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公開番号2024121469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028600
出願日2023-02-27
発明の名称木材保護塗料
出願人三商株式会社,清水建設株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20240830BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】木材の表面におけるカビ及び変色の発生を抑制できるとともに、塗膜の透明性が高い木材保護塗料を提供すること。
【解決手段】木材保護塗料は、下塗り塗料と、上塗り塗料とを含む。前記下塗り塗料は防カビ剤を含む。前記上塗り塗料における防カビ剤の含有量は、前記上塗り塗料の塗膜形成成分100質量部に対し0.5質量部以下である。前記下塗り塗料における着色顔料の含有量は、前記下塗り塗料の塗膜形成成分100質量部に対し1質量部以下である。前記上塗り塗料における着色顔料の含有量は、前記上塗り塗料の塗膜形成成分100質量部に対し1質量部以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下塗り塗料と、上塗り塗料とを含み、
前記下塗り塗料は防カビ剤を含み、
前記上塗り塗料における防カビ剤の含有量は、前記上塗り塗料の塗膜形成成分100質量部に対し0.5質量部以下であり、
前記下塗り塗料における着色顔料の含有量は、前記下塗り塗料の塗膜形成成分100質量部に対し1質量部以下であり、
前記上塗り塗料における着色顔料の含有量は、前記上塗り塗料の塗膜形成成分100質量部に対し1質量部以下である、
木材保護塗料。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
請求項1に記載の木材保護塗料であって、
前記上塗り塗料における防カビ剤の含有量は、前記下塗り塗料における防カビ剤の含有量より少ない、
木材保護塗料。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の木材保護塗料であって、
前記下塗り塗料及び前記上塗り塗料のうちの少なくとも一方は、紫外線吸収剤及び光安定化剤のうちの少なくとも一方を含む、
木材保護塗料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は木材保護塗料に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
木材を保護するために木材保護塗料が用いられる。特許文献1に木材保護塗料が開示されている。特許文献1に開示の木材保護塗料は、経時的に生じる変色を抑制することを課題とする。特許文献1に開示の木材保護塗料は、その課題を解決するために、防カビ剤と、顔料とを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-145909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の木材保護塗料は顔料を含む。そのため、この木材保護塗料を塗布して形成した塗膜は、透明性が低かった。
本開示の1つの局面では、木材の表面におけるカビ及び変色の発生を抑制できるとともに、塗膜の透明性が高い木材保護塗料を提供することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の1つの局面は、下塗り塗料と、上塗り塗料とを含む木材保護塗料である。前記下塗り塗料は防カビ剤を含む。前記上塗り塗料における防カビ剤の含有量は、前記上塗り塗料の塗膜形成成分100質量部に対し0.5質量部以下である。前記下塗り塗料における着色顔料の含有量は、前記下塗り塗料の塗膜形成成分100質量部に対し1質量部以下である。前記上塗り塗料における着色顔料の含有量は、前記上塗り塗料の塗膜形成成分100質量部に対し1質量部以下である。
【0006】
本開示の1つの局面である木材保護塗料は、木材の表面におけるカビ及び変色の発生を抑制できるとともに、塗膜の透明性が高い。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示の例示的な実施形態について説明する。
1.木材保護塗料の構成
木材保護塗料は、下塗り塗料と、上塗り塗料とを含む。下塗り塗料は、木材に対し、上塗り塗料よりも先に塗布される。上塗り塗料は、木材に対し、下塗り塗料よりも後に塗布される。木材保護塗料を使用した場合、下塗り塗料を塗布して形成した塗膜(以下では下塗り塗膜とする)よりも上層に、上塗り塗料を塗布して形成した塗膜(以下では上塗り塗膜とする)が存在する。上層とは、木材の表面から離れた方向にある層である。例えば、下塗り塗膜と、上塗り塗膜とは積層される。
【0008】
(1)下塗り塗料
(1-1)下塗り塗料の形態
下塗り塗料は、1つの液から成る形態(以下では1液形態とする)であってもよいし、A液とB液との2液から成る形態(以下では2液形態とする)であってもよい。A液とB液とは、保管時や運搬時には分離されている。A液とB液とは、使用前に混合される。例えば、100質量部のA液と、20質量部以上100質量部以下のB液とを混合することができる。また、例えば、100質量部のA液と、50質量部のB液とを混合することができる。
【0009】
(1-2)塗膜形成成分
下塗り塗料は、例えば、塗膜形成成分を含む。下塗り塗料の形態が2液形態である場合、例えば、A液及びB液の少なくとも一方が塗膜形成成分を含む。塗膜形成成分は下塗り塗膜の主成分となる成分である。
【0010】
塗膜形成成分として、例えば、合成樹脂等が挙げられる。合成樹脂として、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂等が挙げられる。塗膜形成成分は、1種類であってもよいし、2種類以上の組み合わせであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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