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公開番号
2024093348
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-09
出願番号
2022209661
出願日
2022-12-27
発明の名称
歯ブラシスタンド
出願人
ライオン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A46B
17/08 20060101AFI20240702BHJP(ブラシ製品)
要約
【課題】耐久性に優れ、高い検出精度を有する歯ブラシスタンドを提供する。
【解決手段】筐体における上側で水平方向に延びる第1方向の一方側に設けられ、水平方向と交差する軸線に沿って延び、歯ブラシのハンドル体が挿入される保持孔と、軸線を中心とする周方向に延び保持孔を形成し、保持孔に挿入されたハンドル体を保持する保持壁と、保持孔よりも下側に位置する保持空間に第1方向の他方側から一方側に向けて所定の波長帯域の検出光を出射するとともに、検出光の反射光を受光した結果に応じて歯ブラシの有無を検出する検出部と、保持空間の第1方向の一方側に保持空間に臨んで配置され、前記波長帯域の光を吸収する遮蔽壁と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体における上側で水平方向に延びる第1方向の一方側に設けられ、前記水平方向と交差する軸線に沿って延び、歯ブラシのハンドル体が挿入される保持孔と、
前記軸線を中心とする周方向に延び前記保持孔を形成し、前記保持孔に挿入された前記ハンドル体を保持する保持壁と、
前記保持孔よりも下側に位置する保持空間に前記第1方向の他方側から一方側に向けて所定の波長帯域の検出光を出射するとともに、前記検出光の反射光を受光した結果に応じて前記歯ブラシの有無を検出する検出部と、
前記保持空間の前記第1方向の一方側に前記保持空間に臨んで配置され、前記波長帯域の光を吸収する遮蔽壁と、
を備えることを特徴とする歯ブラシスタンド。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記筐体は、前記第1方向の一方側の端部に、前記周方向の両側に延びて前記保持空間を取り囲み、前記検出光が出射される第1壁部を有し、
前記第1壁部は、前記保持壁における前記第1方向の一方側の端部よりも下側に延びており、
前記第1壁部が前記第1方向の一方側で開口しているときは前記第1壁部の内周面における前記周方向の最大幅を第1幅とし、前記第1壁部が前記第1方向の一方側で繋がっているときは前記第1壁部の最大内径を第1幅とし、
前記保持壁が前記第1方向の一方側で開口しているときは前記保持壁の内周面における前記周方向の最大幅を第2幅とし、前記保持壁が前記第1方向の一方側で繋がっているときは前記保持孔の最大内径を第2幅とすると、
前記第1壁部における下端の前記第1幅は、前記保持壁における前記第2幅よりも大きく、
前記検出光は、上下方向で前記第1幅が前記第2幅よりも大きい位置から出射される、
請求項1に記載の歯ブラシスタンド。
【請求項3】
前記遮蔽壁は、前記保持壁の下側に位置し、
前記遮蔽壁における前記保持空間に臨む面は、前記保持壁よりも前記第1方向の一方側に配置される、
請求項1または2に記載の歯ブラシスタンド。
【請求項4】
筐体における上側で水平方向に延びる第1方向の一方側に設けられ、前記水平方向と交差する軸線に沿って延び、歯ブラシのハンドル体が挿入され保持孔と、
前記軸線を中心とする周方向に延び前記保持孔を形成し、前記保持孔に挿入された前記ハンドル体を保持する保持壁と、
前記保持孔よりも下側に位置する保持空間に前記第1方向の他方側から一方側に向けて所定の波長帯域の検出光を出射するとともに、前記検出光の反射光を受光した結果に応じて前記歯ブラシの有無を検出する検出部と、
を備え、
前記軸線は、下側に向かうにつれて前記第1方向の他方側に向かう方向に傾いていることを特徴とする歯ブラシスタンド。
【請求項5】
前記筐体は、前記第1方向の一方側の端部に、前記周方向の両側に延びて前記保持空間を取り囲み、前記検出光が出射される第1壁部を有し、
前記第1壁部は、前記保持壁における前記第1方向の一方側の端部よりも下側に延びており、
前記第1方向の一方側に位置する前記第1壁部は、下側に向かうにつれて前記第1方向の他方側に向かう方向に傾いている、
請求項4に記載の歯ブラシスタンド。
【請求項6】
前記第1壁部が前記第1方向の一方側で開口しているときは前記第1壁部の内周面における前記周方向の最大幅を第1幅とし、前記第1壁部が前記第1方向の一方側で繋がっているときは前記第1壁部の最大内径を第1幅とし、
