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公開番号2024120764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027797
出願日2023-02-24
発明の名称自動車用パワーシート
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20240829BHJP(車両一般)
要約【課題】コックピットロック時とは体格の異なるユーザーがコックピットアンロックして乗車する場合でも、少なくともそのユーザーが乗車可能になる乗車時シート位置までの待ち時間を低減させられる自動車用パワーシートを得る。
【解決手段】コックピットロック時に乗車不可にする盗難防止シート位置まで移動し、コックピットアンロック時に乗車可能になる乗車時シート位置まで移動した後、運転可能になる運転時シート位置まで移動するシートクッション14と、ユーザー毎に異なる乗車時シート位置及び運転時シート位置を登録できる記憶部30を有し、シートクッション14の移動を制御する制御装置20と、を備えた自動車用パワーシート10であって、盗難防止シート位置から乗車時シート位置までのシートクッション14の移動距離が、盗難防止シート位置から運転時シート位置までのシートクッション14の移動距離よりも短くされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
降車したユーザーによるコックピットロック時に、自動車への乗車を不可にする盗難防止シート位置まで移動し、乗車するユーザーによるコックピットアンロック時に、前記乗車するユーザーが自動車に乗車可能になる乗車時シート位置まで移動した後、前記乗車するユーザーが自動車を運転可能になる運転時シート位置まで移動するシートクッションと、
前記コックピットロック時に最前傾位置まで回動し、前記コックピットアンロック時に所定の後傾位置まで回動するシートバックと、
ユーザー毎に異なる前記乗車時シート位置及び前記運転時シート位置を登録できる記憶部を有するとともに、前記シートクッションの移動及び前記シートバックの回動を制御する制御装置と、
を備え、
前記盗難防止シート位置から前記乗車時シート位置までの前記シートクッションの移動距離が、前記盗難防止シート位置から前記運転時シート位置までの前記シートクッションの移動距離よりも短くされている自動車用パワーシート。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記制御装置は、シートベルトの装着を検知することによって、前記シートクッションを前記乗車時シート位置から前記運転時シート位置へ移動させる請求項1に記載の自動車用パワーシート。
【請求項3】
前記制御装置は、登録された前記運転時シート位置に応じて前記乗車時シート位置を自動的に設定する請求項1又は請求項2に記載の自動車用パワーシート。
【請求項4】
前記シートバックは、前記コックピットアンロック時に、前記乗車するユーザーが自動車を運転可能になる後傾位置まで回動し、前記記憶部には、ユーザー毎に異なる前記後傾位置を登録できる請求項1又は請求項2に記載の自動車用パワーシート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用パワーシートに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
自動車用パワーシートにおいて、エンジンキーを抜いてから所定時間経過後にアクチュエータが駆動し、シートクッションを最大前方位置にスライドさせるとともに、シートバックを前傾させる自動車用盗難防止装置(シートを用いた所謂コックピットロック装置)は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平03-088872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したように、自動車用パワーシートでは、降車したユーザー(運転者)のコックピットロック操作により、シートクッションが、運転時シート位置から最大前方位置であるコックピットロック時シート位置(盗難防止シート位置)へ自動的に移動することで盗難防止を図る。そして、このようなパワーシートでは、乗車するユーザーのコクピットアンロック操作により、シートクッションが、コックピットロック時シート位置(盗難防止シート位置)から、前回降車したユーザーの運転時シート位置へ自動的に移動する。
【0005】
そのため、前回降車したユーザーとは体格の異なる別のユーザー(例えば前回降車した運転者よりも小柄な運転者)が今回乗車する場合でも、その今回乗車するユーザーのコクピットアンロック操作により、シートクッションが、コックピットロック時シート位置(盗難防止シート位置)から、前回降車したユーザーの運転時シート位置へ移動してしまう。したがって、今回乗車するユーザーは、シートクッションを、自分の運転時シート位置へ移動させるための操作が別途必要となってしまう。
【0006】
このように、コックピットロック時とは体格の異なるユーザー(前回降車した運転者とは体格の異なる運転者)がコックピットアンロックして自動車に乗車する場合には、今回乗車するユーザーのコックピットロック時シート位置(盗難防止シート位置)から運転時シート位置までのシートクッションの移動時間が長く掛かる。
【0007】
すなわち、今回乗車するユーザーが乗車可能になる乗車時シート位置(この場合は、前回降車したユーザーの運転時シート位置)へシートクッションが移動するまでの待ち時間と、今回乗車するユーザーが乗車してから運転可能になる運転時シート位置へシートクッションが移動するまでの調整時間と、が長く掛かる。したがって、例えば雨天のときなど、ユーザーが急いで自動車に乗車したいとき、更には急いで自動車を発車させたいときに困る。
【0008】
そこで、本発明は、コックピットロック時とは体格の異なるユーザーがコックピットアンロックして乗車する場合でも、少なくともそのユーザーが乗車可能になる乗車時シート位置までの待ち時間を低減させられる自動車用パワーシートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様の自動車用パワーシートは、降車したユーザーによるコックピットロック時に、自動車への乗車を不可にする盗難防止シート位置まで移動し、乗車するユーザーによるコックピットアンロック時に、前記乗車するユーザーが自動車に乗車可能になる乗車時シート位置まで移動した後、前記乗車するユーザーが自動車を運転可能になる運転時シート位置まで移動するシートクッションと、前記コックピットロック時に最前傾位置まで回動し、前記コックピットアンロック時に所定の後傾位置まで回動するシートバックと、ユーザー毎に異なる前記乗車時シート位置及び前記運転時シート位置を登録できる記憶部を有するとともに、前記シートクッションの移動及び前記シートバックの回動を制御する制御装置と、を備え、前記盗難防止シート位置から前記乗車時シート位置までの前記シートクッションの移動距離が、前記盗難防止シート位置から前記運転時シート位置までの前記シートクッションの移動距離よりも短くされている。
【0010】
第1の態様の発明によれば、降車したユーザーによるコックピットロック時に、自動車用パワーシートのシートクッションが自動車への乗車を不可にする盗難防止シート位置まで移動し、自動車用パワーシートのシートバックが最前傾位置まで前傾する。これにより、人が自動車(特に運転席)に乗り込めなくなるため、自動車の盗難が防止される。
(【0011】以降は省略されています)

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