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公開番号2024108057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023012326
出願日2023-01-30
発明の名称コア採取装置およびボーリング装置
出願人ハイテック株式会社
代理人個人
主分類E21B 25/00 20060101AFI20240802BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】
コアの乱れや崩壊を抑えつつ、コア接触部の回転を防止するコア採取装置およびこれを備えるボーリング装置を提供する。
【解決手段】
コア採取装置は、ボーリング装置に取り付けられ、ボーリング装置の駆動により地盤を掘削して地盤からコアを切り出し、内部にコアを採取するコアバーレルと、コアバーレル内においてコアバーレルの長手方向に延びるガイド部と、コアバーレル内に収容可能なコア接触部とを備える。コア接触部は、ガイド部により、コアバーレル内において、コアバーレルの長手方向に移動可能であるとともに、コアバーレルの長手方向回りの回転が規制される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
ボーリング装置に取り付けられ、前記ボーリング装置の駆動により地盤を掘削して地盤からコアを切り出し、内部に前記コアを採取するコアバーレルと、
前記コアバーレル内において前記コアバーレルの長手方向に延びるガイド部と、
前記コアバーレル内に収容可能なコア接触部と、
を備え、
前記コア接触部は、前記ガイド部により、前記コアバーレル内において前記コアバーレルの長手方向に移動可能であるとともに、前記コアバーレルの長手方向回りの回転が規制されるコア採取装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記ガイド部は、前記コアバーレルの長手方向に延びる溝であり
前記コア接触部は、前記コア接触部から突出し、先側が前記ガイド部に入れられ、前記ガイド部の長手方向に移動可能な突出部を備える請求項1記載のコア採取装置。
【請求項3】
前記コア接触部は、側周面に、穴である穴部を備え、
前記突出部は、前記穴部の延びる方向において前記穴部内を移動可能であって、後側が前記穴部に入れられており、
前記穴部内において、前記突出部と前記穴部の底との間に、前記突出部を前記ガイド部に押し付けるように復元力が働く弾性体を備える請求項2記載のコア採取装置。
【請求項4】
前記ガイド部は、溝に接続し、溝より底の深い凹部を備え、
前記突出部は、先側が前記凹部に入れられる請求項3記載のコア採取装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のコア採取装置を備えるボーリング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コア採取装置およびこれを備えるボーリング装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1および特許文献2には、コアバーレル内に移動可能に設けられ、コアバーレル内へのコアの進入に伴ってコアバーレル内の奥側に移動するコア接触部を備えるコア採取装置が開示されている。これらの装置は、コア接触部を備えることにより、コアの乱れや崩壊が抑えられ、良好なコアを地盤から採取することができる。また、特許文献1に開示されているコア採取装置は、コアを採取した際のコアの方位を計測する方位計測部やコアの傾斜を計測する傾斜計測部を備えている。また、特許文献2に開示されているコア採取装置は、コア接触部の変位に基づいて、コア採取装置(コアバーレル)内に進入するコアの変位を計測する変位計を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6685471号
国際公開第2017/216852号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載のコア採取装置によると、コアを採取する際に何らかの要因によりコア採取装置が衝撃を受けると、コア接触部がコア採取装置の長手方向を軸として回転する可能性がある。また、コア接触部が回転すると、これに伴ってコアも回転する可能性がある。特許文献1のコア採取装置では、コアが回転すると方位計測部で計測される方位は、コアの実際の方位を反映していないものとなる。また、特許文献1記載のコア採取装置の傾斜計測部および特許文献2記載のコア採取装置の変位計等のように、コア採取装置が、コア接触部に連動してコアの特性を計測する計測部を備える場合、コア接触部が回転すると、その計測部で計測されるデータに悪影響を及ぼす可能性がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、コアの乱れや崩壊を抑えつつ、コア接触部の回転を防止するコア採取装置およびこれを備えるボーリング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
コア採取装置は、ボーリング装置に取り付けられ、ボーリング装置の駆動により地盤を掘削して地盤からコアを切り出し、内部にコアを採取するコアバーレルと、コアバーレル内においてコアバーレルの長手方向に延びるガイド部と、コアバーレル内に収容可能なコア接触部とを備える。コア接触部は、ガイド部により、コアバーレル内においてコアバーレルの長手方向に移動可能であるとともに、コアバーレルの長手方向回りの回転が規制される。
【0007】
ガイド部は、コアバーレルの長手方向に延びる溝であってもよい。また、コア接触部は、コア接触部から突出し、先側がガイド部に入れられ、ガイド部の長手方向に移動可能な突出部を備えてもよい。
【0008】
コア接触部は、その側周面に、穴である穴部を備えてもよい。穴部は、コアバーレルの長手方向に略直行する方向に延びるものであってもよい。また、突出部は、穴部の延びる方向において穴部内を移動可能であって、後側が穴部に入れられていてもよい。また、穴部内において、突出部と穴部の底との間に、突出部をガイド部に押し付けるように復元力が働く弾性体を備えてもよい。
【0009】
ガイド部は、溝に接続し、溝より底の深い凹部を備えてもよい。また、突出部は、先側が凹部に入れられていてもよい。
【0010】
凹部は少なくともコアバーレルの長手方向において湾曲していてもよい。また、突出部は先端が曲面であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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