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公開番号2024120998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2024107540,2023564185
出願日2024-07-03,2023-08-31
発明の名称培養容器、培養容器の製造方法、及びスフェロイドの培養方法
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類C12M 1/00 20060101AFI20240829BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】培養機能が高い培養容器を提供する。
【解決手段】培養容器は、細胞を培養する複数の収容部を有する培養容器であって、複数の貫通孔を有する基材と、基材の下面に貼着された平面部と、貫通孔の下方に配置され、貫通孔を閉塞して収容部を形成する複数の凹部と、を有するガス透過シートと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
細胞を培養する複数の収容部を有する培養容器であって、
複数の貫通孔及び平面状の下面を有する基材と、
平面状の上面及び下面を有し、前記上面が前記基材の下面に貼着された平面部と、前記貫通孔の下方に配置され、前記貫通孔を閉塞して前記収容部を形成する複数の凹部と、を有するガス透過シートと、を備え、
前記凹部の厚さは、前記平面部の厚さより薄く、
前記凹部における底部の厚さは、前記凹部における前記底部の周辺部の厚さよりも薄い、
培養容器。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記凹部の厚さは、前記底部に向かうほど薄くなる、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項3】
底部の最大厚さT
1max
と、前記平面部の平均厚さT

とは、0.5T

≦T
1max
≦0.9T

の関係を満たす、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項4】
前記凹部の上下方向における中央部の厚さT
1mid
と、前記平面部の平均厚さT

とは、0.65T

≦T
1mid
≦0.98T

の関係を満たす、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項5】
前記ガス透過シートの酸素透過係数は、200~60000cm

×mm/(m

×24hr×atm)である、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項6】
前記基材と前記ガス透過シートとは、互いに異なる熱可塑性樹脂により構成される、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項7】
前記基材を構成する熱可塑性樹脂のガラス転移点が、ガス透過シートを構成する熱可塑性樹脂のガラス転移点よりも40℃以上高い、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項8】
前記ガス透過シートは、4-メチル-1-ペンテンに由来する構成単位を有する重合体を含む、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項9】
前記凹部の底面は、曲率半径R1が0.5mm≦R1≦2mmを満たす曲面部を含む、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項10】
前記基材は、下部に、前記凹部の最深部が載置面に当接しない高さの下部周壁部を有する、
請求項1に記載の培養容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、培養容器、培養容器の製造方法、及びスフェロイドの培養方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されたように、細胞を培養する収容部を有する培養容器を用いた細胞の培養が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-149254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、培養機能が高い培養容器が求められている。
【0005】
本発明の目的は、培養機能が高い培養容器、培養容器の製造方法、及びスフェロイドの培養方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る培養容器の一態様は、
細胞を培養する複数の収容部を有する培養容器であって、
複数の貫通孔及び平面状の下面を有する基材と、
平面状の上面及び下面を有し、上面が基材の下面に貼着された平面部と、貫通孔の下方に配置され、貫通孔を閉塞して収容部を形成する複数の凹部と、を有するガス透過シートと、を備え
凹部の厚さは、平面部の厚さより薄く、
凹部における底部の厚さは、凹部における底部の周辺部の厚さよりも薄い。
【0007】
本発明に係る培養容器の製造方法の一態様は、
複数の貫通孔を有する基材を提供する工程と、
平面シートを変形させ、貫通孔に対応する位置に複数の凹部を形成してガス透過シートを得る工程と、
複数の貫通孔の位置に複数の凹部を配置した状態で、基材にガス透過シートを貼着する工程と、を含む。
【0008】
本発明に係るスフェロイドの培養方法は、上述の培養容器を用いて実施される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、培養機能が高い培養容器、培養容器の製造方法、及びスフェロイドの培養方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る培養容器の斜視図である。
図2は、培養容器の一部の断面図である。
図3Aは、ガス透過シートの変形例を示す断面模式図である。
図3Bは、ガス透過シートの変形例を示す断面模式図である。
図3Cは、ガス透過シートの変形例を示す断面模式図である。
図3Dは、ガス透過シートの変形例を示す断面模式図である。
図3Eは、ガス透過シートの変形例を示す断面模式図である。
図3Fは、ガス透過シートの変形例を示す断面模式図である。
図3Gは、ガス透過シートの変形例を示す断面模式図である。
図4は、培養容器の製造工程を示すフローチャートである。
図5は、培養容器の製造方法で使用するシート素材の模式斜視図である。
図6は、培養容器の製造方法において製造される中間生成部材の模式斜視図である。
図7は、培養容器の製造方法において使用する治具の模式斜視図である。
図8は、中間生成部材に治具を組み付けた状態を示す断面模式図である。
図9は、培養容器の製造工程を説明するための模式図である。
図10は、培養容器の製造工程を説明するための模式図である。
図11は、培養容器の製造工程を説明するための模式図である。
図12は、製造装置の変形例を示す模式図である。
図13は、製造装置の変形例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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