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公開番号2024118943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025562
出願日2023-02-21
発明の名称搬送システムおよび搬送方法
出願人西松建設株式会社,株式会社エーシス,岐阜工業株式会社
代理人弁理士法人MIP
主分類E21D 11/10 20060101AFI20240826BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】 作業効率および安全性を向上させることができる搬送システムおよび搬送方法を提供すること。
【解決手段】 搬送システムは、覆工型枠を搬送するシステムであり、複数の旋回可能な車輪31を有し、車台の高さが調整可能な台車32と、車台上に設置される架台33と、架台33上に載置されるセントル15を架台33と挟締する1以上の挟締手段34と、セントル15と架台33との間に配置され、伸長させることにより架台33にセントル15を固定する複数の伸縮手段35とを含む。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
覆工型枠を搬送するシステムであって、
複数の旋回可能な車輪を有し、車台の高さが調整可能な台車と、
前記車台上に設置される架台と、
前記架台上に載置される前記覆工型枠を該架台と挟締する1以上の挟締手段と、
前記覆工型枠と前記架台との間に配置され、伸長させることにより前記架台に前記覆工型枠を固定する複数の伸縮手段と
を含む、搬送システム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記複数の伸縮手段は、前記台車の走行方向に対して垂直方向へ向けて、前記架台の両側に配置される、請求項1に記載の搬送システム。
【請求項3】
トンネル内壁面と前記覆工型枠との距離を測定する複数の測定手段と、
前記複数の測定手段の測定結果を表示する監視手段と
を含む、請求項1または2に記載の搬送システム。
【請求項4】
前記複数の測定手段の測定結果のうちの少なくとも1つが閾値未満である場合、前記覆工型枠が前記トンネル内壁面に接近し過ぎていることを通知する通知手段を含む、請求項3に記載の搬送システム。
【請求項5】
前記複数の測定手段は、前記台車の走行方向に対して垂直方向へ向けて、前記覆工型枠の前方および後方の両側に配設される、請求項3に記載の搬送システム。
【請求項6】
前記複数の測定手段のうちの前記覆工型枠の後方に配設される1の測定手段は、前記台車の走行方向に対して垂直方向のトンネル内壁面からトンネル坑門に向けて向きを変え、該トンネル坑門までの距離を測定する、請求項5に記載の搬送システム。
【請求項7】
覆工型枠を搬送する方法であって、
複数の旋回可能な車輪を有し、車台の高さが調整可能な台車上に設置された架台上に、前記覆工型枠を載置する工程と、
1以上の挟締手段により前記覆工型枠を前記架台と挟締する工程と、
前記覆工型枠と前記架台との間に複数の伸縮手段を配置し、該複数の伸縮手段を伸長させることにより前記架台に前記覆工型枠を固定する工程と、
前記架台に前記覆工型枠を固定した状態で、複数の前記車輪を回転させて前記台車を走行させる工程と
を含む、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、覆工型枠を搬送するシステムおよび方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
トンネル覆工再生工法は、既存のトンネル内で防護プロテクタを用いて車道を通過する通行車両の安全を確保しながら、既設の覆工コンクリートを切削し、コンクリートを打設して覆工を再生する工法である。
【0003】
トンネル覆工再生工法におけるコンクリートを打設して覆工を再生する場合、アーチ状の覆工型枠(以下、セントルと呼ぶ。)を利用してコンクリートを打設することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-173093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の特許文献1には、セントルの組立や搬入方法に関する記載はない。したがって、セントルは、防護プロテクタとトンネル坑壁との間の狭い空間で組み立てて、利用することができる。しかしながら、その空間は、狭隘な空間であることから、作業効率が悪く、安全性に問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、覆工型枠を搬送するシステムであって、
複数の旋回可能な車輪を有し、車台の高さが調整可能な台車と、
車台上に設置される架台と、
架台上に載置される覆工型枠を架台と挟締する1以上の挟締手段と、
覆工型枠と架台との間に配置され、伸長させることにより該架台に該覆工型枠を固定する複数の伸縮手段と
を含む、搬送システムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、作業効率および安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
トンネル覆工再生工法について説明する図。
搬送システムの第1の構成例を示した正面図。
搬送システムの第1の構成例を示した側面図。
挟締手段によりセントルと架台を挟締している様子を示した図。
伸縮手段によりセントルと架台を固定している様子を示した図。
搬送システムによりセントルを搬送する作業の流れを示したフローチャート。
搬送システムの第2の構成例を示した図。
搬送システムが備える監視装置の画面の一例を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
山岳トンネルは、発破等によりトンネルを掘削し、掘削により発生した岩石や土砂であるずりをトンネル坑外へ搬出し、掘削した岩盤面にコンクリートを吹き付けて地山の緩みを抑え、安定させた後、セントルを使用して覆工コンクリートを打設することにより構築される。このとき、岩盤面にコンクリートを吹き付けた後であって、覆工コンクリートを打設する前に、ロックボルトを打込み、防水シートを施工してもよい。
【0010】
覆工コンクリートは、老朽化や地山の荷重の増大等により、ひび割れ、剥離、浮き等の損傷が生じる。覆工コンクリートの損傷は、そのままにしておくと、剥落を起こし、人命に関わる重大な事故につながる。そのため、定期的な調査が必要で、その調査の結果、剥離等の損傷が生じている場合、補修が必要となる。
(【0011】以降は省略されています)

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