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公開番号
2024115174
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020714
出願日
2023-02-14
発明の名称
顔料組成物、カラーフィルタ、及び顔料組成物の製造方法
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09B
67/20 20060101AFI20240819BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】耐熱性に優れ、且つカラーフィルタとしたときの輝度およびコントラストにも優れ、顔料を分散液とした際の初期粘度と経時粘度を低減することができる顔料組成物を提供することである。
【解決手段】顔料組成物は、ε型銅フタロシアニン(B15:6)と、下記一般式(1)で表される顔料誘導体と、特定のナフチルウレア誘導体と、を含む。
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(一般式(1)中、Zは置換基を有してもよいフタルイミドアルキル基を表し、n
1
、n
2
、n
3
、及びn
4
は、置換基Zの数を表し、各々独立に0から4の整数である。但しn
1
、n
2
、n
3
、及びn
4
は何れも0とはならない。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ε型銅フタロシアニン(B15:6)と、下記一般式(1)で表す顔料誘導体と、下記一般式(2)で表す化合物と、を含む顔料組成物。
TIFF
2024115174000013.tif
47
81
(一般式(1)中、Zは置換基を有してもよいフタルイミドアルキル基を表し、n
1
、n
2
、n
3
、及びn
4
は、置換基Zの数を表し、各々独立に0から4の整数である。但しn
1
、n
2
、n
3
、及びn
4
は何れも0とはならない)
TIFF
2024115174000014.tif
41
64
(一般式(2)中、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、及びR
6
は、各々独立に水素原子、炭素数1~22のアルキル基、又は炭素数2~22のアルケニル基である。ただし、当該アルキル基およびアルケニル基の炭素鎖には、-O-、-S-、-NR
7
-、-CO-若しくは-SO
2
-を連結基として1つまたは複数有していても良い。)
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
ε型銅フタロシアニン(B15:6)と、下記一般式(1)で表す顔料誘導体と、下記一般式(2)で表す化合物と、スルホン酸誘導体と、を含む顔料組成物。
TIFF
2024115174000015.tif
47
81
(一般式(1)中、Zは置換基を有してもよいフタルイミドアルキル基を表し、n
1
、n
2
、n
3
、及びn
4
は、置換基Zの数を表し、各々独立に0から4の整数である。但しn
1
、n
2
、n
3
、及びn
4
は何れも0とはならない)
TIFF
2024115174000016.tif
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64
(一般式(2)中、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、及びR
6
は、各々独立に水素原子、炭素数1~22のアルキル基、又は炭素数2~22のアルケニル基である。ただし、当該アルキル基およびアルケニル基の炭素鎖には、-O-、-S-、-NR
7
-、-CO-若しくは-SO
2
-を連結基として1つまたは複数有していても良い。)
【請求項3】
ε型銅フタロシアニン(B15:6)と、下記一般式(1)で表す顔料誘導体と、下記一般式(2)で表す化合物と、スルホン酸誘導体と、アクリル樹脂と、を含む顔料組成物。
TIFF
2024115174000017.tif
47
81
(一般式(1)中、Zは置換基を有してもよいフタルイミドアルキル基を表し、n
1
、n
2
、n
3
、及びn
4
は、置換基Zの数を表し、各々独立に0から4の整数である。但しn
1
、n
2
、n
3
、及びn
4
は何れも0とはならない)
TIFF
2024115174000018.tif
41
64
(一般式(2)中、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、及びR
6
は、各々独立に水素原子、炭素数1~22のアルキル基、又は炭素数2~22のアルケニル基である。ただし、当該アルキル基およびアルケニル基の炭素鎖には、-O-、-S-、-NR
7
-、-CO-若しくは-SO
2
-を連結基として1つまたは複数有していても良い。)
【請求項4】
前記の一般式(2)で表す化合物の含有量が0.5~10重量%である請求項1から3のいずれか1項に記載の顔料組成物。
【請求項5】
前記の一般式(2)で表す化合物の含有量が0.5~10重量%であり、前記の一般式(1)で表す顔料誘導体の含有量が1~15重量%である請求項1から3のいずれか1項に記載の顔料組成物。
