TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024105147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009736
出願日2023-01-25
発明の名称撮像装置、測距装置、測距システムおよび測距方法
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01S 17/87 20200101AFI20240730BHJP(測定;試験)
要約【課題】より精度の高い距離画像を生成可能とする。
【解決手段】拡散光を投光する第1投光部と、構造化光を投光する第2投光部と、前記拡散光および前記構造化光を受光する受光部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
拡散光を投光する第1投光部と、
構造化光を投光する第2投光部と、
前記拡散光および前記構造化光を受光する受光部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記受光部は、
前記第1投光部から対象物へ照射された拡散光の第1の反射光を受光する第1受光部と、
前記第2投光部から対象物へ照射された構造化光の第2の反射光を受光する第2受光部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記受光部は、前記第1投光部から対象物へ照射された拡散光の第1の反射光と、前記第2投光部から対象物へ照射された構造化光の第2の反射光と、を受光する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記受光部は、当該撮像装置の周囲360度を撮像可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
ToF(Time of Flight)方式で距離情報を検出する測距装置において、
請求項1ないし4の何れか一項に記載の撮像装置と、
前記第1投光部から対象物へ照射された拡散光の第1の反射光の検出信号と前記第2投光部から対象物へ照射された構造化光の第2の反射光の検出信号とに基づき距離情報を出力する制御部と、
を備えることを特徴とする測距装置。
【請求項6】
前記制御部は、複数の点の前記距離情報を出力し、
前記複数の点の数は、前記第2の反射光の検出信号より測距値が算出された点の数よりも大きい、
ことを特徴とする請求項5に記載の測距装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記第1の反射光の検出信号に基づいて、前記対象物までの間の距離を示す距離情報を計算する距離計算部と、
前記第1の反射光の検出信号より算出した距離画像と、前記第2の反射光の検出信号より算出した距離画像とを用いて、前記距離情報を補正する補正値を算出する補正値算出部と、
前記補正値算出部で算出された補正値を用い、前記第1の反射光の検出信号より算出した距離情報の補正を行う距離補正部と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載の測距装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第2投光部から前記対象物へ照射された光の第2の反射光のみが得られている場合、前記第2の反射光の検出信号より算出した距離情報を用いて補間を行う、
ことを特徴とする請求項5に記載の測距装置。
【請求項9】
ToF(Time of Flight)方式で距離情報を検出する測距システムにおいて、
対象物に向けて拡散光を投光する第1投光部と、
前記対象物に向けて前記第1投光部とは異なるタイミングで構造化光を投光する第2投光部と、
前記第1投光部から前記対象物へ照射された光の第1の反射光と、前記第2投光部から前記対象物へ照射された光の第2の反射光とを受光する受光部と、
前記第1の反射光の検出信号より算出した距離情報を、前記第2の反射光の検出信号によって補正する制御部と、
を備えることを特徴とする測距システム。
【請求項10】
ToF(Time of Flight)方式で距離情報を検出する測距装置における測距方法であって、
対象物に向けて拡散光を投光する第1投光ステップと、
前記対象物に向けて前記第1投光ステップとは異なるタイミングで構造化光を投光する第2投光ステップと、
前記第1投光ステップで前記対象物へ照射された光の第1の反射光と、前記第2投光ステップで前記対象物へ照射された光の第2の反射光とを受光する受光ステップと、
前記第1の反射光の検出信号より算出した距離情報を、前記第2の反射光の検出信号によって補正する制御ステップと、
を含むことを特徴とする測距方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、測距装置、測距システムおよび測距方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、対象物までの測距の手法の一つに、ToF(Time of Flight)方式と呼ばれる手法が知られている。ToF方式を用いた測距装置であるToFカメラは、所定の照射パターンにより強度変調された赤外光による測距光を対象物に向けて照射した後、対象物によって反射された測距光を赤外線用の撮像素子で受光する。そして、ToFカメラは、照射パターンにより照射から受光までの時間差を画素ごとに検出、距離を算出する。ToFカメラは、算出した距離値を画素ごとにビットマップ状に集めて、“距離画像”として保存する。
【0003】
特許文献1および特許文献2には、スポット状の光を投射するToF方式を用いた測距装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のToF方式を用いた測距装置によれば、照射した光が複数回の反射した光路でセンサに入ることでマルチパス干渉と呼ばれる距離が遠く計算されてしまう現象が起き、測距精度が低下する課題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より精度の高い距離画像を生成可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、拡散光を投光する第1投光部と、構造化光を投光する第2投光部と、前記拡散光および前記構造化光を受光する受光部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より精度の高い距離画像を生成可能とすることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施の形態にかかる測距装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2は、スポット光を例示的に示す図である。
