂肪酸が、9-オキソ-10,12-オクタデカジエン酸である請求項5記載の植物賦活剤。
【請求項8】
請求項1記載の植物賦活剤であって、前記水酸化脂肪酸が不飽和脂肪酸である。
【請求項9】
前記水酸化脂肪酸が、以下の式(III)および/または(IV):
HOOC-(R
5
)-CH(OH)-CH(OH)-CH=CH-CH(OH)-R
6
(III)
HOOC-(R
5
)-CH(OH)-CH=CH-CH(OH)-CH(OH)-R
6
(IV)
[式中、

5
は、4個~12個の炭素原子を有する直鎖または分岐の炭化水素基であって、1つまたはそれ以上の二重結合および/またはOH基を含んでいてもよく、二重結合を含んでいる場合、二重結合の位置は限定されない、

6
は、2個~8個の炭素原子を有する直鎖または分岐の炭化水素基であって、1つまたはそれ以上の二重結合および/またはOH基を含んでいてもよく、二重結合を含んでいる場合、二重結合の位置は限定されない。]で表される請求項1記載の植物賦活剤。
【請求項10】
前記水酸化脂肪酸が、

5
の炭化水素基が6個~8個の炭素原子を有し、

6
の炭化水素基が4個~6個の炭素原子を有する請求項9記載の植物賦活剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物賦活剤に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
穀物植物や園芸植物の供給効率を向上させること等を目的として、植物の生長を調整する技術が開発されてきた。温度条件や日照条件の最適化や施肥などの対策に加え、生長促進、休眠抑制、ストレス抑制等の植物生長調節作用を有する植物賦活剤を用いて植物を賦活させる方法が報告されている。
【0003】
特許文献1には、植物緑色細胞を含む植物中のタンパク質含量を向上させるための植物活力剤であって、タンパク質含有量向上度が3%以上である物質を植物活力剤として用いることが記載されている。植物活力剤として用いられる物質の一つとして、オキシアルキレン基を含む1価脂肪酸またはその誘導体が開示されている。
【0004】
特許文献2には、脂肪酸又はその誘導体等を用いて、植物用肥料の主成分である硝酸イオン、リン酸イオン及びカリウムイオンの各吸収向上度の少なくとも1つを10%以上に改善する植物活力剤が開示されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の植物活力剤のタンパク質含有量向上度は十分ではなく、また、特許文献2に記載の植物活力剤は、なお肥料成分の吸収効率を十分に改善できるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-58342号公報
特開2001-288011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
土壌汚染や人への健康被害、薬剤耐性菌の発生等の問題を引き起こすことなく、病害抵抗性を誘導する抵抗性誘導効果や生長促進効果などの植物を賦活させる効果に優れ、栽培植物の多収化を図ることのできる効率的な植物賦活剤が求められている。
【0008】
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたもので、植物に適宜散布または灌注することで、安全に、かつ、安定的および効果的に、生長促進効果を示すことができる植物賦活剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、不飽和オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物、およびアミノ酸を含むことを特徴とする植物賦活剤に関する。
【0010】
前記不飽和オキソ脂肪酸は、炭素数は4つ以上であることが望ましい。カルボニル基とオキソ脂肪酸中の二重結合が共役している方が安定して存在できるためである。
(【0011】以降は省略されています)

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