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公開番号
2024121005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2024107647,2022100757
出願日
2024-07-03,2015-06-17
発明の名称
画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06T
1/00 20060101AFI20240829BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 好適に個人情報を保護した画像を生成することのできる画像処理システム、画像処理方法及びプログラム記憶媒体を提供する。
【解決手段】 画像処理システムは、例えば、撮影装置から映像を構成する複数の画像フレームの入力を受ける画像入力部110と、複数の画像フレームの中の処理対象の画像フレームに含まれる特徴点を検出するエッジ検出部150と、特徴点として検出された領域の処理対象の画像フレームが、複数の画像フレームの少なくとも一部から生成される背景画像に重畳された出力画像を出力する出力部180とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
画像フレームに映る人物の部位を検出する手段と、
前記部位から複数の特徴点を検出する手段と、
検出された前記複数の特徴点の位置に、前記特徴点に関する情報を背景画像に重畳させた画像である出力画像を出力する手段と、
を含み、
前記特徴点に関する情報の表示態様は、少なくとも2種類のうちのいずれかであり、
前記部位は、前記人物の頭部と手を含む、
画像処理システム。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記出力画像を出力する手段は、前記出力画像を逐次出力する、
請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記特徴点はエッジである、
請求項1又は2に記載の画像処理システム。
【請求項4】
前記特徴点は、前記画像フレームに映る移動体の輪郭線である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記移動体は、人物である、
請求項4に記載の画像処理システム。
【請求項6】
前記人物の行動解析を行う手段をさらに備える、
請求項5に記載の画像処理システム。
【請求項7】
画像フレームに映る人物の部位を検出し、
前記部位から複数の特徴点を検出し、
検出された前記複数の特徴点の位置に、前記特徴点に関する情報を背景画像に重畳させた画像である出力画像を出力し、
前記特徴点に関する情報の表示態様は、少なくとも2種類のうちのいずれかであり、
前記部位は、前記人物の頭部と手を含む、
画像処理方法。
【請求項8】
画像フレームに映る人物の部位を検出する処理と、
前記部位から複数の特徴点を検出する処理と、
検出された前記複数の特徴点の位置に、前記特徴点に関する情報を背景画像に重畳させた画像である出力画像を出力する処理と、をコンピュータに実行させ、
前記特徴点に関する情報の表示態様は、少なくとも2種類のうちのいずれかであり、
前記部位は、前記人物の頭部と手を含む、
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明に係るいくつかの態様は、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム記憶媒体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
監視カメラ等の撮影装置で撮影した映像は、防犯や犯罪捜査などに非常に有用であるだけでなく、顧客の動線分析等によるマーケティング分野での活用など、種々の用途に用いることができる。しかしながら、映像を使用する際には、映っている人物を抽象化することによって、個人情報や肖像権の保護を行うことが望ましい。
【0003】
一方で、マーケティング等の目的のため、映像に映る人物の行動を分析するためには、人物がどのような動きを行っているか、背景物とどのようなやり取りを行っているか、といったことも理解できることが望ましい。
【0004】
これらの両方のニーズに答えるためには、映像に映る人物が誰かは同定できないようにする一方で、人物の具体的な動きがわかり、かつ背景に何があるかも同時に見えるようにすることが求められる。
【0005】
このような要求の少なくとも一部に応えるべく、特許文献1は、顔を検出してその部分にモザイク処理を施す技術を開示している。また、特許文献2は、背景との差分がある箇所にモザイク処理を施したり黒く塗りつぶしたりする技術を開示している。特許文献3は、個人情報保護の手段としてぼかし処理の技術を開示している。特許文献4は、ユーザの前景画像に対する権限に応じて、画像中の前景画像を背景画像に合成、又は、マスク処理等を行う技術を開示している。特許文献5は、画像から人物領域を特定して、人物領域を他の画像に変更する技術を開示している。更に、非特許文献1は、シースルーによる表現や輪郭を特定色で表現するなどの技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4036051号公報
特開2000-000216号公報
特許第4701356号公報
特開2009-225398号公報
特開2013-186838号公報
【非特許文献】
【0007】
馬場口登, 「プライバシーを考慮した映像サーベイランス」, 情報処理, 特集, Vol.48, No.1, pp.30-36, January, 2007
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の手法のように顔の部分にモザイク処理を施すだけでは、顔以外の服や持ち物などの情報が残るため、完全な個人情報の保護を図ることはできない。特許文献2、特許文献3は、人物全体にモザイク、ぼかし、塗りつぶし等を施す技術を開示しているが、人物領域内、あるいは人物周辺の情報が大きく削減されてしまうため、物を手に取る等の人物の行動に関する情報の多くが失われてしまう。非特許文献1の手法のようにシースルーによる表現では個人が容易に特定される。また、輪郭で表現する手法では、人物を高精度に抽出する必要があるが、人物の輪郭を正確に抽出するのは技術的に難しい。
【0009】
本発明のいくつかの態様は前述の課題に鑑みてなされたものであり、好適に個人情報を保護した画像を生成することのできる画像処理システム、画像処理方法及びプログラム記憶媒体を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一態様に係る画像処理システムは、画像フレームに映る人物の部位を検出する手段と、前記部位から複数の特徴点を検出する手段と、検出された前記複数の特徴点の位置に、前記特徴点に関する情報を背景画像に重畳させた画像である出力画像を出力する手段と、を含み、前記特徴点に関する情報の表示態様は、少なくとも2種類のうちのいずれかであり、前記部位は、前記人物の頭部と手を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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