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公開番号
2024119014
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023138537
出願日
2023-08-29
発明の名称
トイレシステム、便座装置、または便器装置
出願人
TOTO株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E03D
9/00 20060101AFI20240826BHJP(上水;下水)
要約
【課題】尿に関する情報を適切に推定すること。
【解決手段】実施形態に係るトイレシステムは、便器のボウル部に溜まっている封水より上方に配置され、ボウル部に溜まっている封水の揺れの情報を取得するための所定の検知範囲を有するセンサと、前記センサを制御する制御部と、を備え、前記センサは、複数のタイミングで検知を実行して封水の揺れの情報を取得し、前記制御部は、前記センサによって得られた前記封水の揺れの情報を基に、使用者が排出した尿に関する情報を推定し、前記尿に関する情報もしくは前記尿に関する情報から得られた情報を使用者に提示する制御を実行する。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
便器のボウル部に溜まっている封水より上方に配置され、ボウル部に溜まっている封水の揺れの情報を取得するための所定の検知範囲を有するセンサと、
前記センサを制御する制御部と、を備え、
前記センサは、複数のタイミングで検知を実行して封水の揺れの情報を取得し、
前記制御部は、前記センサによって得られた前記封水の揺れの情報を基に、使用者が排出した尿に関する情報を推定し、前記尿に関する情報もしくは前記尿に関する情報から得られた情報を使用者に提示する制御を実行する
ことを特徴とするトイレシステム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記センサは、使用者が排出した便に関する情報を取得し、
前記制御部は、前記便に関する情報を踏まえて、前記封水の揺れの情報からの前記尿に関する情報の推定を行う制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項3】
前記制御部は、便として想定される前記封水の揺れの情報を除外して、前記尿に関する情報の推定を行う制御を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載のトイレシステム。
【請求項4】
前記制御部は、便による揺れである第1種別の前記封水の揺れの情報、尿による揺れである第2種別の前記封水の揺れの情報、便及び尿による揺れである第3種別の前記封水の揺れの情報を含む複数の種別の前記封水の揺れの情報を分類し、前記第2種別の前記封水の揺れの情報または前記第3種別の前記封水の揺れの情報に基づいて使用者が排出した尿に関する情報を推定する制御を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載のトイレシステム。
【請求項5】
前記制御部は、前記センサによって得られた前記封水の揺れの情報を基に、使用者が排出した尿の単位時間当たりの尿量または排尿時間を推定し、前記単位時間当たりの尿量または前記排尿時間もしくは前記単位時間当たりの尿量または前記排尿時間から得られた情報を使用者に提示する制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項6】
前記制御部は、前記センサによって得られた前記封水の揺れの情報を基に、使用者が排出した尿の単位時間当たりの尿量および排尿時間を推定し、前記単位時間当たりの尿量および前記排尿時間から算出される総尿量もしくは該総尿量から得られた情報を使用者に提示する制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項7】
前記封水の揺れの情報とは、前記封水の揺れが発生している時間、前記封水の水面に発生する波の縦幅、前記封水の水面に発生する波の波同士の間隔、前記封水の水面に発生する泡の量、前記封水の揺れの領域の大きさ、前記封水の水面に発生する波の形状の少なくとも1つの情報であり、
前記制御部は、予め記憶された前記封水の揺れのパターンと対応する前記尿に関する情報のパターンを記憶しており、前記センサによって得られた前記封水の揺れの情報と同一または類似する前記封水の揺れのパターンと対応する前記尿に関する情報もしくは前記尿に関する情報から得られた情報を使用者に提示する制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項8】
前記センサは、複数のタイミングで封水の画像データを取得し、
前記制御部は、前記センサで取得した封水の画像データとその画像データより前の時間に取得した画像データとを使用して、前記封水の揺れの情報を取得する制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項9】
前記制御部は、前記封水の基準となるデータを測定し、前記基準となるデータからの変化量に基づいて、前記封水の揺れの情報を取得する制御を実行する
ことを特徴とする請求項8に記載のトイレシステム。
【請求項10】
前記センサは、封水の前後方向において中央より前方側を検知範囲に含むように構成される
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、トイレシステム、便座装置、または便器装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、トイレを使用する使用者について様々な情報を取得する技術が提供されている。例えば、便器内に排泄された尿に関する情報を測定する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-122398号公報
特開2018-109285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、尿の広がりから尿流率(尿流量)を推定したり、封水部から溢れ出る溢れ水の流量を推定したりしているが、尿に関する情報を正確に推定ことについては、改善の余地がある。
【0005】
開示の実施形態は、尿に関する情報を適切に推定することができるトイレシステム、便座装置、または便器装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係るトイレシステムは、便器のボウル部に溜まっている封水より上方に配置され、ボウル部に溜まっている封水の揺れの情報を取得するための所定の検知範囲を有するセンサと、前記センサを制御する制御部と、を備え、前記センサは、複数のタイミングで検知を実行して封水の揺れの情報を取得し、前記制御部は、前記センサによって得られた前記封水の揺れの情報を基に、使用者が排出した尿に関する情報を推定し、前記尿に関する情報もしくは前記尿に関する情報から得られた情報を使用者に提示する制御を実行することを特徴とする。
【0007】
実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、尿に関する情報を適切に推定することができる。例えば、従来の構成では、ボウル内周面に着水した尿を取得するが、封水に直接着水した場合には検知できない。また、ボウルの形状によって内周面の尿の広がりが異なる。一方で、実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、尿の封水への着水位置によらず、且つ、内周面に着水せず直接封水に着水する場合にも、封水揺れが発生するため、尿に関する情報を適切に推定することができる。また、トイレシステムは、配管内で画像を取得する場合と比較して、センサの設置が容易かつ汚れの影響を受けにくい。したがって、トイレシステムは、尿に関する情報をさらに適切に推定することができることができる。なお、センサには、光学センサであり画像センサであるカメラや、温度を検知するサーモセンサ、距離を検知する超音波センサなども含まれる。また、封水の揺れの情報とは、例えば、揺れの高さ方向の大きさや、封水の揺れが発生している時間、封水の水面に発生する波の縦幅、封水の水面に発生する波の波同士の間隔、封水の水面に発生する泡の量、封水の揺れの領域の大きさ、封水の水面に発生する波の形状、もしくはそれらの情報から得られる光学データや温度データの少なくとも1つの情報である。また、尿に関する情報とは、例えば単位時間当たりの排尿量、総尿量、排尿時間などの少なくとも1つの情報である。また、尿に関する情報から得られた情報とは、例えば尿に関する情報から得られたトイレを利用する間隔(頻度)、一日の尿量の積算値、健康情報、体内水分量などの少なくとも1つの情報が該当する。
【0008】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記センサは、使用者が排出した便に関する情報を取得し、前記制御部は、前記便に関する情報を踏まえて、前記封水の揺れの情報からの前記尿に関する情報の推定を行う制御を実行することを特徴とする。
【0009】
このことにより、使用者が排出した便に関する情報を取得し、その情報を加味して、封水の揺れの情報からの尿に関する情報の推定を行うため、尿に関する情報をさらに適切に推定することができる。
【0010】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記制御部は、便として想定される前記封水の揺れの情報を除外して、前記尿に関する情報の推定を行う制御を実行することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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