図3は、測距原理を説明するためのタイミングチャートである。
図4は、ToFカメラでマルチパス干渉によるノイズが発生する原理を示す図である。
図5は、測距制御部の機能構成を示す機能ブロック図である。
図6は、測距装置の投光系および受光系を示す図である。
図7は、測距装置の設置例を示す図である。
図8は、マルチパス干渉の影響を例示的に示す図である。
図9は、補正値算出の手法を例示的に示す図である。
図10は、測距装置における測距処理の流れを示すフローチャートである。
図11は、距離画像の例を示す図である。
図12は、測距システムのシステム構成を示すブロック図である。
図13は、第2の実施の形態にかかる測距装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図14は、測距装置の投光系および受光系を示す図である。
図15は、測距装置の各光学要素の他の配置例を示す図である。
図16は、第3の実施の形態にかかる測距装置の投光系および受光系を示す図である。
図17は、距離画像の例を示す図である。
図18は、第4の実施の形態にかかるToFカメラでの飽和画素を例示的に示す図である。
図19は、飽和画素を低減する撮影処理の流れを示すフローチャートである。
図20は、拡散光結果でスポット光の制御を切り替えた際の取得画像例を示す図である。
図21は、第5の実施の形態にかかる測距装置の構成を示す外観斜視図である。
図22は、測距装置の概略構成の一例を示す図である。
図23は、光学系の配置の一例を示す図である。
図24は、全天球撮像装置を適用した場合に特有のマルチパス干渉を例示的に示す図である。
図25は、全天球撮像装置を適用した場合にマルチパス干渉を低減する撮影シーケンスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、撮像装置、測距装置、測距システムおよび測距方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる測距装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。撮像装置としても機能する測距装置100は、測距装置100から対象物までの測距を行う。測距装置100は、光を照射してから反射光を受光するまでの時間に基づき対象物までの距離を算出するToF(Time of Flight)カメラである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
服薬支援装置
10日前
株式会社リコー
服薬支援装置
9日前
株式会社リコー
服薬支援装置
6日前
株式会社リコー
画像形成装置
3日前
株式会社リコー
画像形成装置
6日前
株式会社リコー
シート搬送装置
12日前
株式会社リコー
排紙装置及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
リユース可否判断システム
13日前
株式会社リコー
液吸引装置及び画像形成装置
12日前
株式会社リコー
フロースルー型プリントヘッド
18日前
株式会社リコー
画像形成装置、及び、印刷媒体
13日前
株式会社リコー
後処理装置および画像形成装置
10日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド、液体吐出装置
10日前
株式会社リコー
画像読取装置、及び、画像形成装置
2日前
株式会社リコー
シート積載装置及び画像形成システム
13日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置及び画像形成装置
2日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置及び画像形成装置
2日前
株式会社リコー
画像形成装置、制御方法、及びプログラム
12日前
株式会社リコー
画像形成装置、診断方法およびプログラム
9日前
株式会社リコー
撮影システム、撮影方法、及びプログラム
3日前
株式会社リコー
液体を吐出する装置および液体を吐出する方法
3日前
株式会社リコー
画像形成装置、情報処理方法、及びプログラム
3日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
6日前
株式会社リコー
発泡シート、発泡シートの製造方法、及び成型体
6日前
株式会社リコー
情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
13日前
株式会社リコー
媒体処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
17日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理システム、およびプログラム
3日前
株式会社リコー
シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
液体付与装置、画像形成装置、及び画像形成システム
3日前
株式会社リコー
媒体処理装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
16日前
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
6日前
株式会社リコー
感熱記録媒体、感熱記録媒体の製造方法及び医療用物品
12日前
株式会社リコー
発泡シート、発泡シートの製造方法、製造物、及び成型体
6日前
株式会社リコー
機器、情報処理装置、機器システム、プログラム、表示方法
12日前
株式会社リコー
駆動制御装置、液体吐出装置、制御方法および制御プログラム
9日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、プログラム
10日前
続きを見る