TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024117874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023023935
出願日2023-02-20
発明の名称眉毛カバー付き衛生キャップ
出願人株式会社サンロード
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A42B 1/012 20210101AFI20240823BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】眉弓やその周辺への圧迫感が小さい眉毛カバー付き衛生キャップを提供する。
【解決手段】頭部を覆う帽体の開口部に両眉を覆う眉毛カバーを設けた眉毛カバー付き衛生キャップであって、前記眉毛カバーは非伸縮性生地からなり、該眉毛カバーと前記帽体の前記開口部の上縁部同士を左右の伸び代を有して伸縮自在に縫着した。眉毛カバーの素材としては、エレクトレット加工を施した不織布を用いる。また、帽体の開口部は額から襟首に向かって装着可能とし、該開口部の左右縁部それぞれにU字状の顎掛けバンドの両端を縫着する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
頭部を覆う帽体の開口部に両眉を覆う眉毛カバーを設けた眉毛カバー付き衛生キャップであって、前記眉毛カバーは非伸縮性生地からなり、該眉毛カバーと前記帽体の前記開口部の上縁部同士を伸び代を有して横方向に伸縮自在に縫着したことを特徴とする眉毛カバー付き衛生キャップ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
眉毛カバーは、エレクトレット加工を施した不織布である請求項1記載の眉毛カバー付き衛生キャップ。
【請求項3】
帽体の開口部は、全周が周方向にわたって伸縮性を有する請求項1または2記載の眉毛カバー付き衛生キャップ。
【請求項4】
帽体の開口部は額から襟首に向かって装着可能とし、該開口部の左右縁部それぞれにU字状の顎掛けバンドの両端を縫着した請求項3記載の眉毛カバー付き衛生キャップ。
【請求項5】
顎掛けバンドは、1本の平ゴムからなる請求項4記載の眉毛カバー付き衛生キャップ。
【請求項6】
顎掛けバンドは、左右一対の非伸縮性生地の一端部それぞれを帽体の開口部の左右縁部に縫着すると共に、当該一対の非伸縮性生地の遊端部同士を止め合わせ自在とした請求項4記載の眉毛カバー付き衛生キャップ。
【請求項7】
顎掛けバンドは、面ファスナーによって2本の非伸縮性生地の遊端部同士の止め合わせ位置を調整可能とした請求項6記載の眉毛カバー付き衛生キャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品関係や電子部品等の製造または包装に従事する作業者が、毛髪やフケ等の脱落を効果的に防止するために利用する衛生キャップの改良に係り、作業者からの眉毛落下をも防止する眉毛カバー付き衛生キャップに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
食品工場や製薬工場などのように衛生上の注意を払う必要がある場所や、半導体等の電子部品の製造ラインのように塵の飛散を回避する必要がある場所において、そこでの作業に従事する作業者が落とす毛髪やフケ、あるいは塵などは、衛生上または品質管理上の弊害が大きいため、作業者の頭を完全に覆う形態の衛生キャップが広く利用されている。
【0003】
しかし、一般的な衛生キャップでは、作業者の眉まで完全に被うことができないため、眉毛の脱落による環境汚染を効果的に解消することは困難であった。
【0004】
そこで本出願人は、着用者の頭部を覆うように袋状に構成した帽体の開口部の上縁側に沿って非伸縮性の前側連結部を逢着し、この前側連結部に、前記着用者の両眉を覆うと同時に額をも覆う上下方向に幅広の伸縮性素材からなる眉毛カバーを設け、前記帽体の前記着用者の両耳を覆う左右部分には前記前側連結部に連続して耳部を形成し、この耳部に対して前記眉毛カバーの両端部を逢着するとともに、前記眉毛カバーの両側には伸縮性素材からなるU字状の顎掛け部の両端部を逢着した眉毛カバー付きの衛生キャップを提案した(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7137541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の衛生キャップは、幅広の眉毛カバーが着用者の眉毛を含む額全体を全面接触の状態で覆うことで、より確実に眉毛の落下が防止できるのであるが、眉毛カバーが伸縮性素材からなるため、長時間使用すると眉毛カバーが伸縮性によって肌に密着することになり、眉弓やその周辺の額や瞼、こめかみに圧迫感が生じたり、頭囲に締め付け感が生じることがあった。
