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公開番号2024115221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023020806
出願日2023-02-14
発明の名称粉体シーブ装置
出願人株式会社ニップン
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B07B 1/46 20060101AFI20240819BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】 篩い効率を向上させた粉体シーブ装置を提供すること。
【解決手段】 本発明は、周囲を側壁によって囲まれた枠体と、前記枠体の頂面に張り渡されたシーブ体と、前記枠体の底面に張り渡された網体と、前記網体の上面側に水平方向に移動可能に配置されたクリーナー体と、前記枠体を水平方向に振動させるシェーキング装置と、を備え、前記網体は、フラットトップ金網であることを特徴とする粉体シーブ装置である。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
周囲を側壁によって囲まれた枠体と、
前記枠体の頂面に張り渡されたシーブ体と、
前記枠体の底面に張り渡された網体と、
前記網体の上面側に水平方向に移動可能に配置されたクリーナー体と、
前記枠体を水平方向に振動させるシェーキング装置と、
を備え、
前記網体は、フラットトップ金網である
ことを特徴とする粉体シーブ装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記枠体は、中間壁によって、複数の空間室に区分されており、
前記クリーナー体は、前記複数の空間室の各々に1つずつが設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の粉体シーブ装置。
【請求項3】
前記枠体は、縦横で2×3の6室に区分されている
ことを特徴とする請求項2に記載の粉体シーブ装置。
【請求項4】
前記網体は、空間率が25~95%であり、線径が1.0~4.5mmであり、メッシュ数が1~6個/インチであり、目開きが3~40mmである
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の粉体シーブ装置。
【請求項5】
前記網体は、空間率が45~85%であり、線径が1.3~3.5mmであり、メッシュ数が1.5~4個/インチであり、目開きが5~25mmである
ことを特徴とする請求項4に記載の粉体シーブ装置。
【請求項6】
前記網体は、空間率が65~75%であり、線径が1.8~2.5mmであり、メッシュ数が2~2.5個/インチであり、目開きが7~15mmである
ことを特徴とする請求項5に記載の粉体シーブ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、周囲を側壁によって囲まれた枠体と、前記枠体の頂面に張り渡されたシーブ体と、前記枠体の底面に張り渡された網体と、前記網体の上面側に配置されたクリーナー体と、前記枠体を水平方向に振動させるシェーキング装置と、を備えた粉体シーブ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
粉体用のシーブ装置として、周囲を側壁によって囲まれた枠体と、前記枠体の頂面に張り渡されたシーブ体と、前記枠体の底面に張り渡された網体と、前記網体の上面側に配置されたクリーナー体と、前記枠体を水平方向に振動させるシェーキング装置と、を備えた構成が既に利用されている。
【0003】
枠体、シーブ体及び網体の構成は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された枠体50は、図8に示すように、平面視で矩形状であり、中間壁によって縦横で2×3の6個の空間室に区分されている。特許文献1に記載されたシーブ体9は、枠体50の頂面に接着剤により張設されており、特許文献1に記載された網体40は、クリンプ金網であり、枠体50の底面に嵌合固定されている。
【0004】
特許文献1において「第2のクリーナー32」として説明されているクリーナー体は、網体40の上面側に遊動可能に配置されているが、例えばシーブクリーナーである。より具体的には、例えば、「田中三次郎商店」製のシーブクリーナー(Shuriken HSC-01)である。「第2のクリーナー32」(シーブクリーナー)は、6個の空間室の各々に1つずつが設けられている。
【0005】
枠体50を水平方向に振動させるシェーキング装置は、例えば、明治機械株式会社製の「アルミ・スケヤーシフター SF-AL型」である。当該シェーキング装置は、枠体(ふるい枠)を積み重ねて(最高30段まで)使用することができ、それらを水平面内で円運動させることができる(フリースイング方式と呼ばれている)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-18375
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本件発明者は、従来はクリンプ金網であった網体を、フラットトップ金網に変更することで、篩い効率が顕著に向上する(特には、目詰まり発生が効果的に抑制される)ことを知見した。
【0008】
クリンプ金網とは、図9に示すように、線材を歯車によって波状にクリンプ加工した線を縦横に組み合わせて製作した金網であり、フラットトップ金網とは、図10に示すように、表面が平らになっている金網である。
【0009】
従来この網体にクリンプ網が使用されてきた理由は、上に置かれるシーブクリーナーの形状との組み合わせの相性にある。従来からのシーブクリーナーは三角や四角など形状は様々だが、シーブクリーナー下面中央に一つ張り出している鋲と呼ばれる突起が、クリンプ金網表面の凹凸との引っ掛かりでスイング動作(シーソーのように傾きシーブ体を叩くような動作)を生み出し、篩い効率を高める(特には、目詰まりの発生の抑制)という利点があった。しかし、鋲を中心としたスイング動作をせず、水平方向への移動で枠に衝撃を与えて篩い効率向上を図るタイプのシーブクリーナー、例えばShuriken HSC-01を使用する場合に於いてはクリンプ金網を用いないことの特段の不利はない。
【0010】
本件発明者は、フラットトップ金網を採用する場合、遊動可能なシーブクリーナーの水平方向移動がより円滑となり、空間室内でのシーブクリーナーの移動速度が増大してシーブクリーナーが枠体の側壁に衝突する際の衝撃の程度が大きくなり、当該衝突に起因する枠体の振動によって篩い効率が向上するのであろう、と分析している。
(【0011】以降は省略されています)

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