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公開番号2024107726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023011810
出願日2023-01-30
発明の名称撮像装置及びその制御方法とプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G02B 7/34 20210101AFI20240802BHJP(光学)
要約【課題】画像領域全体から拡大表示を行うための位置を設定することができ、設定された位置でのAFの実行が可能か否かを視覚的にユーザに提示する撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像光学系の射出瞳の異なる領域を通過した被写体からの入射光を光電変換して複数の撮像信号を生成する画素を有する撮像素子を備える撮像装置100のシステム制御部218は、撮像領域に対して焦点調整に用いる焦点調整領域を設定し、焦点調整領域から得られる複数の撮像信号に基づいて撮像光学系のデフォーカス量を検出し、デフォーカス量に基づき焦点調整領域での焦点調整が可能か否かを判定し、表示部108でのライブビュー画像の表示を撮像領域全体を表示する等倍表示と焦点調整領域を拡大して表示する拡大表示との間で切り替え、その際に焦点調整の可否判定結果に応じて等倍表示と拡大表示とで焦点調整領域の表示手法を異ならせる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
撮像光学系の射出瞳の異なる領域を通過した被写体からの入射光を光電変換して複数の撮像信号を生成する画素を有する撮像素子と、
前記撮像素子による撮像領域に対して前記撮像光学系の焦点調整に用いる焦点調整領域を設定する設定手段と、
前記焦点調整領域から得られる前記複数の撮像信号に基づいて前記撮像光学系のデフォーカス量を検出する検出手段と、
前記デフォーカス量に基づき前記焦点調整領域での焦点調整が可能か否かを判定する判定手段と、
表示装置でのライブビュー画像の表示を、前記撮像領域の全体の画像を表示する等倍表示と前記焦点調整領域の画像を拡大して表示する拡大表示との間で切り替える制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、前記等倍表示と前記拡大表示とで前記焦点調整領域の表示手法を異ならせることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記焦点調整領域を示す色、形態または模様を異ならせ、
前記形態を異ならせることには、前記焦点調整領域を示す枠を描画する線の種類を異ならせ、或いは、前記線の常時表示と点滅表示の別が含まれることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記焦点調整領域は、フォーカスモードがマニュアルフォーカスモードに設定され、且つ、フォーカスガイドが設定されている場合に、焦点調整の対象領域を示すフォーカスガイド枠であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記焦点調整領域は、フォーカスモードがオートフォーカスモードに設定されている場合に焦点調整の対象領域を示すオートフォーカス枠であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記焦点調整領域は、前記ライブビュー画像の等倍表示および前記拡大表示において、同じ表示手法で表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記ライブビュー画像が前記等倍表示で前記表示装置に表示されている状態において、前記ライブビュー画像から前記表示装置に拡大して表示する拡大表示領域を設定する操作手段を備え、
前記制御手段は、前記焦点調整領域と前記拡大表示領域を同時に異なる表示手法で表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記撮像領域のうち焦点調整が可能な範囲を取得する取得手段を備え、
前記判定手段は、前記焦点調整領域の中心が前記焦点調整が可能な範囲内にある場合に前記焦点調整領域での焦点調整が可能であると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記撮像領域のうち焦点調整が可能な範囲を取得する取得手段を備え、
前記判定手段は、前記焦点調整領域の外周が前記焦点調整が可能な範囲内にある場合に前記焦点調整領域での焦点調整が可能であると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記撮像装置に装着されたレンズに関する識別情報、前記焦点調整が可能な範囲の情報、前記焦点調整が可能な範囲を演算するための光学情報、のうち少なくとも1つを記憶した記憶手段を備え、
前記取得手段は、前記焦点調整が可能な範囲を前記記憶手段に記憶された情報から取得することを特徴とする請求項7又は8に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記撮像装置に装着されたレンズの制御手段と通信する通信手段を備え、
