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公開番号
2024114406
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023020157
出願日
2023-02-13
発明の名称
試験装置
出願人
日置電機株式会社
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01R
31/12 20200101AFI20240816BHJP(測定;試験)
要約
【課題】より使い易い試験装置を低コストで提供する。
【解決手段】試験装置10において、制御回路3は、電圧測定部4による電圧の測定値の時間的な変化と電流測定部5による電流の測定値の時間的な変化に基づいて、試験対象物11の絶縁抵抗の値の時間的な変化を算出する算出部32と、電圧測定部4による電圧の測定値の時間的な変化を示す波形、電流測定部5による電流の測定値の時間的な変化を示す波形、および絶縁抵抗の値の時間的な変化を示す波形の少なくとも一つを含む波形データ38を生成し、記憶部36に記憶する波形データ生成部33と、波形データ38に基づいて、絶縁抵抗の値が閾値を超えているか否かの判定と漏れ電流の値が閾値を超えているか否かの判定の少なくとも一方を行う判定部34と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1外部端子および第2外部端子と、
操作入力部と、
試験開始の指示が前記操作入力部に入力された場合に、前記第1外部端子と前記第2外部端子との間に試験電圧を出力する電圧生成回路と、
前記第1外部端子と前記第2外部端子との間の電圧を測定する電圧測定部と、
前記第1外部端子と前記第2外部端子との間に接続された試験対象物の電流を測定する電流測定部と、
前記電圧測定部による電圧の測定値と前記電流測定部による電流の測定値とに基づいて演算を行う制御回路と、
情報を表示する表示部と、を備え、
前記制御回路は、
記憶部と、
前記電圧測定部による電圧の測定値の時間的な変化と前記電流測定部による電流の測定値の時間的な変化に基づいて、前記試験対象物の絶縁抵抗の値の時間的な変化を算出する算出部と、
前記電圧測定部による電圧の測定値の時間的な変化を示す波形、前記電流測定部による電流の測定値の時間的な変化を示す波形、および前記絶縁抵抗の値の時間的な変化を示す波形の少なくとも一つを含む波形データを生成し、前記記憶部に記憶する波形データ生成部と、
前記波形データに基づいて、前記絶縁抵抗の値が閾値を超えているか否かの判定と漏れ電流の値が閾値を超えているか否かの判定の少なくとも一方を行う判定部と、を含む
試験装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の試験装置において、
前記判定部は、前記第1外部端子と前記第2外部端子との間に前記試験電圧を印加しているときの前記電圧測定部による電圧の測定値の変動および前記電流測定部による電流の測定値の変動の少なくとも一方を検出し、検出結果に基づいて放電の有無を判定する
試験装置。
【請求項3】
請求項2に記載の試験装置において、
前記判定部は、前記第1外部端子と前記第2外部端子との間に前記試験電圧を印加しているときの前記電圧測定部による電圧の測定値の時間的な変化を示す波形の変動幅が許容変動範囲を超えた場合に、放電が発生したと判定する
試験装置。
【請求項4】
請求項3に記載の試験装置において、
前記記憶部には、前記許容変動範囲を指定する情報が記憶され、
前記許容変動範囲を指定する情報は、前記操作入力部を介して設定可能である
試験装置。
【請求項5】
請求項3に記載の試験装置において、
前記判定部によって放電が発生したと判定した場合に、前記表示部は、前記放電が発生したことを示す情報を表示する
試験装置。
【請求項6】
請求項5に記載の試験装置において、
放電が発生したことを示す情報は、前記電圧の測定値の時間的な変化を示す波形および前記電流測定部による電流の測定値の時間的な変化を示す波形の少なくとも一方の変動幅が前記許容変動範囲を超えた時点の前後の範囲の波形を含む
試験装置。
【請求項7】
請求項3に記載の試験装置において、
前記記憶部には、試験の停止条件を指定する停止条件情報が記憶され、
前記停止条件情報として第1値または前記第1値と異なる第2値が前記操作入力部を介して設定可能であり、
前記電圧生成回路は、前記判定部によって放電が発生したと判定したとき、前記停止条件情報として前記第1値が設定されている場合には、前記第1外部端子と前記第2外部端子との間への前記試験電圧の出力を継続し、前記停止条件情報として前記第2値が設定されている場合には、前記第1外部端子と前記第2外部端子との間への前記試験電圧の出力を停止する
試験装置。
【請求項8】
請求項1に記載の試験装置において、
前記記憶部には、前記表示部に情報をするための条件を指定する表示条件情報が記憶され、
前記表示条件情報は、前記操作入力部を介して設定可能であり、
前記表示部は、前記表示条件情報として設定された条件を満足した場合に、前記波形データに含まれる波形を表示する
試験装置。
【請求項9】
