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公開番号2024121309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028340
出願日2023-02-27
発明の名称コネクタ及びコネクタ接続構造
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/6592 20110101AFI20240830BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線の被覆層に埋設されたシールドあるいは電線に外装されたシールドのいずれに対しても電気的接続を可能とし、かかるシールドからグランド回路が延設されたコネクタを提供する。
【解決手段】ハーネス側コネクタ2において、シールドカバー20は、電線10を保持する電線保持部212と、メス型端子24を収容する端子収容部221(被嵌合部222と嵌合部211も含む)とを有し、電線保持部212には、電線保持部212の内側面及び外側面の両方にシールド13に対して電気的に接続されるシールド接続部133,143,134,144が設けられ、端子収容部221,222,211には、シールド接続部133,143,134,144に対して電気的に接続されて電気機器側コネクタ3における取付台座33(グランド箇所G)に接続するグランド接続部200が設けられている。
【選択図】図10

特許請求の範囲【請求項1】
電線と、
前記電線に接続された端子と、
前記電線を保持するとともに前記端子を収容する筐体と、
前記電線への電磁波ノイズを遮蔽するシールドとを備え、
前記筐体は、前記電線を保持する電線保持部と、前記端子を収容する端子収容部とを有し、
前記電線保持部には、当該電線保持部の内側面及び外側面のうちの少なくとも内側面に前記シールドに対して電気的に接続されるシールド接続部が設けられ、
前記端子収容部には、前記シールド接続部に対して電気的に接続されて相手方コネクタにおけるグランド箇所に接続するグランド接続部が設けられた
コネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記電線保持部は、前記電線の長手方向に沿って延設されたベース部と、当該ベース部とともに前記電線を把持するカバー部とを有し、
前記シールド接続部は、前記ベース部と前記カバー部の少なくとも一方の内側面における、前記端子収容部から離間した末端部分に配置された
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記シールド接続部には、前記シールドに向かって突出する突出部が設けられた
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記電線の被覆層を拘束する被覆層拘束部が設けられ、
前記被覆層拘束部は、前記ベース部と前記カバー部の少なくとも一方の内側面における、前記端子収容部と前記シールド接続部との間に配置された
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記被覆層拘束部には、前記被覆層に向かって突出する突出部が設けられた
請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記ベース部に対して前記カバー部を固定するボルトが設けられた
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記電線は、芯線と、当該芯線を覆う内側の被覆層と、当該被覆層を覆う前記シールドと、当該シールドを覆う外側の被覆層とを有し、
前記被覆層拘束部が内側の前記被覆層を拘束するとともに前記シールド接続部が前記シールドに当接する
請求項4に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記電線は、芯線と、当該芯線を覆う被覆層とを有し、
前記シールドは、一本以上の前記電線に外装された状態で、当該シールドの末端部分が前記ベース部と前記カバー部の内側面に沿って内設され、
前記被覆層拘束部が前記被覆層を拘束するとともに前記シールド接続部が前記シールドに当接する
請求項4に記載のコネクタ。
【請求項9】
複数本の前記電線を備え、
前記電線と前記電線の間において、前記ベース部の内側面と前記カバー部の内側面とが所定の間隔を隔てて対向する
請求項8に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記筐体に導電性を有するシールドカバーを含み、
前記シールド接続部と前記グランド接続部とが前記シールドカバーを介して電気的に接続された
請求項1に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、電線のシールドからグランド回路が延設されたコネクタ及びコネクタ接続構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤーハーネスとモータ等の電気機器は、それぞれに装着されたコネクタを介して互いに接続される。このようなコネクタは、ワイヤーハーネスを構成する電線に接続された端子を収容している。そして、かかるコネクタと相手側コネクタとが接続すると、互いの端子同士が連結して電気的に接続されることとなる。
