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公開番号
2024122315
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023029785
出願日
2023-02-28
発明の名称
印刷表示システム及び表示装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20240902BHJP(計算;計数)
要約
【課題】印刷枚数に係わる表示をユーザが分かり易い態様で表示する。
【解決手段】第1サーバ100A、第2サーバ100B、プリンタ200、及び端末装置300を備えた印刷システム1であって、端末装置300は、印刷量の進展を印刷可能枚数の減少と共に長さが減少する円形ゲージ342で表す減少表示モードか、若しくは、印刷量の進展を印刷枚数の増大と共に長さが増大する円形ゲージ344で表す増大表示モードか、を切り替えて、印刷サービス画面340A,340Bを表示する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
サーバと印刷装置と表示装置とを備えた印刷表示システムであって、
印刷量の進展を印刷指標量の減少と共に面積又は長さが減少する第1図像で表す減少表示モードか、若しくは、印刷量の進展を前記印刷指標量の増大と共に面積又は長さが増大する第2図像で表す増大表示モードか、を切り替えて、表示信号を前記表示装置に向けて出力可能に構成されている、表示切替部を有する、印刷表示システム。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記第1図像は、
前記減少表示モードにおいて前記印刷指標量の減少と共に反時計回りに面積又は長さが減少する略円環形状の図像であり、
前記第2図像は、
前記増大表示モードにおいて前記印刷指標量の増大と共に時計回りに面積又は長さが増大する略円環形状の図像である、
請求項1に記載の印刷表示システム。
【請求項3】
第1サービスと、前記第1サービスと印刷枚数に対する課金方式が異なる第2サービスと、を選択的に提供可能に構成されており、
前記表示切替部は、
前記第1サービスの提供から前記第2サービスの提供への移行時には、前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうちいずれか一方のモードによる前記表示信号の出力からいずれか他方のモードによる前記表示信号の出力へと切り替える
よう構成されている、請求項1記載の印刷表示システム。
【請求項4】
前記表示切替部は、さらに
前記第2サービスの提供から前記第1サービスの提供への移行時には、前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうちいずれか他方のモードによる前記表示信号の出力からいずれか一方のモードによる前記表示信号の出力へと切り替える、請求項3記載の印刷表示システム。
【請求項5】
第1サービスと、前記第1サービスと印刷枚数に対する課金方式が異なる第2サービスと、を選択的に提供可能に構成されており、
前記表示切替部は、
前記第1サービスへの加入時には前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうちいずれか一方のモードによる前記表示信号の出力をし、
前記第2サービスへの加入時には前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうちいずれか他方のモードによる前記表示信号の出力をし、
前記第1サービスの提供から前記第2サービスの提供への移行時には、前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうちいずれか一方のモードによる前記表示信号の出力を維持する
よう構成されている、請求項1記載の印刷表示システム。
【請求項6】
前記表示切替部は、さらに
前記第2サービスの提供から前記第1サービスの提供への移行時においては、前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうちいずれか他方のモードによる前記表示信号の出力を維持する
よう構成されている、請求項5記載の印刷表示システム。
【請求項7】
第1サービスと、前記第1サービスと印刷枚数に対する課金方式が異なる第2サービスと、を選択的に提供可能に構成されており、
前記表示切替部は、
前記第1サービスへの加入時には前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうちいずれか一方のモードによる前記表示信号の出力をし、
前記第2サービスへの加入時には前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうちいずれか他方のモードによる前記表示信号の出力をし、
前記第2サービスの提供から前記第1サービスの提供への移行時においては、前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうちいずれか他方のモードによる前記表示信号の出力を維持する
よう構成されている、請求項1記載の印刷表示システム。
【請求項8】
前記第1サービスは、シート上に画像を印刷するときの上限となる第1許容印刷量を、ユーザの購入要求に基づき購入される購入印刷権限が保証する第1保証印刷量に応じて増加可能なサービスであり、
前記第2サービスは、シート上に画像を印刷するときの上限となる第2許容印刷量を、ユーザの定額負担契約に基づき所定期間付与される定額印刷権限が保証する第2保証印刷量に応じて設定可能なサービスであり、
