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公開番号2024105016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009513
出願日2023-01-25
発明の名称洗浄液とすすぎ液とのセット、洗浄方法、及び液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20240730BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】金属膜形成用インクなど様々な組成のインクの固着物を容易に取り除くとともに、研磨材の残留を防ぐことができる洗浄液とすすぎ液とのセットの提供。
【解決手段】洗浄液と、すすぎ液と、を含み、前記洗浄液が、粒子、及び前記粒子を溶解しない液体を含み、前記すすぎ液が、前記粒子を溶解可能な液体を含む洗浄液とすすぎ液とのセットである。液体吐出装置の流路及び吐出口を洗浄するための洗浄液とすすぎ液とのセットであって、前記粒子の最大粒径が前記吐出口の内径の1/3以下である態様、前記粒子の最大粒径が100μm以下である態様が好ましい。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
洗浄液と、すすぎ液と、を含み、
前記洗浄液が、粒子、及び前記粒子を溶解しない液体を含み、
前記すすぎ液が、前記粒子を溶解可能な液体を含むことを特徴とする洗浄液とすすぎ液とのセット。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
液体吐出装置の流路及び吐出口を洗浄するための洗浄液とすすぎ液とのセットであって、
前記粒子の最大粒径が、前記吐出口の内径の1/3以下である請求項1に記載の洗浄液とすすぎ液とのセット。
【請求項3】
前記粒子の最大粒径が、100μm以下である請求項1に記載の洗浄液とすすぎ液とのセット。
【請求項4】
前記粒子の最大粒径が、10μm以下である請求項2又は3に記載の洗浄液とすすぎ液とのセット。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の洗浄液とすすぎ液とのセットを用い、液体吐出装置の流路及び吐出口を洗浄するための洗浄方法であって、
前記洗浄液を前記流路及び吐出口に流通する工程と、
前記すすぎ液を前記流路及び吐出口に流通して前記洗浄液を除去する工程と、
を含むことを特徴とする洗浄方法。
【請求項6】
前記粒子のモース硬度が、前記流路における主要材料のモース硬度と同じ、又はより低い請求項5に記載の洗浄方法。
【請求項7】
前記粒子のモース硬度が、前記流路に固着した固着物のモース硬度と同じ、又はより高い請求項5に記載の洗浄方法。
【請求項8】
前記粒子が、前記すすぎ液に溶解して電離する粒子であり、
前記流路に流通した前記すすぎ液の電気伝導度を測定して洗浄度を判別する工程を更に含む請求項5に記載の洗浄方法。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の洗浄液とすすぎ液とのセットと、
液体を収容した収容部と、
前記液体を流通可能な流路と、
前記液体からなる液滴を吐出する吐出口を有する液体吐出ヘッドと、を有し、
前記洗浄液及び前記すすぎ液の各々を前記液体として流通可能であることを特徴とする液体吐出装置。
【請求項10】
前記流路が、前記液体が循環可能な流路であり、
前記洗浄液及び前記すすぎ液の各々を前記液体として循環可能である請求項9に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄液とすすぎ液とのセット、洗浄方法、及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットによる印刷技術を活用して、電子デバイスなどに対する機能膜を印刷する技術の開発が進められている。機能膜の代表例として、集積回路(Integrated Circuit:IC)パッケージ表面への電磁波シールド用の金属膜が挙げられる。
【0003】
インクジェットのような微細な流路を用いた液搬送においては、インク材料の固着物は液搬送の異常及び吐出不良につながるため、定期的又は異常時には随時、洗浄が行われる。
【0004】
従来、水難溶性樹脂を有するインクを使用するインクジェットヘッドの印刷後の洗浄液として、化学的な洗浄を行う洗浄液が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、金属膜形成用のインクでは、結着剤は樹脂などの有機物ではなく、金属そのものが結合したものであり、金属の固着物を除去するには、樹脂などの有機物を除去する方法とは異なる作用が必要となり得る。
【0005】
インクジェットの印刷後ではないものの、インクジェット記録ヘッドの製造方法として、ヘッドの吐出エレメントを切断して吐出口を形成する際に、液室を介してインク流路から吐出口へ向けて、研磨材を混入した液体を加圧状態とし、吐出口が開口したときに研磨材を混入した液体を、吐出口から噴霧させる製造方法が報告されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、このような技術を洗浄方法に適用する場合、研磨材による流路の閉塞、研磨材の残留の問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、金属膜形成用インクなど様々な組成のインクの固着物を容易に取り除くとともに、研磨材の残留を防ぐことができる洗浄液とすすぎ液とのセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための手段としての本発明の洗浄液とすすぎ液とのセットは、洗浄液と、すすぎ液と、を含み、前記洗浄液が、粒子、及び前記粒子を溶解しない液体を含み、前記すすぎ液が、前記粒子を溶解可能な液体を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、金属膜形成用インクなど様々な組成のインクの固着物を容易に取り除くとともに、研磨材の残留を防ぐことができる洗浄液とすすぎ液とのセットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態の液体吐出装置における液体吐出ヘッドの一例を示す外観斜視説明図である。
図2は、図1に示す液体吐出ヘッドにおける、ノズル配列方向と直交する方向の断面説明図である。
図3は、本実施形態の液体吐出装置の一例を示す概略図である。
図4は、本実施形態の液体吐出装置の一例を示す概略図である。
図5は、本実施形態の液体吐出装置の一例を示す概略図である。
図6は、本実施形態の液体吐出装置の一例を示す概略図である。
図7は、図2に示す液体吐出ヘッドの流路及び吐出口に固着物が固着した様子を示す概略図である。
図8Aは、図7に示す液体吐出ヘッドの流路及び吐出口における固着物を本実施形態の洗浄方法により洗浄する様子を示す概略図(その1)である。
図8Bは、図7に示す液体吐出ヘッドの流路及び吐出口における固着物を本実施形態の洗浄方法により洗浄する様子を示す概略図(その2)である。
図8Cは、図7に示す液体吐出ヘッドの流路及び吐出口における固着物を本実施形態の洗浄方法により洗浄する様子を示す概略図(その3)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(洗浄液とすすぎ液とのセット)
本発明の洗浄液とすすぎ液とのセットは、洗浄液と、すすぎ液と、を含み、前記洗浄液が、粒子、及び前記粒子を溶解しない液体を含み、前記すすぎ液が、前記粒子を溶解可能な液体を含み、更に必要に応じてその他の液体やその他の部材を含んでもよい。
前記洗浄液とすすぎ液とのセットは、液体吐出装置の流路及び吐出口を洗浄するための洗浄液とすすぎ液とのセットであって、前記粒子の最大粒径が、前記吐出口の内径の1/3以下であることが好ましい。
また、前記洗浄液とすすぎ液とのセットは、前記粒子の最大粒径が、100μm以下であることが好ましい。
本発明の洗浄液とすすぎ液とのセットは、液体吐出装置の流路及び吐出口を洗浄するための洗浄液とすすぎ液とのセットとして好適に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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