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公開番号2024151856
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065602
出願日2023-04-13
発明の名称鉄道車両用通信システム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B61L 23/00 20060101AFI20241018BHJP(鉄道)
要約【課題】設置作業及びメンテナンス作業を省力化することができる鉄道車両用通信システムを提供する。
【解決手段】鉄道車両用通信システム500は、プラットホームPFに対して固定された地上装置210と、鉄道車両900に搭載された車上装置100とを備える。地上装置210と車上装置100との一方から他方に送信される無線信号WSであって、その送信の時刻を表す時刻情報を含む無線信号WSを用いて、地上装置210と車上装置100との距離を測定する測距処理が繰り返し行われる。地上装置210は、鉄道車両900が停止許容領域PRに停車した旨を、車上装置100又は制御装置300に通知する。制御装置300によってホームドアが開かれると、制御装置300から地上装置210と車上装置100との少なくとも一方に、ホームドアが開かれた旨が通知される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プラットホームに対して固定された地上装置と、
前記プラットホームに入線する鉄道車両に搭載され、前記地上装置との間で無線通信を行う車上装置と、
を備え、
前記プラットホームには、乗客が乗降する乗降場を前記鉄道車両が通行する領域から仕切っているホームドアが設置されており、
前記地上装置と前記車上装置との一方から他方に送信される無線信号であって、その送信の時刻を表す時刻情報を含む前記無線信号を用いて、前記地上装置と前記車上装置との間における前記無線信号の伝播時間に基づいて前記地上装置と前記車上装置との距離を測定する測距処理が繰り返し行われ、
前記地上装置は、前記測距処理で測定された前記距離と、前記距離の変動とに基づいて、前記鉄道車両が停車したこと、及び前記鉄道車両の停車位置が予め定められた停止許容領域に含まれることが検知された場合、前記鉄道車両が前記停止許容領域に停車した旨を、前記車上装置、又は前記ホームドアを制御する制御装置に通知し、
前記制御装置によって前記ホームドアが開かれると、前記制御装置から前記地上装置と前記車上装置との少なくとも一方に、前記ホームドアが開かれた旨が通知される、
鉄道車両用通信システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記無線信号は、超広帯域無線通信によって前記地上装置と前記車上装置との一方から他方に送信される、
請求項1に記載の鉄道車両用通信システム。
【請求項3】
前記地上装置は、互いに異なる位置に固定された複数のアンカー装置を有し、
前記測距処理では、各々の前記アンカー装置と前記車上装置との距離が測定される、
請求項1に記載の鉄道車両用通信システム。
【請求項4】
複数の前記アンカー装置は、前記鉄道車両の線路に沿って並んで配置されている、
請求項3に記載の鉄道車両用通信システム。
【請求項5】
前記プラットホームには、前記ホームドアが複数設置されており、
前記鉄道車両が前記停止許容領域に停車したことが検知された場合に、前記地上装置又は前記車上装置から、前記制御装置に向けて、前記ホームドアを開くことを指示するホームドア開指示信号が出力され、
前記ホームドア開指示信号に、前記鉄道車両の車種を表す情報、前記鉄道車両の編成数を表す情報、前記鉄道車両における連結の有無を表す情報、及び前記鉄道車両のいずれの車両扉が開かれるかを特定する情報、の少なくとも1つの情報が含まれる、
請求項1に記載の鉄道車両用通信システム。
【請求項6】
前記プラットホームには、前記ホームドアが複数設置されており、
前記停止許容領域に停車した前記鉄道車両の車両扉が開かれる前に、前記地上装置から前記車上装置に対して、各々の前記ホームドアについて該ホームドアを開くことが可能か否かを表す情報が無線で通知される、
請求項1に記載の鉄道車両用通信システム。
【請求項7】
前記鉄道車両が前記停止許容領域に停車したことが検知された後に、前記車上装置から前記地上装置を介して前記制御装置に、前記ホームドアを開くことを指示するホームドア開指示信号が出力され、
前記ホームドア開指示信号を前記制御装置に出力した前記地上装置から、前記車上装置に対して、前記ホームドア開指示信号が前記制御装置に出力された旨又は前記ホームドアが開かれた旨を表すホームドア開受諾信号が返信される、
請求項1から4のいずれか1項又は請求項6に記載の鉄道車両用通信システム。
【請求項8】
前記制御装置によって前記ホームドアが開かれ、前記鉄道車両に対する前記乗客の乗降が完了した後、前記地上装置又は前記車上装置から、前記制御装置に向けて、前記ホームドアを閉じることを指示するホームドア閉指示信号が出力される、
請求項1から6のいずれか1項に記載の鉄道車両用通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄道車両用通信システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、鉄道車両の位置を表す距離の測定(以下、測距という。)を繰り返し行う鉄道車両用通信システムが知られている。この鉄道車両用通信システムは、測定された距離が変動しないことをもって、鉄道車両のプラットホームへの停車を検知し、次いでホームドアを開く制御を行う。
【0003】
上記鉄道車両用通信システムは、プラットホームに対して固定された地上装置と、プラットホームに入線する鉄道車両に搭載された車上装置とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2015/177871号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の鉄道車両用通信システムにおいて地上装置及び車上装置は、鉄道車両の停車を検知する機能と、鉄道車両が停車した旨を通知する機能とを両立させたものではなかった。このため、設置作業及びメンテナンス作業に手間を要していた。
【0006】
本開示の目的は、設置作業及びメンテナンス作業を省力化することができる鉄道車両用通信システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る鉄道車両用通信システムは、
プラットホームに対して固定された地上装置と、
前記プラットホームに入線する鉄道車両に搭載され、前記地上装置との間で無線通信を行う車上装置と、
を備え、
前記プラットホームには、乗客が乗降する乗降場を前記鉄道車両が通行する領域から仕切っているホームドアが設置されており、
前記地上装置と前記車上装置との一方から他方に送信される無線信号であって、その送信の時刻を表す時刻情報を含む前記無線信号を用いて、前記地上装置と前記車上装置との間における前記無線信号の伝播時間に基づいて前記地上装置と前記車上装置との距離を測定する測距処理が繰り返し行われ、
前記地上装置は、前記測距処理で測定された前記距離と、前記距離の変動とに基づいて、前記鉄道車両が停車したこと、及び前記鉄道車両の停車位置が予め定められた停止許容領域に含まれることが検知された場合、前記鉄道車両が前記停止許容領域に停車した旨を、前記車上装置、又は前記ホームドアを制御する制御装置に通知し、
前記制御装置によって前記ホームドアが開かれると、前記制御装置から前記地上装置と前記車上装置との少なくとも一方に、前記ホームドアが開かれた旨が通知される。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る鉄道車両用通信システムによれば、地上装置及び車上装置によって、鉄道車両の停車を検知する機能と、鉄道車両が停車した旨を通知する機能とを両立することが可能である。このため、鉄道車両用通信システムの設置作業及びメンテナンス作業を省力化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る鉄道車両用通信システムの構成を示す概念図
実施形態1に係る測距処理のフローチャート
実施形態1に係る開閉処理のフローチャート
実施形態4に係る開閉処理のフローチャート
実施形態7に係る測距処理のフローチャート
実施形態8に係る鉄道車両用通信システムの構成を示す概念図
実施形態9に係るアンカー装置の設置の態様を示す概念図
実施形態10に係るアンカー装置の設置の態様を示す概念図
実施形態11に係るアンカー装置の設置の態様を示す概念図
参考形態1に係るアンカー装置の設置の態様を示す概念図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、実施形態に係る鉄道車両用通信システムについて説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
(【0011】以降は省略されています)

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