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公開番号2024118959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025580
出願日2023-02-21
発明の名称擁壁構造及び擁壁構造の施工方法
出願人日本サミコン株式会社
代理人弁理士法人牛木国際特許事務所
主分類E02D 29/02 20060101AFI20240826BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】複数の擁壁を直線的や曲線的に配置が可能で、連結強度が強く、施工や部分的な擁壁の交換が容易な擁壁構造及び擁壁構造の施工方法を提供する。
【解決手段】本発明の擁壁構造は、複数のL型擁壁1がワイヤー状のワイヤロープ5で連結された擁壁構造であって、L型擁壁1のたて壁3には挿通孔4が形成され、ワイヤロープ5を隣接するL型擁壁1の挿通孔4に連続して挿通することにより形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の擁壁がワイヤー状の連結具で連結された擁壁構造であって、
前記擁壁のたて壁には挿通孔が形成され、
前記連結具を隣接する前記擁壁の前記挿通孔に連続して挿通したことを特徴とする擁壁構造。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記挿通孔が前記たて壁の厚さ方向に貫通していることを特徴とする請求項1に記載の擁壁構造。
【請求項3】
前記連結具が前記挿通孔の開口部で鈍角をなして屈曲していることを特徴とする請求項1に記載の擁壁構造。
【請求項4】
前記連結具が前記挿通孔の開口部で略直角をなして屈曲していることを特徴とする請求項1に記載の擁壁構造。
【請求項5】
前記連結具が前記挿通孔の開口部で鋭角をなして屈曲していることを特徴とする請求項1に記載の擁壁構造。
【請求項6】
前記連結具の端部が前記たて壁の壁面に沿った前記連結具に固定具により固定されていることを特徴とする請求項1に記載の擁壁構造。
【請求項7】
隣接する前記擁壁の近接部分において、前記連結具が前記擁壁の山側壁面に沿っていることを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の擁壁構造。
【請求項8】
隣接する前記擁壁の近接部分において、前記連結具が前記擁壁の反山側壁面に沿っていることを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の擁壁構造。
【請求項9】
緩衝部材を備え、
前記緩衝部材が前記連結具に固定されていることを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の擁壁構造。
【請求項10】
前記たて壁に取り付け可能な付属体を備え、
前記付属体は、前記たて壁と反対側方向に膨出する湾曲形状を有することを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の擁壁構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、落石、雪崩、崩落土等を受け止める擁壁構造及び擁壁構造の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プレキャストL型擁壁、逆L型擁壁、逆T型擁壁において、土圧や地盤沈下によって段差等が生じることを防止する目的で隣接する擁壁を連結金具による連結が行われている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の連結金具(5)については詳細な説明がなされていないが、連結部にプレートを設け、当該プレートとボルトにより隣接する擁壁を連結する方法が行われている。
【0003】
落石、雪崩、崩落土等を受け止めるコンクリート防護擁壁は、衝撃作用が衝突した少数(又は単数)の擁壁に集中しがちである。落石の場合には1つの擁壁に落石が衝突することが多く、そのような場合には、衝撃力及び衝撃エネルギーを1つの擁壁で受け止めることとなり、受け止め可能な衝撃力及び衝撃エネルギーは限られる。そのため、受け止め可能な衝撃力及び衝撃エネルギーを大きくするためには、隣接する擁壁を連結して一体化し、複数の擁壁で衝撃力及び衝撃エネルギーを受け止める必要があり、擁壁の連結は重要な要素である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平5-96142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような方法では、プレートとボルトの位置合わせが困難な場合があり、そのような場合には施工時の連結作業が非常に煩雑になるという問題があった。また、プレートとボルトでの連結では落石等の衝撃に対して連結強度が弱いという問題があった。
【0006】
また、コンクリート防護擁壁は、山の斜面と道路等との境界付近に設置されることが多く、曲線的に複数の擁壁を並べて設置可能とする必要がある。さらに、落石等の衝突によりコンクリート防護擁壁の一部が損傷した場合には、損傷した擁壁を交換する必要があるため、容易に交換可能であることが求められる。
【0007】
そこで本発明は、曲線的な配置が可能で、連結強度が強く、施工や交換が容易な擁壁構造及び擁壁構造の施工方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の擁壁構造は、複数の擁壁がワイヤー状の連結具で連結された擁壁構造であって、前記擁壁のたて壁には挿通孔が形成され、前記連結具を隣接する前記擁壁の前記挿通孔に連続して挿通したことを特徴とする。
【0009】
本発明の擁壁構造の施工方法は、複数の擁壁を並べて配置する工程と、配置した前記擁壁のたて壁に形成された挿通孔に連結具を連続して挿通する工程と、前記連結具の端部を前記たて壁の壁面に沿った前記連結具又は前記擁壁に固定する工程と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の擁壁構造によれば、複数の擁壁を容易かつ強固に連結可能である。また、複数の擁壁を直線的や曲線的に配置した場合でも連結可能である。さらに、一部の擁壁が損傷した場合であっても、損傷した擁壁を容易に交換することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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