特許ウォッチ

公開番号2025080433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193569
出願日2023-11-14
発明の名称捕球具
出願人トライオン株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類A63B 71/14 20060101AFI20250519BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】親指挿入時のフィット感を改善した捕球具を提供する。
【解決手段】親指部の内部に親指挿入部材を備えた捕球具において、親指挿入部材を親指部の長さ方向に沿って位置調整可能にする第1紐部材71,第2紐部材72を設けたことを特徴とする。親指挿入部材は、親指が挿入される筒部73と、筒部73の長手方向端部に設けられる第1紐部材71,第2紐部材72と、を備えており、紐部材71,72が位置調整手段として機能する。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項１】
親指部の内部に親指挿入部材を備えた捕球具において、
前記親指挿入部材を前記親指部の長さ方向に沿って位置調整可能にする位置調整手段を設けたことを特徴とする捕球具。
続きを表示（約 830 文字）【請求項２】
前記親指挿入部材は、親指が挿入される筒部と、前記筒部の長手方向端部に設けられる紐部材と、を備えており、前記紐部材が前記位置調整手段として機能することを特徴とする請求項１に記載の捕球具。
【請求項３】
前記親指挿入部材は、親指が挿入される筒部と、前記筒部の長手方向一端に設けられる第１紐部材と長手方向他端に設けられる第２紐部材とを備えており、これら第１紐部材と第２紐部材が前記位置調整手段として機能することを特徴とする請求項１に記載の捕球具。
【請求項４】
前記第１紐部材の先端は、小指部の先端部に形成された穴から外部に露出するように設けられていることを特徴とする請求項３に記載の捕球具。
【請求項５】
前記第２紐部材の先端は、親指側の根元に形成された穴から外部に露出するように設けられていることを特徴とする請求項３又は４に記載の捕球具。
【請求項６】
前記筒部は、長手方向の両端部に、長手方向の内側に向けて折り返し部が形成されていることを特徴とする請求項３に記載の捕球具。
【請求項７】
掌側を形成する掌側外皮と掌側内皮とを備えており、
掌側内皮には親指方向に沿ったスリットが２カ所形成され、
前記筒部は、前記２カ所のスリットの間に形成される第１支持部が挿通される形態で取り付けられることを特徴とする請求項３に記載の捕球具。
【請求項８】
掌側を形成する掌側外皮と掌側内皮とを備えており、
前記第１紐部材と前記第２紐部材は、その一部が、掌側外皮と掌側内皮の間に形成される空間に配置されることを特徴とする請求項３に記載の捕球具。
【請求項９】
甲側を形成する甲側外皮と甲側内皮とを備えており、
甲側内皮に設けられた第２支持部が前記筒部に挿通されていることを特徴とする請求項３に記載の捕球具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、親指部の内部に親指挿入部材を備えた捕球具に関するものである。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
かかる捕球具の親指挿入部材は、下記特許文献１に開示される野球用グローブ等で一般的に設けられている構成である。親指部の内部に設けられている親指挿入部材は、捕球具を使用するときに親指が挿入される。親指挿入部材は筒部を備えており、その中に親指が挿入される。親指挿入時のフィット感を高めるために、筒部の内径を大きくしたり小さくしたりする調整手段も設けられることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０７０４０７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
親指挿入時のフィット感をさらに改善したいという要望がある。
【０００５】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、親指挿入時のフィット感を改善した捕球具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため本発明に係る捕球具は、
親指部の内部に親指挿入部材を備えた捕球具において、
前記親指挿入部材を前記親指部の長さ方向に沿って位置調整可能にする位置調整手段を設けたことを特徴とするものである。
【０００７】
かかる構成による捕球具の作用・効果を説明する。この構成によると、親指挿入部材を親指部の長さ方向に沿って位置調整することができる。これにより、捕球具のユーザーの好みに対応した位置に親指挿入部材を調整することができ、フィット感を改善することができる。
【０００８】
本発明に係る前記親指挿入部材は、親指が挿入される筒部と、前記筒部の長手方向端部に設けられる紐部材と、を備えており、前記紐部材が前記位置調整手段として機能することが好ましい。
【０００９】
これにより、紐部材を移動させると筒部が移動し、適切な位置に親指挿入部材の筒部を位置調整することができる。
【００１０】
本発明に係る前記親指挿入部材は、親指が挿入される筒部と、前記筒部の長手方向一端に設けられる第１紐部材と長手方向他端に設けられる第２紐部材とを備えており、これら第１紐部材と第２紐部材が前記位置調整手段として機能することが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許