前記保持壁が前記第1方向の一方側で開口しているときは前記保持壁の内周面における前記周方向の最大幅を第2幅とし、前記保持壁が前記第1方向の一方側で繋がっているときは前記保持孔の最大内径を第2幅とすると、
前記第1幅は、前記第2幅の最大長の1.2倍以上、2.0倍以下である、
請求項5に記載の歯ブラシスタンド。
【請求項7】
前記第1壁部の外周面において最も前記第1方向の他方側に位置する地点を第1地点とし、
前記保持壁において最も前記第1方向の一方側に位置する地点を第2地点とすると、
前記第1地点と前記第2地点の前記第1方向の距離は、30mm以上である、
請求項5または6に記載の歯ブラシスタンド。
【請求項8】
前記第1地点と前記第2地点の上下方向の距離は、40mm以上、60mm以下である、請求項7に記載の歯ブラシスタンド。
【請求項9】
前記検出光は、赤外線の波長帯域の光であり、
前記遮蔽壁のRGB値は、50,50,50以下である、
請求項1または2に記載の歯ブラシスタンド。
【請求項10】
前記筐体は、
底部と上側に開口する開口部とを有し、上下方向に延びる第2軸線を中心とする円筒状のスタンド本体と、
前記スタンド本体の上側に装着され、前記開口部を閉塞する蓋部と、
前記スタンド本体の下側に装着され、前記スタンド本体の下縁部を覆う被覆部と、
を有し、
前記保持壁は、前記蓋部における前記第1方向の一方側の端部に設けられ、
前記保持空間および前記検出部は、前記スタンド本体における前記第1方向の一方側の端部に設けられ、
前記遮蔽壁は、被覆部における前記第1方向の一方側の端部に設けられ上側に延びている、
請求項1または2に記載の歯ブラシスタンド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯ブラシスタンドに関するものである。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
歯ブラシの挿抜を検知し、磨く順番や推奨時間を知らせる歯ブラシスタンドが開示されている(例えば、特許文献1)。
効果的な歯垢除去のためには、上と下の歯の表側と裏側それぞれを、同じ時間をかけて丁寧にみがくことが推奨されているため、歯磨きに慣れていない子供や、う蝕予防に意識の高い大人にも有効な手段である。
【0003】
使用者が手間なく使うために、特許文献1では、歯ブラシの把持部が挿入される保持孔に機械式のスイッチ機構を有している。特許文献1の歯ブラシスタンドでは、歯ブラシが保持孔から抜去されるとスイッチが可動し、音声や歯磨き時間のタイマーが開始する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5936750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スイッチ部品と本体部品の嵌合部には、隙間があることで歯ブラシ保管時に歯ブラシから垂れる水の侵入や、歯ブラシを繰返し挿抜することでスイッチ部の耐久性が懸念される。また、スイッチ部の動作が安定しない場合には、歯ブラシの挿抜に関する検出精度が低下する。
【0006】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、耐久性に優れ、高い検出精度を有する歯ブラシスタンドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は下記の態様を有する。
[1]筐体における上側で水平方向に延びる第1方向の一方側に設けられ、前記水平方向と交差する軸線に沿って延び、歯ブラシのハンドル体が挿入される保持孔と、前記軸線を中心とする周方向に延び前記保持孔を形成し、前記保持孔に挿入された前記ハンドル体を保持する保持壁と、前記保持孔よりも下側に位置する保持空間に前記第1方向の他方側から一方側に向けて所定の波長帯域の検出光を出射するとともに、前記検出光の反射光を受光した結果に応じて前記歯ブラシの有無を検出する検出部と、前記保持空間の前記第1方向の一方側に前記保持空間に臨んで配置され、前記波長帯域の光を吸収する遮蔽壁と、を備えることを特徴とする歯ブラシスタンド。
[2]前記筐体は、前記第1方向の一方側の端部に、前記周方向の両側に延びて前記保持空間を取り囲み、前記検出光が出射される第1壁部を有し、前記第1壁部は、前記保持壁における前記第1方向の一方側の端部よりも下側に延びており、前記第1壁部が前記第1方向の一方側で開口しているときは前記第1壁部の内周面における前記周方向の最大幅を第1幅とし、前記第1壁部が前記第1方向の一方側で繋がっているときは前記第1壁部の最大内径を第1幅とし、前記保持壁が前記第1方向の一方側で開口しているときは前記保持壁の内周面における前記周方向の最大幅を第2幅とし、前記保持壁が前記第1方向の一方側で繋がっているときは前記保持孔の最大内径を第2幅とすると、前記第1壁部における下端の前記第1幅は、前記保持壁における前記第2幅よりも大きく、前記検出光は、上下方向で前記第1幅が前記第2幅よりも大きい位置から出射される、前記[1]に記載の歯ブラシスタンド。
