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公開番号2024116047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023022044
出願日2023-02-15
発明の名称床コーティング白化復元剤
出願人株式会社リンレイ
代理人個人,個人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20240820BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 アルコールが付着したことにより生じたコーティングの白化を簡易に修復してもとの状態へ復元可能な床コーティング白化復元剤を得る。
【解決手段】 上記の課題を解決するために、白化復元剤の組成をA成分としてアルコール類を50wt%~90wt%、B成分としてエチレングリコールモノアルキルエーテル、メトキシブタノール、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレングリコールアルキルエーテル、ジプロピレングリコールアルキルエーテルから選択された1種又は複数種を10wt%~50wt%含有するものとした。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アルコールを含有する液体により白化した合成樹脂エマルジョンを主たる成分とする床用コーティングが施工された床の、白化部分を補修して白化状態から復元する床コーティング白化復元剤であって、
A成分としてアルコール類を50wt%~90wt%含有し、
B成分としてエチレングリコールモノアルキルエーテル、メトキシブタノール、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレングリコールアルキルエーテル、ジプロピレングリコールアルキルエーテルから選択された1種又は複数種を10wt%~50wt%含有する
ことを特徴とする床コーティング白化復元剤。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記A成分がエタノールであり、
前記B成分がエチレングリコールモノアルキルエーテル、メトシキブタノール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールアルキルエーテルから選択された1種または複数種であり、
前記B成分の配合量が40wt%以下であることを特徴とする請求項1に記載の床コーティング白化復元剤。
【請求項3】
前記A成分がエタノールであり、
前記B成分が3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール及びエチレングリコール-tert-ブチルエーテルであり、
前記B成分の配合量が50wt%以下であることを特徴とする請求項1に記載の床コーティング白化復元剤。
【請求項4】
前記A成分がエタノールであり、
前記B成分がエチレングリコール-tert-ブチルエーテル、3-メトキシ-1-ブタノール、3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノールから選択された1種であり、
前記B成分の配合量が40wt%以下であることを特徴とする請求項1に記載の床コーティング白化復元剤。
【請求項5】
前記A成分がエタノールであり、
前記B成分がエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテルから選択された1種であり、
前記B成分の配合量が30wt%以下であることを特徴とする請求項1に記載の床コーティング白化復元剤。
【請求項6】
前記A成分がエタノールであり、
前記B成分がジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールアルキルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルのいずれか1種であり、
前記B成分の配合量が20wt%以下であることを特徴とする請求項1に記載の床コーティング白化復元剤。
【請求項7】
前記A成分がメタノール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコールから選択された1種であり、
前記B成分が3-メトキシ-1-ブタノールであり、
前記B成分の配合量が30wt%以下であることを特徴とする請求項1に記載の床コーティング白化復元剤。
【請求項8】
前記A成分がn-プロピルアルコール、1-ブタノールのいずれか1種であり、
前記B成分が3-メトキシ-1-ブタノールであり、
前記B成分の配合量が20wt%以下であることを特徴とする請求項1に記載の床コーティング白化復元剤。
【請求項9】
前記A成分及び前記B成分の他に、水を35wt%以下含有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の床コーティング白化復元剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルコールの付着により白化した床コーティングの白化部分を復元する床コーティング白化復元剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
床のつや出し等を目的として、アクリル系樹脂やウレタン系樹脂といった合成樹脂のエマルジョンを主成分としたコーティング剤を床面に塗布し、コーティングを形成することが行われている。
【0003】
このような合成樹脂を主成分とするコーティングは、水中にポリマーが均一に分散した合成樹脂エマルジョンの他、金属架橋を形成するための多価金属化合物やポリマーにより形成されるコーティングに柔軟性を持たせる可塑剤等を含む公知のコーティング剤により形成される。
【0004】
このようなコーティング剤には、アルコールを含む液体が付着するとその部分が白化し、床面の美観が損なわれるおそれがあるといった問題がある。具体的には、コーティングがアルコールを含む液体に触れると、液体のアルコール成分がコーティングを形成するポリマー粒子の間隙から内部に侵入してポリマー粒子の配列を乱す。この状態でアルコールが揮発してポリマー粒子が乱れた配列で再造膜すると、ポリマー粒子間に空間が生じるので、光の乱反射による白化が生じる。
【0005】
生じた白化部分の修復には、白化部分を剥離して新たにコーティング剤を塗布するといった作業が行われるが手間がかかる。そのため、新たなコーティングの白化に対する対応策が望まれている。特にアルコールを主成分とする消毒剤を多用する病院などではその要望は強い。また、近年は公共の場所に手の消毒剤が多数配されており、床コーティングの白化のリスクが高まっていることからその要望はますます高まっている。
【0006】
従来、床面の白化対応策の一つとして、例えば、化粧シートは、厚さ方向において順に、基材シートと、表面保護層とを少なくとも備える積層体から構成される化粧シートであって、前記表面保護層は、前記基材シート側から第2表面保護層と第1表面保護層とが順に隣接して積層されており、(1)前記第1表面保護層は、樹脂A及び樹脂Bの二種類の脂肪族ウレタンアクリレートを含む電離放射線硬化型樹脂を含有し、前記樹脂Aはイソシアヌレート骨格を有する脂肪族ウレタンアクリレートであり、前記樹脂Bはイソシアヌレート骨格を有さず、脂環骨格を有する脂肪族ウレタンアクリレートであり、(2)前記第1表面保護層は、ナノインデンテーション硬さが160MPa以上240MPa以下であり、(3)前記第2表面保護層は、ナノインデンテーション硬さが100MPa以上240MPa以下で、且つ、前記第1表面保護層よりもナノインデンテーション硬さが小さく、(4)前記第1表面保護層は、更に凹凸を有し、且つ前記凹凸の平均間隔Smが180μm以上400μm以下であり、最大高さRzが20μm以上50μm以下であり、静摩擦係数が0.37以上である、ことを特徴とする、といったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
この従来技術によれば、アクリルを成分とするコーティングがエタノールに触れた場合の床面の白化を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2008-297426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載の化粧シートの場合、コーティング層の形成に手間がかかる。そのため、ショッピングセンターや病院といった広い面積に床面にコーティングを形成する必要がある場合には高コストになるといった問題がある。また、既にコーティングが施工されている床については、一度コーティングを剥がした後に化粧シートを施工する必要があり、やはり手間とコストが問題となる。
【0010】
本発明の発明者は、特許文献1に記載された発明とは異なり、コーティングの白化といった課題に対して、既に施工されたコーティングの白化を簡易に修復してもとの状態へ復元する手法について鋭意研究を重ね、本発明を為すに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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