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公開番号2024119320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026132
出願日2023-02-22
発明の名称設計支援システムおよび設計支援方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類G06F 30/392 20200101AFI20240827BHJP(計算;計数)
要約【課題】制御盤の設計における設計者の作業の効率化を可能とする設計支援システムを得ること。
【解決手段】設計支援システム10は、制御盤の製作を依頼した依頼者を示す依頼者情報と、制御盤の種類を示す情報と制御盤の寸法を示す情報とを含む制御盤情報とを取得し、過去に製作された制御盤についての依頼者情報、制御盤情報、および制御盤の設計データの関係を学習させた結果である設計データ生成モデルを用いて、取得された依頼者情報および制御盤情報から、製作が依頼された制御盤の設計データを生成する設計データ生成部14と、設計データ生成部14によって生成された設計データを編集操作に従って編集する設計データ編集部15と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
制御盤の製作を依頼した依頼者を示す依頼者情報と、前記制御盤の種類を示す情報と前記制御盤の寸法を示す情報とを含む制御盤情報とを取得し、過去に製作された前記制御盤についての前記依頼者情報、前記制御盤情報、および前記制御盤の設計データの関係を学習させた結果である設計データ生成モデルを用いて、取得された前記依頼者情報および前記制御盤情報から、製作が依頼された前記制御盤の設計データを生成する設計データ生成部と、
前記設計データ生成部によって生成された前記設計データを編集操作に従って編集する設計データ編集部と、
を備えることを特徴とする設計支援システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
過去に製作された前記制御盤についての前記依頼者情報、前記制御盤情報、および前記設計データを互いに紐付けて蓄積するデータ蓄積部と、
過去に製作された前記制御盤についての前記依頼者情報、前記制御盤情報、および前記設計データの関係を学習し、前記設計データ生成モデルを生成する設計データ学習部と、
を備え、
前記設計データ生成部は、前記設計データ学習部により生成された前記設計データ生成モデルを用いて、製作が依頼された前記制御盤の前記設計データを生成することを特徴とする請求項１に記載の設計支援システム。
【請求項３】
過去に製作された前記制御盤の不具合、または、過去に製作された前記制御盤の改造についての事例と、過去に製作された前記制御盤についての前記依頼者情報および前記制御盤情報との関係を学習した結果を基に、過去の前記不具合または過去の前記改造の事例を示す事例情報の中から、前記編集操作が行われる編集画面に表示させる前記事例情報を抽出する事例情報抽出部を備えることを特徴とする請求項１または２に記載の設計支援システム。
【請求項４】
過去に製作された前記制御盤について、前記不具合への対処または前記改造によって前記制御盤の構成が変更された場合における、前記制御盤の変更後の構成と前記設計データに示される構成との差分を示す第１の差分情報と、前記設計データ生成部によって生成された前記設計データが前記設計データ編集部により編集された場合における、前記設計データ編集部による編集後の前記設計データと前記設計データ生成部によって生成された前記設計データとの差分を示す第２の差分情報と、の少なくとも一方である差分情報と、過去に製作された前記制御盤についての前記依頼者情報との関係を学習した結果を基に、前記設計データ生成部により生成された前記設計データを修正する設計データ修正部を備え、
前記設計データ編集部は、前記設計データ修正部により修正された前記設計データを編集することを特徴とする請求項３に記載の設計支援システム。
【請求項５】
コンピュータが実行する設計支援方法であって、
制御盤の製作を依頼した依頼者を示す依頼者情報と、前記制御盤の種類を示す情報と前記制御盤の寸法を示す情報とを含む制御盤情報とを取得するステップと、
過去に製作された前記制御盤についての前記依頼者情報、前記制御盤情報、および前記制御盤の設計データの関係を学習させた結果である設計データ生成モデルを用いて、取得された前記依頼者情報および取得された前記制御盤情報から、製作が依頼された前記制御盤の設計データを生成するステップと、
生成された前記設計データを編集操作に従って編集するステップと、
を含むことを特徴とする設計支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、制御盤の設計を支援する設計支援システムおよび設計支援方法に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ＣＡＤ（Computer-Aided Design）システムといった設計支援システムを用いて制御盤を設計する場合に、設計者は、操作画面上において、制御盤を構成する部品である各器具の配置位置の指定、および、配線の態様についての指定などを行う。
【０００３】
特許文献１には、盤類を設計するＣＡＤ装置に関し、設計条件の入力項目ごとの制御符号を指定する操作を受け付けることにより設計条件が入力され、設計条件に基づいて呼び出されたコマンドプログラムを実行することにより自動設計を行うことが開示されている。特許文献１のＣＡＤ装置が実行するコマンドプログラムには、筐体の形状または寸法を示す制御符号から筐体の図面データを生成するコマンドプログラムと、部品の形状または大きさに基づいて部品同士に隙間を設けて各部品を配置するコマンドプログラムと、電気的な条件を示す制御符号から部品の配線を行うコマンドプログラムと、などがある。特許文献１のＣＡＤ装置は、これらのコマンドプログラムを実行することによって、自動的に設計データを生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００４－３６２４５６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
制御盤の設計においては、制御盤の製作を依頼する依頼者ごとの設計仕様、あるいは、製作が依頼された制御盤の種類または寸法により、器具の配置または配線の態様のパターンがある程度は決まることとなる。器具の配置または配線の態様が同じような制御盤について、いずれの制御盤についても設計者が一から設計を行う必要がある場合、設計者は同じような作業を繰り返すこととなる。例えば、上記特許文献１のＣＡＤ装置の場合は、いずれの制御盤を設計する場合も、設計条件を一から入力する必要がある。このため、制御盤の設計では、同じような作業の繰り返しを少なくさせることにより、設計者の作業を効率化させることが望まれていた。
【０００６】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、制御盤の設計における設計者の作業の効率化を可能とする設計支援システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる設計支援システムは、制御盤の製作を依頼した依頼者を示す依頼者情報と、制御盤の種類を示す情報と制御盤の寸法を示す情報とを含む制御盤情報とを取得し、過去に製作された制御盤についての依頼者情報、制御盤情報、および制御盤の設計データの関係を学習させた結果である設計データ生成モデルを用いて、取得された依頼者情報および制御盤情報から、製作が依頼された制御盤の設計データを生成する設計データ生成部と、設計データ生成部によって生成された設計データを編集操作に従って編集する設計データ編集部と、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示にかかる設計支援システムは、制御盤の設計における設計者の作業の効率化が可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態１にかかる設計支援システムの構成例を示す図
実施の形態１にかかる設計支援システムのデータ蓄積部において蓄積されるデータについて説明するための図
実施の形態１にかかる設計支援システムにより依頼者情報、制御盤情報、および設計データの関係を学習する処理の手順を示すフローチャート
実施の形態１にかかる設計支援システムにより設計データ生成モデルを使用して設計データを生成する処理の手順を示すフローチャート
実施の形態１にかかる設計支援システムの設計データ生成部への依頼者情報および制御盤情報の入力について説明するための図
実施の形態１にかかる設計支援システムの設計データ生成部により生成される設計データについて説明するための図
実施の形態１にかかる設計支援システムの編集画面における事例情報の表示について説明するための図
実施の形態２にかかる設計支援システムの構成例を示す図
実施の形態１または２にかかる設計支援システムのハードウェア構成例を示す図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に、実施の形態にかかる設計支援システムおよび設計支援方法を図面に基づいて詳細に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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