[3]前記遮蔽壁は、前記保持壁の下側に位置し、前記遮蔽壁における前記保持空間に臨む面は、前記保持壁よりも前記第1方向の一方側に配置される、前記[1]または前記[2]に記載の歯ブラシスタンド。
[4]筐体における上側で水平方向に延びる第1方向の一方側に設けられ、前記水平方向と交差する軸線に沿って延び、歯ブラシのハンドル体が挿入され保持孔と、前記軸線を中心とする周方向に延び前記保持孔を形成し、前記保持孔に挿入された前記ハンドル体を保持する保持壁と、前記保持孔よりも下側に位置する保持空間に前記第1方向の他方側から一方側に向けて所定の波長帯域の検出光を出射するとともに、前記検出光の反射光を受光した結果に応じて前記歯ブラシの有無を検出する検出部と、を備え、前記軸線は、下側に向かうにつれて前記第1方向の他方側に向かう方向に傾いていることを特徴とする歯ブラシスタンド。
[5]前記筐体は、前記第1方向の一方側の端部に、前記周方向の両側に延びて前記保持空間を取り囲み、前記検出光が出射される第1壁部を有し、前記第1壁部は、前記保持壁における前記第1方向の一方側の端部よりも下側に延びており、前記径方向の一方側に位置する前記第1壁部は、下側に向かうにつれて前記第1方向の他方側に向かう方向に傾いている、前記[4]に記載の歯ブラシスタンド。
[6]前記第1壁部が前記第1方向の一方側で開口しているときは前記第1壁部の内周面における前記周方向の最大幅を第1幅とし、前記第1壁部が前記第1方向の一方側で繋がっているときは前記第1壁部の最大内径を第1幅とし、前記保持壁が前記第1方向の一方側で開口しているときは前記保持壁の内周面における前記周方向の最大幅を第2幅とし、前記保持壁が前記第1方向の一方側で繋がっているときは前記保持孔の最大内径を第2幅とすると、前記第1幅は、前記第2幅の最大長の1.2倍以上、2.0倍以下である、前記[5]に記載の歯ブラシスタンド。
[7]前記第1壁部の外周面において最も前記第1方向の他方側に位置する地点を第1地点とし、前記保持壁において最も前記第1方向の一方側に位置する地点を第2地点とすると、前記第1地点と前記第2地点の前記第1方向の距離は、30mm以上である、前記[5]または前記[6]に記載の歯ブラシスタンド。
[8]前記第1地点と前記第2地点の上下方向の距離は、40mm以上、60mm以下である、前記[7]に記載の歯ブラシスタンド。
[9]前記検出光は、前記検出光は、赤外線の波長帯域の光であり、前記遮蔽壁のRGB値は、50,50,50以下である、前記[1]から前記[8]のいずれか一項に記載の歯ブラシスタンド。
[10]前記筐体は、底部と上側に開口する開口部とを有し、上下方向に延びる第2軸線を中心とする円筒状のスタンド本体と、前記スタンド本体の上側に装着され、前記開口部を閉塞する蓋部と、前記スタンド本体の下側に装着され、前記スタンド本体の下縁部を覆う被覆部と、を有し、前記保持壁は、前記蓋部における前記第1方向の一方側の端部に設けられ、前記保持空間および前記検出部は、前記スタンド本体における前記第1方向の一方側の端部に設けられ、前記遮蔽壁は、被覆部における前記第1方向の一方側の端部に設けられ上側に延びている、前記[1]から前記[3]のいずれか一項に記載の歯ブラシスタンド。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、耐久性に優れ、高い検知精度を有する歯ブラシスタンドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
歯ブラシ2が装着された本発明に係る歯ブラシスタンド1の一部が断面の正面図である。
本発明に係る歯ブラシスタンド1における制御ブロック図である。
本発明に係る歯ブラシスタンド1における筐体10の分解斜視図である。
Y方向と直交する筐体10の断面図である。
被覆部50を除いた筐体10を+X側から軸線J1と直交する方向に見た図である。
筐体10を+X側から見た図である。
歯ブラシスタンド1の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の歯ブラシスタンドの実施の形態を、図1から図7を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
(【0011】以降は省略されています)
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