【0007】
本発明は、上述した課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、眉毛の落下を防止しつつ、圧迫感や締め付け感が少ない眉毛カバー付き衛生キャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するために本発明では、頭部を覆う帽体の開口部に両眉を覆う眉毛カバーを設けた眉毛カバー付き衛生キャップであって、前記眉毛カバーは非伸縮性生地からなり、該眉毛カバーと前記帽体の前記開口部の上縁部同士を伸び代を有して横方向に伸縮自在に縫着するという手段を用いた。
【0009】
当該手段による衛生キャップによれば、帽体による頭髪の落下防止と同時に、眉毛カバーによる眉毛の落下防止が図られる。そして本発明では、非伸縮性生地からなる眉毛カバーを用い、その一部分(上縁部)のみを伸び代を有して横方向に伸縮自在に縫着しているため、着用時には、伸縮自在な縫着部(の伸び代)が伸びて、当該縫着部周辺のフィット性が確保される一方、眉毛カバーそのもの(カバー面)は伸縮せずに両眉を軽く覆うだけであるから眉弓やその近辺に圧迫感や締め付け感が生じない。
【0010】
また、眉毛カバーをエレクトレット加工を施した不織布で構成すれば、眉毛の捕集効果が高まると共に、不織布以外の例えば平ゴム等の伸縮性生地で構成した場合と比べて、眉毛カバーを薄く、且つ、軽量化することができる。キャップの主体となる帽体の素材については、眉毛カバーと同じものを用いることができる他、眉毛カバーと別の素材によって帽体を構成することも可能であり、従来公知の素材から選択すれば良い。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
簡易型帽子
7か月前
個人
遠赤外線放射帽子
6か月前
キヤノン株式会社
表示装置
1か月前
住友金属鉱山株式会社
頭用の保護具
7か月前
株式会社コカジ
帽子の製造方法
24日前
株式会社身体機能研究所
キャップ
2か月前
チョ、ソン ジェ
後方カメラ付き帽子
9か月前
株式会社SHOEI
ヘルメット
6か月前
ユニット株式会社
ヘルメット装着用表示具
7か月前
株式会社F2Fグループ
スマートヘルメット
1か月前
株式会社イエロー
帽子用内装材、帽子
8か月前
大阪シーリング印刷株式会社
接続部材
8か月前
DICプラスチック株式会社
ヘルメット
2か月前
大阪シーリング印刷株式会社
サンバイザー
8か月前
株式会社アーテック
折り畳み式ヘルメット
3日前
不二オフセット株式会社
サンバイザーシート
10か月前
株式会社Berry
頭蓋形状矯正ヘルメット
11か月前
日本遮熱株式会社
ヘルメットの遮熱構造
4か月前
個人
キャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置
10か月前
個人
帽子用サイズテープ、帽子、及び帽子用積層生地
8か月前
株式会社日進製作所
折り畳み式ヘルメット
5か月前
日本遮熱株式会社
ヘルメットの遮熱構造及びインナーキャップ
3か月前
株式会社SHOEI
シート取付構造及びヘルメット
11か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
11か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
11か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
11か月前
株式会社トーアボージン
防災面
9か月前
国立株式会社
防塵フード、インナーキャップ及び頭巾
11か月前
個人
活動帽用防水カバー
9か月前
美津濃株式会社
水泳用キャップ
18日前
株式会社ダイセル
保護装置及び保護方法
24日前
株式会社ダイセル
保護装置及び保護方法
8か月前
株式会社三宅デザイン事務所
帽子
2か月前
DIC株式会社
ヘルメット
9か月前
株式会社サンロード
眉毛カバー付き衛生キャップ
2か月前
株式会社Borderless
ヘルメットマウント
8か月前
続きを見る