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公開番号2024076879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188688
出願日2022-11-25
発明の名称粉末洗浄剤
出願人ライオン株式会社
代理人
主分類C11D 3/10 20060101AFI20240530BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】固化を抑制するとともに衣類への洗剤の付着を抑制する粉末洗浄剤の提供。
【解決手段】
(A)成分:炭酸ナトリウム及び、(B)成分:炭酸カリウムを含有する界面活性剤粒子群、
(C)成分:炭酸水素ナトリウムと、
を含み、
粉末洗浄剤の総質量に対する(A)成分の質量が10%~20%であり、
粉末洗浄剤の総質量に対する(B)成分の質量が3%~10%であり、
(A)成分/(B)成分で表される質量比が1以上3以下であり、
粉末洗浄剤の総質量に対する(C)成分の質量が20%超30%以下であることを特徴とする粉末洗浄剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分:炭酸ナトリウム及び、(B)成分:炭酸カリウムを含有する界面活性剤粒子群、
(C)成分:炭酸水素ナトリウムと、
を含み、
粉末洗浄剤の総質量に対する(A)成分の質量が10%~20%であり、
粉末洗浄剤の総質量に対する(B)成分の質量が3%~10%であり、
(A)成分/(B)成分で表される質量比が1以上3以下であり、
粉末洗浄剤の総質量に対する(C)成分の質量が20%超30%以下である、粉末洗浄剤。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
粉末洗浄剤の総質量に対する界面活性剤含有粒子の配合量が40~70質量%である請求項1に記載の粉末洗浄剤。
【請求項3】
水に溶解して過酸化水素を発生する過酸化物を含有する請求項1、または2に記載の粉末洗浄剤。
【請求項4】
漂白活性剤化剤を含有する請求項1~3のいずれか一項に記載の粉末洗浄剤。
【請求項5】
有機カルボン酸を含有する請求項1~4のいずれか一項に記載の粉末洗浄剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末洗浄剤に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
粉末洗浄剤としては、界面活性剤やビルダー等の原料が含まれる水性スラリーを噴霧乾燥して噴霧乾燥粒子とし、この噴霧乾燥粒子をその他原料と共に、破砕造粒(捏和・押出し・粉砕)又は撹拌造粒したものが一般的である。
代表的なビルダーである炭酸ナトリウムは洗濯液のpHを高めることにより洗浄力を高めることができるため広く用いられている。洗濯時において、炭酸ナトリウムは水と接触すると発熱反応を呈する。発熱反応により過剰に溶解した炭酸ナトリウムは、バルクの水と接触すると急激に冷却され水和結晶を形成するが、水和結晶が形成されると水に溶解しにくくなり、粉末洗浄剤が溶け残り衣類に付着やすくなる。また、界面活性剤を含む粒子が水に接触すると界面活性剤がゲル化を生じ粉末洗浄剤の水に対する溶解性を悪化させる。これらは特に冬場の低水温で洗濯した際に生じる。
このような問題に対しては、炭酸カリウムなどのカリウム塩を配合することで、粉末洗浄剤の水への溶解性が高まり、衣類への付着が低減されることが知られている。しかし、炭酸カリウムを含有する粉末洗浄剤では衣類への付着は低減できる一方で、高温高湿度環境下において容器等で粉末洗浄剤を保管した際に固化を生じることが分かった。これは特に、外気の水分を透過しやすい容器に粉末洗浄剤を充填して保管した際に顕著に生じる。
(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-161696号公報
特開2014-5367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、炭酸カリウムを含有する粉末洗浄剤において、固化を抑制するとともに衣類への洗剤の付着を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の態様を有する。
(1)(A)成分:炭酸ナトリウム及び、(B)成分:炭酸カリウムを含有する界面活性剤粒子群、
(C)成分:炭酸水素ナトリウムと、
を含み、
粉末洗浄剤の総質量に対する(A)成分の質量が10%~20%であり、
粉末洗浄剤の総質量に対する(B)成分の質量が3%~10%であり、
(A)成分/(B)成分で表される質量比が1以上3以下であり、
粉末洗浄剤の総質量に対する(C)成分の質量が20%超30%以下である、粉末洗浄剤。
(2)粉末洗浄剤の総質量に対する界面活性剤含有粒子の配合量が40~70質量%である請求項1に記載の粉末洗浄剤。
(3)水に溶解して過酸化水素を発生する過酸化物を含有する請求項1、または2に記載の粉末洗浄剤。
(4)漂白活性剤化剤を含有する請求項1~3のいずれか一項に記載の粉末洗浄剤。
(5)有機カルボン酸を含有する請求項1~4のいずれか一項に記載の粉末洗浄剤。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、低水温で洗濯した際の粉末洗浄剤の衣類への付着を抑制しつつ、固化抑制に優れる粉末洗浄剤組成物の提供を目的とする。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の粉末洗浄剤は、(A)成分:炭酸ナトリウム及び、(B)成分:炭酸カリウムを含有する界面活性剤粒子群、
(C)成分:炭酸水素ナトリウムと、
を含み、
粉末洗浄剤の総質量に対する(A)成分の質量が10%~20%であり、
粉末洗浄剤の総質量に対する(B)成分の質量が3%~10%であり、
(A)成分/(B)成分で表される質量比が1以上3以下であり、
粉末洗浄剤の総質量に対する(C)成分の質量が20%超30%以下である。
【0008】
粉末洗浄剤の嵩密度は、特に限定されないが、例えば、0.6~1.4g/cm3以上が好ましく、0.7~1.3g/cm3がより好ましく、0.8~1.2g/cm3がさらに好ましい。上記下限値以上であれば粉立ちが少なく、取り扱いが容易であり、上記上限値以下であれば、水への溶解性(以下、単に溶解性ということがある)が良好である。
【0009】
嵩密度は、JIS-K3362により測定される値である(以降において同じ)。
【0010】
粉末洗浄剤の平均粒子径は、特に限定されないが、100~1000μmが好ましく、150~900μmがより好ましく、200~800μmがさらに好ましい。上記下限値以上であれば粉立ちが少なく、取り扱いが容易であり、上記上限値以下であれば、溶解性が良好である。
(【0011】以降は省略されています)

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