前記取得手段は、前記通信手段を介して前記レンズの制御手段から前記焦点調整が可能な範囲を取得することを特徴とする請求項7又は8に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置及びその制御方法とプログラムに関し、特に撮像中の画像表示を制御する技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
撮像面位相差検出機能を有する撮像素子を備え、液晶表示装置等に表示されたLV(ライブビュー)画像にAF(オートフォーカス)機能を用いて合焦させた領域が枠等で表示される撮像装置がある。また、ユーザがLV画像が表示されている液晶表示装置等の表示画面にタッチ操作を行うことにより、タッチ位置の被写体に対してAF機能を用いて合焦させる撮像装置がある。
【0003】
このような撮像装置において、ユーザが所望の位置或いは領域に合焦しているか否かを確認することができるように、LV画像を等倍表示から拡大表示に切り替えた際に、拡大表示領域が全体の撮像領域のどの部分の領域かを表示する技術が知られている。例えば、特許文献1は、AFにより合焦したAF領域及びその近傍を、MF(マニュアルフォーカス)操作により拡大して表示する技術を提案している。また、特許文献2は、AF領域と拡大表示領域を別々に設定する技術を提案している。具体的には、特許文献2は、AF領域の位置を変更する場合にはAF領域の位置に連動して拡大表示領域の位置を変更し、拡大表示領域の位置を変更する場合にはAF領域の位置を変更せずに拡大表示領域の位置を変更する撮像装置を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-141767号公報
特開2013-201527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載された技術では、AF合焦領域付近以外の画像領域から画像を拡大して表示させることができない。また、AF合焦領域付近から拡大表示を行うために、AFを実行することができない画像領域から画像を拡大して表示することができない。そして、上記特許文献2に記載された技術では、拡大表示領域の位置を変更する指示がなされた場合にAF領域の位置は連動して変更されないため、拡大表示領域の変更後の位置からAFを実施するためには、AF領域の位置の変更を指示する必要がある。
【0006】
本発明は、画像領域全体から拡大表示を行うための位置を設定することができ、設定された位置でのAFの実行が可能か否かを視覚的にユーザに提示する撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る撮像装置は、撮像光学系の射出瞳の異なる領域を通過した被写体からの入射光を光電変換して複数の撮像信号を生成する画素を有する撮像素子と、前記撮像素子による撮像領域に対して前記撮像光学系の焦点調整に用いる焦点調整領域を設定する設定手段と、前記焦点調整領域から得られる前記複数の撮像信号に基づいて前記撮像光学系のデフォーカス量を検出する検出手段と、前記デフォーカス量に基づき前記焦点調整領域での焦点調整が可能か否かを判定する判定手段と、表示装置でのライブビュー画像の表示を、前記撮像領域の全体の画像を表示する等倍表示と前記焦点調整領域の画像を拡大して表示する拡大表示との間で切り替える制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、前記等倍表示と前記拡大表示とで前記焦点調整領域の表示手法を異ならせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像領域全体から拡大表示を行うための位置を設定することができ、設定された位置でのAFの実行が可能か否かを視覚的にユーザに提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す斜視図である。
撮像装置にレンズユニットが装着された撮像システムのブロック図である。
2眼レンズユニットの概略構成を示す図である。
撮像部が備える撮像素子の画素配列の一例を示す正面図である。
撮像装置が実行するライブビュー撮影モード処理のフローチャートである。
S516のLV拡大撮影モード処理のフローチャートである。
LVの等倍/拡大表示の際の焦点調整領域と拡大表示領域の表示の一例を示す図である。
S512及びS606の焦点調整領域の表示処理のフローチャートである。
焦点調整領域及びその中心位置と焦点調整可能範囲との関係を示す図である。
S515で実行されるFG処理のフローチャートである。
第1乃至第4の指標表示形態の具体例を示す図である。
1眼レンズ装着時のS804,S805の表示例を示す図である。
2眼レンズ装着時のS804,S805の表示例を示す図である。
1眼レンズ装着状態での被写体検出時に焦点調整領域の移動があった場合のS804,S805での表示例を示す図である。
1眼レンズ装着時のS804,S805の別の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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