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公開番号
2024115840
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2023021708
出願日
2023-02-15
発明の名称
表示装置の製造方法
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
H10K
71/70 20230101AFI20240820BHJP()
要約
【課題】 歩留まりを改善することが可能な表示装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 一実施形態に係る製造方法は、それぞれ異なる色の光を放つ第1表示素子、第2表示素子および第3表示素子を含む表示装置を製造するための方法であって、基板を用意し、前記基板に前記第1表示素子を形成し、前記第2表示素子および前記第3表示素子を形成する前に、前記第1表示素子を点灯させる第1点灯検査を実施する、ことを含む。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれ異なる色の光を放つ第1表示素子、第2表示素子および第3表示素子を含む表示装置の製造方法であって、
基板を用意し、
前記基板に前記第1表示素子を形成し、
前記第2表示素子および前記第3表示素子を形成する前に、前記第1表示素子を点灯させる第1点灯検査を実施する、
ことを含む表示装置の製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1表示素子の形成は、
前記基板に配置された第1下電極を覆い電圧の印加に応じて発光する第1有機層と、前記第1有機層を覆う第1上電極とを含む第1積層膜を形成し、
前記第1積層膜を覆う第1封止層を形成する、
ことを含む請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項3】
前記第1積層膜および前記第1封止層を形成する前に、下部と、前記下部の側面から突出した端部を有する上部とを備える隔壁を形成することをさらに含み、
前記第1積層膜は、前記隔壁によって囲われた領域に形成され、
前記第1封止層は、前記第1積層膜および前記隔壁を連続的に覆う、
請求項2に記載の表示装置の製造方法。
【請求項4】
前記第1点灯検査は、大気中で実施される、
請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項5】
前記第1点灯検査で異常が検出された場合に、前記第2表示素子および前記第3表示素子を形成することなく前記表示装置の製造を停止する、
ことをさらに含む請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項6】
前記第1点灯検査で異常が検出された場合に、前記第1表示素子を除去し、
前記第1表示素子が除去された前記基板に対し、前記第1表示素子を再度形成する、
ことをさらに含む請求項1に記載の表示装置の製造方法。
【請求項7】
前記第1点灯検査の後に、前記基板に前記第2表示素子を形成し、
前記第3表示素子を形成する前に、前記第2表示素子を点灯させる第2点灯検査を実施する、
ことをさらに含む請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
【請求項8】
前記第2点灯検査は、大気中で実施される、
請求項7に記載の表示装置の製造方法。
【請求項9】
前記第2点灯検査で異常が検出された場合に、前記第3表示素子を形成することなく前記表示装置の製造を停止する、
ことをさらに含む請求項7に記載の表示装置の製造方法。
【請求項10】
前記第2点灯検査で異常が検出された場合に、前記第2表示素子を除去し、
前記第2表示素子が除去された前記基板に対し、前記第2表示素子を再度形成する、
ことをさらに含む請求項7に記載の表示装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この表示素子は、下電極と、下電極を覆う有機層と、有機層を覆う上電極とを備えている。
【0003】
通常、表示装置の製造にあたっては、異なる色の複数種類の表示素子が全て形成された後に各表示素子の点灯検査が実施される。この場合において、点灯検査でいずれかの色の表示素子に異常が検出されると、そこまでの製造工程を終えた基板が無駄になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-195677号公報
特開2004-207217号公報
特開2008-135325号公報
特開2009-32673号公報
特開2010-118191号公報
国際公開第2018/179308号
米国特許出願公開第2022/0077251号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、歩留まりを改善することが可能な表示装置の製造方法を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る製造方法は、それぞれ異なる色の光を放つ第1表示素子、第2表示素子および第3表示素子を含む表示装置を製造するための方法であって、基板を用意し、前記基板に前記第1表示素子を形成し、前記第2表示素子および前記第3表示素子を形成する前に、前記第1表示素子を点灯させる第1点灯検査を実施する、ことを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
図2は、副画素のレイアウトの一例を示す概略的な平面図である。
図3は、図2中のIII-III線に沿う表示パネルの概略的な断面図である。
図4は、第1実施形態に係るマザー基板の概略的な平面図である。
図5は、第1実施形態に係る製造設備の一部の構成を概略的に示す図である。
図6は、第1実施形態に係る表示装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。
図7は、第1実施形態に係る表示装置の製造方法の一工程を示す図である。
図8は、図7に続く工程を概略的に示す図である。
図9は、図8に続く工程を概略的に示す図である。
図10は、図9に続く工程を概略的に示す図である。
図11は、図10に続く工程(第1点灯検査)を概略的に示す図である。
図12は、図11に続く工程を概略的に示す図である。
図13は、図12に続く工程を概略的に示す図である。
図14は、図13に続く工程(第2点灯検査)を概略的に示す図である。
図15は、図14に続く工程を概略的に示す図である。
図16は、図15に続く工程を概略的に示す図である。
図17は、図16に続く工程(第3点灯検査)を概略的に示す図である。
図18は、第2実施形態に係る表示装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
いくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載する。X軸に沿った方向を第1方向Xと称し、Y軸に沿った方向を第2方向Yと称し、Z軸に沿った方向を第3方向Zと称する。第3方向Zは、第1方向Xと第2方向Yを含む平面に対して法線方向である。また、第3方向Zと平行に各種要素を見ることを平面視という。
【0010】
各実施形態に係る表示装置は、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置であり、テレビ、パーソナルコンピュータ、車載機器、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末、ウェアラブル端末等の各種の電子機器に搭載され得る。
(【0011】以降は省略されています)
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