前記減少表示モード及び前記増大表示モードのうち前記いずれか一方のモードとは前記減少表示モードであり、前記いずれか他方のモードとは前記増大表示モードである、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の印刷表示システム。
【請求項9】
前記第2サービスの提供時において、1つの前記所定期間における実印刷量が前記第2保証印刷量に達しなかった場合には、前記1つの所定期間に後続する次の所定期間において前記第2保証印刷量から前記実印刷量を差し引いた残余量を有効期限付きの繰り越し量として前記第2許容印刷量に加算するよう構成されており、
前記表示切替部は、
前記印刷指標量のうち前記繰り越し量に対応する第1表示領域を、前記印刷指標量のうち前記繰り越し量に対応しない第2表示領域とは区別した態様で表示する前記表示信号を出力する
よう構成されている、請求項8記載の印刷表示システム。
【請求項10】
前記第2サービスの提供時において、1つの前記所定期間における実印刷量が前記第2保証印刷量に基づく前記第2許容印刷量を超えた場合には、前記ユーザの前記定額負担とは別の超過料金負担により前記第2許容印刷量を超える印刷が可能に構成されており、
前記表示切替部は、
前記印刷指標量のうち前記超過料金負担分に対応する第3表示領域を、前記印刷指標量のうち第1表示領域及び前記第2表示領域とは区別した態様で表示する前記表示信号を出力する
よう構成されている、請求項9記載の印刷表示システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバと印刷装置と表示装置とを備えた印刷表示システム、及び、表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、印刷装置を使用するユーザが、サービス提供者に対して印刷内容に応じた課金料金を支払う印刷サービスが知られている。例えば特許文献1には、ユーザが選択した料金プランに基づいて、プリンタにおける消耗品であるインクを配送する配送サービスを提供する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-082178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術の配送サービスは、一定期間における配送サービスの利用に対して配送サービスの利用者が利用料金を支払う方式のサービスであり、いわゆるサブスクリプション方式の印刷サービスである。このサブスクリプション方式の印刷サービスでは、ユーザは当該一定期間において所定の印刷枚数に達するまでは無償で印刷を行うことができる。
【0005】
一方、ユーザが有償で印刷権限を購入し、その購入した印刷権限が保証する印刷枚数を上限として印刷を行えるようにした、いわゆるプリペイド方式の印刷サービスも知られている。このプリペイド方式の印刷サービスでは、ユーザは購入した印刷権限が保証する印刷可能枚数が0に達するまで印刷を行うことができる。
【0006】
ユーザの印刷環境の多様化に応じて、上記のサブスクリプション方式及びプリペイド方式を含む複数の印刷サービス間において、ユーザが利用する印刷サービスを切り替えるニーズが生じると思われる。その場合に、印刷枚数について各印刷サービス独自の表示をしていたのでは、印刷サービスの切り替えに応じて切り替え後の表示の内容がユーザにとって分かりにくいものとなる可能性がある。また、印刷サービスを切り替えない場合においても、ユーザによって印刷枚数のとらえ方が異なる場合も考えられ、印刷枚数に係わる表示をユーザが所望する表示態様で表示したいというニーズも存在する。
【0007】
本発明の目的は、印刷枚数に係わる表示をユーザが分かり易い態様で表示することができる印刷表示システム及び表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本願発明は、サーバと印刷装置と表示装置とを備えた印刷表示システムであって、印刷量の進展を印刷指標量の減少と共に面積又は長さが減少する第1図像で表す減少表示モードか、若しくは、印刷量の進展を前記印刷指標量の増大と共に面積又は長さが増大する第2図像で表す増大表示モードか、を切り替えて、表示信号を前記表示装置に向けて出力可能に構成されている、表示切替部を有する。
【0009】
本願発明の印刷表示システムは、サーバと印刷装置と表示装置とを備え、表示切替部を有する。表示切替部は、印刷量の進展を印刷指標量の減少と共に面積又は長さが減少する第1図像で表す減少表示モードか、若しくは、印刷量の進展を印刷指標量の増大と共に面積又は長さが増大する第2図像で表す増大表示モードか、を切り替えて、表示信号を表示装置に向けて出力する。
本願発明によれば、印刷枚数に係わる表示をユーザが所望する表示態様で表示することができるので、ユーザが分かり易い態様で表示することができる。
【0010】
また、上記目的を達成するために、本願発明は、第1サービスと、前記第1サービスと印刷枚数に対する課金方式が異なる第2サービスと、を選択的に用いて印刷を実行可能に構成された印刷装置と通信可能な表示装置であって、前記第1サービスの提供から前記第2サービスの提供へとサービス提供の移行が行われる場合には、印刷量の進展を印刷指標量の減少と共に面積又は長さが減少する第1図像で表す減少表示モード、及び、印刷量の進展を前記印刷指標量の増大と共に面積又は長さが増大する第2図像で表す増大表示モード、のうちいずれか一方のモードによる表示から、いずれか他方のモードによる表示へと切り替えるよう構成されている表示切替部を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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