【請求項6】
前記の一般式(2)で表す化合物が、R
1
、R
2
、R
4
およびR
5
が水素原子、且つ、R
3
およびR
6
が炭素鎖に連結基として-O-を少なくとも1つ有する炭素数4~20のアルキル基である請求項1から3のいずれか1項に記載の顔料組成物。
【請求項7】
前記の一般式(2)で表す化合物が、下記式(2-1)で表す化合物である請求項1から3のいずれか1項に記載の顔料組成物。
TIFF
2024115174000019.tif
43
96
【請求項8】
カラーフィルタ用である請求項1から3のいずれか1項に記載の顔料組成物。
【請求項9】
請求項1から3のいずれか1項に記載の有機顔料組成物を含有するカラーフィルタ。
【請求項10】
請求項1から3のいずれか1項に記載の顔料組成物、水溶性無機塩、及び水溶性有機溶剤からなる混合物をソルベントソルトミリングする工程を含む有機顔料組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、顔料組成物、当該顔料組成物を含有するカラーフィルタ、及び顔料組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置のカラーフィルタは、赤色画素部、緑色画素部及び青色画素部を有する。これらの各画素部は、いずれも有機顔料が分散した合成樹脂の薄膜が基板上に設けられた構造であり、有機顔料としては、赤、緑及び青の各色の有機顔料が用いられている。
【0003】
これら画素部のうち、青色画素部を形成するための青色有機顔料としては、一般に、ε型銅フタロシアニン顔料(C.I.ピグメントブルー15:6、以下「B15:6」と称する)が用いられており、必要に応じて調色のために、これに紫色有機顔料のジオキサジンバイオレット顔料(C.I.ピグメントバイオレット23)や、紫色染料が少量併用されている。
【0004】
カラーフィルタを作製する際の有機顔料は、従来の汎用用途とは全く異なる特性、具体的には、液晶表示装置の表示画面がより明るくなる様にする(高輝度化)、或いは、同じく表示画面がよりハッキリ見える様にする(高コントラスト化)等が要求され、さらに、カラーフィルタ作製後の工程で、透明電極の膜付けや、ポリイミドの配向膜付けで200℃以上にカラーフィルタがさらされるため、耐熱性に優れて且つこれらの特性を満足する顔料の検討がなされている。
【0005】
ε型銅フタロシアニン顔料(B15:6)に関しては、例えば以下の先行技術文献が知られている。特許文献1には、フタロシアニン顔料と一般式(1)で表される顔料誘導体を含むカラーフィルタ用有機顔料組成物が記載されている。また、特許文献2には、フタロシアニン顔料と一般式(1)で表される顔料誘導体を含むカラーフィルタ用有機顔料組成物が記載されている。有機顔料と樹脂とを含むカラーフィルタ用顔料組成物において、樹脂として一般式1~一般式4で示される群から選ばれる少なくとも1種の固形エポキシ樹脂を含有し、更に有機顔料誘導体をも含有するカラーフィルタ用顔料組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6197964号公報
特開2012-36325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らは、上記特許文献1及び2について検討をしたところ、特許文献1及び2における顔料組成物では、現在の市場の要求スペック(輝度・コントラスト・粘度)を満たすことができず、更なるスペック向上が求められていることが分かった。
【0008】
本発明の課題は、耐熱性に優れ、且つカラーフィルタとしたときの輝度およびコントラストにも優れ、顔料を分散液とした際の初期粘度と経時粘度を低減することができる顔料組成物を提供することである。また、当該有機顔料組成物を含有するカラーフィルタ、及び顔料組成物の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、鋭意検討をしたところ、ε型銅フタロシアニン(B15:6)に対して、特定のフタルイミドメチル構造を有する顔料誘導体とナフチルウレア誘導体を組合わせて用いることで、上記の課題を解決できることが分かった。また、上記2つの誘導体に加えてスルホン酸誘導体を用いることや、上記3つの誘導体に更にアクリル樹脂を用いることでも上記の課題を解決できることが分かった。
【0010】
本発明のメカニズムは、以下のとおりと考えられる。ε型銅フタロシアニン(B15:6)とその顔料誘導体に、特定のナフチルウレア誘導体を添加することで、熱履歴を受けた際にも顔料や樹脂と、このナフチルウレア誘導体に強い分子間相互作用が働き、結晶成長抑制作用が発揮される。また、このナフチルウレア誘導体は、流動性の良好なアルキル鎖を有するため顔料の粘性を低減することができ、このナフチルウレア誘導体におけるウレア基とアルキル鎖骨格が分散剤や樹脂との相溶性をアップさせている。更にこのナフチルウレア誘導体は、顔料組成物の極性基部分と特に相互作用が強く働くため、イミド骨格を有するフタルイミドメチル誘導体やスルホニル基を有するスルホン酸誘導体が一定の割合で含有しているとその効果が大きく作用する。
(【0011】以降は省略されています)
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