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公開番号2024120966
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2024106580,2020085480
出願日2024-07-02,2020-05-14
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 17/04 20060101AFI20240829BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】交流損失の発生を防止することが可能であり、さらに良好なインダクタンス特性を有するコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置10は、第1外脚部22a,22aを有する第1コア20aと、第1外脚部22a,22aとの間にギャップG1,G2を形成しつつ配置される第2コア20bと、第1コア20aと第2コア20bとの間に少なくとも一部が配置される導体30と、を有し、導体30には、ギャップG1,G2に対応する位置で、外側切り欠き部36,37が形成されている。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1脚部を有する第1コア部と、
複数の前記第1脚部との間に複数のギャップを形成しつつ配置される第2コア部と、
前記第1コア部と前記第2コア部との間に少なくとも一部が配置される導体と、を有し、
前記導体には、すべての前記ギャップに対応する位置で、複数の切り欠き部が形成されているコイル装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
複数の前記切り欠き部は、前記導体の内周面に形成された内側切り欠き部と、前記導体の外周面に形成された外側切り欠き部とを有する請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記内側切り欠き部の深さは、前記外側切り欠き部の深さと等しい請求項2に記載のコイル装置。
【請求項4】
第1脚部を有する第1コア部と、
前記第1脚部との間にギャップを形成しつつ配置される第2コア部と、
前記第1コア部と前記第2コア部との間に少なくとも一部が配置される導体と、を有し、
前記導体には、前記ギャップに対応する位置で、切り欠き部が形成されており、
前記第2コア部は、平板形状からなり、
前記切り欠き部は、前記第1脚部と当該第2コア部との間に形成される前記ギャップに対応する位置で、前記導体に形成されており、
前記導体は、第1主面と、前記第1主面と対向する第2主面と、前記第1主面および前記第2主面とを接続する側面とを有し、
前記切り欠き部は、前記第1主面と前記側面との間に位置する稜線部を切り欠いているコイル装置。
【請求項5】
前記切り欠き部は、前記稜線部を面取りした面取部からなる請求項4に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記切り欠き部は、前記導体に隣接する前記第1脚部の縁に沿って、前記導体に形成されている請求項1~5のいずれかに記載のコイル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばインダクタ等として用いられるコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インダクタ等として用いられるコイル装置として、例えば特許文献1に記載のコイル装置が知られている。特許文献1に記載のコイル装置は、第1のコア部材と、第1のコア部材に対してギャップを挟んで配置されるコア本体と、ギャップに面するようにコア本体に取り付けられる導体とを有する。特許文献1に記載のコイル装置では、導体の取付位置において、コア本体の形状を変えることにより、導体をギャップから離間した位置に配置させている。これにより、ギャップで発生する漏れ磁束が導体の表面に当たり難くなるため、導体の表面に渦電流が発生し難くなり、渦電流に起因する交流損失の発生を防止することが可能となっている。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載のコイル装置では、コア本体の形状を変えることにより、コア本体の体積が減少し、インダクタンス特性が低下するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-129253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、交流損失の発生を防止することが可能であり、さらに良好なインダクタンス特性を有するコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
第1脚部を有する第1コア部と、
前記第1脚部との間にギャップを形成しつつ配置される第2コア部と、
前記第1コア部と前記第2コア部との間に少なくとも一部が配置される導体と、を有し、
前記導体には、前記ギャップに対応する位置で、切り欠き部が形成されている。
【0007】
本発明に係るコイル装置では、導体にギャップに対応する位置で切り欠き部が形成されている。そのため、ギャップに対応する位置では、導体の表面が切り欠き部の深さに応じた距離だけギャップから離間した位置に配置されることになり、ギャップで発生する漏れ磁束が導体の表面に当たり難くなる。したがって、導体の表面に渦電流が発生し難くなり、渦電流に起因する交流損失の発生を防止することができる。
【0008】
また、本発明に係るコイル装置では、導体にギャップに対応する位置で切り欠き部が形成されているため、従来技術とは異なり、導体の表面にギャップで発生する漏れ磁束が当たることを防止するために、第1コア部あるいは第2コア部の形状を変えなくてもよい。そのため、第1コア部あるいは第2コア部の体積を十分に確保することが可能であり、良好なインダクタンス特性を有するコイル装置を実現することができる。
【0009】
好ましくは、前記切り欠き部は、前記導体に隣接する前記第1脚部の縁に沿って、前記導体に形成されている。このような構成とすることにより、第1脚部の縁に沿って延在するギャップの各部において、ギャップで発生する漏れ磁束が導体の表面に当たり難くなり、導体の表面に渦電流が発生することを効果的に防止することができる。
【0010】
好ましくは、前記切り欠き部の深さは、前記ギャップの幅よりも大きい。このような構成とすることにより、ギャップに対応する位置では、導体の表面をギャップから十分に離間した位置に配置することが可能となる。したがって、ギャップで発生する漏れ磁束が導体の表面に当たり難くなり、導体の表面に渦電流が発生することを効果的に防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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