請求項1に記載の試験装置において、
前記制御回路は、前記記憶部に記憶されている前記波形データに含まれる波形を前記表示部に表示させる表示制御部を更に含む
試験装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、試験装置に関し、例えば、電気機器等の安全性評価に用いられる試験装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電気機器、電子部品、およびバッテリ等の出荷前には、感電や火災等に対する安全性能を評価するために、耐電圧試験および絶縁抵抗試験が行われる。耐電圧試験は、試験対象物(以下、「DUT:Device Under Test」とも称する。)の絶縁部分に高電圧を規定された時間だけ印加したときに閾値以上の漏れ電流(放電電流)が流れるか否か否かを判定する試験である。絶縁抵抗試験は、DUTの絶縁部分に高電圧を印加したときの当該絶縁部分の絶縁抵抗の値が基準値(閾値)以上であるか否かを判定する試験である。これらの試験方法や基準値(閾値)等は、IEC規格、UL規格、電気用品取締法などの各種安全規格により、定められている。
【0003】
上述した耐電圧試験と絶縁抵抗試験を行うための試験装置として、耐電圧試験器が知られている。従来の耐電圧試験器の多くは、DUTに高電圧を印加したときにDUTに流れる電流を測定し、その測定値を用いて各種演算を行うことにより、漏れ電流の値が基準値以上であるか否かを判定し、判定結果を画面に表示している(特許文献1,2,3等参照)。また、従来の耐電圧試験器の多くは、放電の発生の有無を検出するための専用回路を搭載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-90495号公報
特開2007-101194号公報
特開2005-315759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、耐電圧試験および絶縁抵抗試験において、良否の判定結果のみならず、DUTの電圧および電流等の物理量(電気的特性)の時間的な変化を知りたいというニーズがある。例えば、従来の耐電圧試験器を用いてDUTの電圧や電流の時間的な変化を測定する場合には、ユーザは、耐電圧試験器とは別に、高電圧に対応したプローブやオシロスコープを用意し、DUTに接続する必要があった。また、上述したように、放電の発生の有無を判定するために、専用回路が必要であり、コストの増大を招いていた。
【0006】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、より使い易い試験装置を低コストで提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の代表的な実施の形態に係る試験装置は、第1外部端子および第2外部端子と、操作入力部と、試験開始の指示が前記操作入力部に入力された場合に、前記第1外部端子と前記第2外部端子との間に試験電圧を出力する電圧生成回路と、前記第1外部端子と前記第2外部端子との間の電圧を測定する電圧測定部と、前記第1外部端子と前記第2外部端子との間に接続された試験対象物の電流を測定する電流測定部と、前記電圧測定部による電圧の測定値と前記電流測定部による電流の測定値とに基づいて演算を行う制御回路と、情報を表示する表示部と、を備え、制御回路は、記憶部と、前記電圧測定部による電圧の測定値の時間的な変化と前記電流測定部による電流の測定値の時間的な変化に基づいて、前記試験対象物の絶縁抵抗の値の時間的な変化を算出する算出部と、前記電圧測定部による電圧の測定値の時間的な変化を示す波形、前記電流測定部による電流の測定値の時間的な変化を示す波形、および前記絶縁抵抗の値の時間的な変化を示す波形の少なくとも一つを含む波形データを生成し、前記記憶部に記憶する波形データ生成部と、前記波形データに基づいて、前記絶縁抵抗の値が基準値を超えているか否かの判定と漏れ電流の値が閾値を超えているか否かの判定の少なくとも一方を行う判定部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る試験装置によれば、より使い易い試験装置を低コストで提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る試験装置の外観を模式的に示す図である。
実施の形態に係る試験装置の構成の一例を示す図である。
表示部に表示される情報の一例を示す図である。
表示部に表示される情報の別の一例を示す図である。
耐電圧試験においてDUTに漏れ電流(放電電流)が発生したときの電圧波形および電流波形の一例を示す図である。
実施の形態に係る試験装置による処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。なお、以下の説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の参照符号を、括弧を付して記載している。
(【0011】以降は省略されています)
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