【0003】
ところで、特許文献1に示すコネクタは、電線の被覆層に埋設されたシールドから筐体の端面までグランド回路が延設されており、かかるコネクタと相手側コネクタとが接続すると、相手側コネクタにおけるグランド箇所に電気的に接続される。しかし、電線の被覆層から露出されたシールドに導電性のスリーブを嵌め合わせ、かかるスリーブに導電性の筐体を接触させる構造であることから、電線に外装された状態のシールドに対しては電気的に接続することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-111593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、電線の被覆層に埋設されたシールドあるいは電線に外装されたシールドのいずれに対しても電気的接続を可能とし、かかるシールドからグランド回路が延設されたコネクタを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、電線と、前記電線に接続された端子と、前記電線を保持するとともに前記端子を収容する筐体と、前記電線への電磁波ノイズを遮蔽するシールドとを備え、前記筐体は、前記電線を保持する電線保持部と、前記端子を収容する端子収容部とを有し、前記電線保持部には、当該電線保持部の内側面及び外側面のうちの少なくとも内側面に前記シールドに対して電気的に接続されるシールド接続部が設けられ、前記端子収容部には、前記シールド接続部に対して電気的に接続されて相手方コネクタにおけるグランド箇所に接続するグランド接続部が設けられたコネクタである。
【0007】
この発明により、電線の被覆層に埋設されたシールドあるいは電線に外装されたシールドのいずれに対しても電気的接続を可能とできる。
詳述すると、筐体は、電線を保持する電線保持部と、端子を収容する端子収容部とを有している。そして、電線保持部には、電線保持部の内側面及び外側面のうちの少なくとも内側面にシールドに対して電気的に接続されるシールド接続部が設けられ、端子収容部には、シールド接続部に対して電気的に接続されて相手方コネクタにおけるグランド箇所に接続するグランド接続部が設けられている。このような構成により、電線の被覆層にシールドが埋設されている場合は、かかるシールドに対してシールド接続部を電気的に接続することができる。また、電線の被覆層にシールドが埋設されておらず、シールドが外装されている場合は、シールドの末端部分を電線保持部の内側面に沿うように引き入れて内設することで、かかる末端部分に対してシールド接続部を電気的に接続することができる。他方で、電線保持部の外側面にもシールド接続部が設けられた構成にあっては、シールドの末端部分を電線保持部の外側面に沿うように引き出して外設することで、かかる末端部分に対してシールド接続部を電気的に接続することができる。このように、電線の被覆層に埋設されたシールドあるいは電線に外装されたシールドのいずれに対しても電気的接続を可能とできる。
【0008】
この発明の態様として、前記電線保持部は、前記電線の長手方向に沿って延設されたベース部と、当該ベース部とともに前記電線を把持するカバー部とを有し、前記シールド接続部は、前記ベース部と前記カバー部の少なくとも一方の内側面における、前記端子収容部から離間した末端部分に配置されてもよい。
【0009】
この発明により、ベース部とカバー部とで電線を把持することができる。そして、電線の被覆層にシールドが埋設されている場合は、かかるシールドに対してシールド接続部を電気的に接続することができる。また、電線の被覆層にシールドが埋設されておらず、シールドが外装されている場合は、シールドの末端部分を電線保持部の内側面に沿うように引き入れて内設することで、かかる末端部分に対してシールド接続部を電気的に接続することができる。したがって、電線及びシールドがいずれの態様であったとしても、シールドとシールド接続部との容易かつ確実な電気的接続を実現することが可能となる。また、電線が振れたり引っ張られたりしても、シールドとシールド接続部との電気的接続が不安定にならず、さらには電線と端子の接続部分に大きな負荷が作用することも防止できる。
【0010】
またこの発明の態様として、前記シールド接続部には、前記シールドに向かって突出する突出部が設けられてもよい。
この発明により、ベース部とカバー部とで電線を把持した状態において、金属線や金属箔にて形成されたシールドに突出部が食い込むこととなる。したがって、シールドとシールド接続部との容易かつより確実な電気的接続を実現することが可能となる。また、電線が振れたり引っ張られたりしても、シールドとシールド接続部との電気的接続が不安定にならず、さらには電線と端子の接続部分に大きな負荷が作用することも防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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