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公開番号
2025078967
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191315
出願日
2023-11-09
発明の名称
繊維処理用液体噴霧剤組成物
出願人
ライオン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06M
13/184 20060101AFI20250514BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】消臭性に優れ、安定性やスプレーの噴霧性状が良好な液体噴霧剤組成物を提供する。
【解決手段】下記の(A)~(D)成分:
(A)増粘剤、
(B)炭素数8~22の脂肪酸、
(C)水溶性亜鉛塩、及び
(D)水
を含有する、繊維処理用液体噴霧剤組成物であって、
(A)成分の含有量が0.25~1.5質量%であり、
(C)成分に対する(A)成分の質量比(A)/(C)が0.5~6であり、
(C)成分に対する(B)成分の質量比(B)/(C)が0.5~6であり、かつ
pHが2.5以上である、
繊維処理用液体噴霧剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の(A)~(D)成分:
(A)増粘剤、
(B)炭素数8~22の脂肪酸、
(C)水溶性亜鉛塩、及び
(D)水
を含有する、繊維処理用液体噴霧剤組成物であって、
(A)成分の含有量が0.25~1.5質量%であり、
(C)成分に対する(A)成分の質量比(A)/(C)が0.5~6であり、
(C)成分に対する(B)成分の質量比(B)/(C)が0.5~6であり、かつ
pHが2.5以上である、
繊維処理用液体噴霧剤組成物。
続きを表示(約 88 文字)
【請求項2】
(A)成分がアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルに由来するモノマー単位を含有する重合体である、請求項1に記載の繊維処理用液体噴霧剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体噴霧剤組成物に関する。詳細には、消臭性に優れ、安定性やスプレーの噴霧性状が良好な液体噴霧剤組成物に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の節水志向、環境意識の高まりに伴い、洗濯をせず手軽に衣類をリフレッシュする方法としてスプレー型の除菌・消臭剤のニーズが高まっている。除菌や抗菌といった衛生的な効果に加え、使用者が効果として認知しやすい消臭効果のさらなる向上が求められている。
消臭技術として、金属イオンとキレート剤との金属錯体を用いるもの(特許文献1)や、脂肪酸亜鉛塩(特許文献2)を用いるもの等が提案されている。しかしながら、亜鉛塩は優れた消臭効果を持つ一方、亜鉛の様な多価金属イオンは増粘剤と相互作用して減粘してしまう場合が多く、使用できる増粘剤が限られてしまう。また、組成物が減粘すると安定性の点からカプセル香料等の粒子の配合が困難となり、組成物の自由度が制限されることになるところ、粘度を維持するために増粘剤配合量を多くすると、スプレーの噴霧性状が悪くなるという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5735005号
特開2022-7542号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、消臭性に優れ、安定性やスプレーの噴霧性状が良好な液体噴霧剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、鋭意検討した結果、増粘剤と、特定の炭素鎖長を有する脂肪酸と、亜鉛塩とを、特定の比率で組み合わせることで、増粘剤選択の自由度が高まり、優れた消臭効果と組成物の減粘抑制効果が得られることを見出し、これにより、優れた消臭効果を奏しつつ、配合後の安定性やスプレー性状が良好な液体噴霧剤組成物を提供できることを見出した。
本発明は、例えば、下記〔1〕に関するものである。
〔1〕下記の(A)~(D)成分:
(A)増粘剤、
(B)炭素数8~22の脂肪酸、
(C)水溶性亜鉛塩、及び
(D)水
を含有する、繊維処理用液体噴霧剤組成物であって、
(A)成分の含有量が0.25~1.5質量%であり、
(C)成分に対する(A)成分の質量比(A)/(C)が0.5~6であり、
(C)成分に対する(B)成分の質量比(B)/(C)が0.5~6であり、かつ
pHが2.5以上である、
繊維処理用液体噴霧剤組成物。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様によれば、消臭性に優れ、安定性が良好な液体噴霧剤組成物を提供することができる。
本発明の一態様によれば、消臭性に優れ、スプレーの噴霧性状が良好な液体噴霧剤組成物を提供することができる。
本発明の一態様によれば、消臭性に優れ、安定性及びスプレーの噴霧性状が良好な液体噴霧剤組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[(A)成分]
本発明の液体噴霧剤組成物において、(A)成分は増粘剤である。(A)成分は、液体噴霧剤組成物の粘度を調整するために用いられる。
(A)成分としては、水溶性高分子等が挙げられる。
水溶性高分子の具体例としては、ポリアクリル酸、アクリル酸メタクリル酸共重合体、アクリル酸マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等の合成系高分子、プルラン、キサンタンガム、ジェランガム、デンプン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グァーガム等の天然系高分子が挙げられ、噴霧性が良好という観点からアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルに由来するモノマー単位を含有する重合体が好ましい。アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルに由来するモノマー単位を含有する重合体は、例えば、下式(a1)又は(a2)で表されるモノマーに由来するモノマー単位を含有する。
TIFF
2025078967000001.tif
83
157
【0008】
式(a1)中、R
5
は水素原子又はメチル基であり、R
6
は水素原子である。
式(a2)中、R
7
は水素原子又はメチル基であり、R
8
は炭素数1~40のアルキル基である。R
8
におけるアルキル基は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、又は環状の構造(シクロアルキル環、又は芳香族環)を含んでいてもよい。R
8
におけるアルキル基の炭素数は1~40であり、炭素数1~20が好ましく、炭素数1~10がより好ましい。
式(a1)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位は、式(a1)で表されるモノマーを含むモノマー成分を重合したときに、式(a1)で表されるモノマーに由来する繰り返し単位である。式(a1)で表されるモノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸が挙げられる。
式(a1)で表されるモノマーは、いずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
式(a2)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位は、式(a2)で表されるモノマーを含むモノマー成分を重合したときに、式(a2)で表されるモノマーに由来する繰り返し単位である。式(a2)で表されるモノマーとしては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n-プロピル、アクリル酸n-ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸イコシル等のアクリル酸エステルや、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n-プロピル、メタクリル酸n-ブチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸イコシル等のメタクリル酸エステルが挙げられる。
式(a2)で表されるモノマーは、いずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0009】
(A)成分は、架橋されているものでもよく、架橋されていないものでもよい。(A)成分の架橋されているものとしては、例えば、架橋剤により架橋されているもの(高分子架橋体)が挙げられる。
前記の架橋剤としては、例えばアリルエーテル化合物が好適に挙げられる。アリルエーテル化合物としては、アリルエーテル、糖のアリルエーテル、糖アルコールのアリルエーテル等が挙げられる。
糖のアリルエーテルにおける糖としては、例えばスクロース等が挙げられる。
糖アルコールのアリルエーテルにおける糖アルコールとしては、例えばペンタエリスリトール等が挙げられる。
(A)成分は、いずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、(A)成分は、式(a1)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位及び式(a2)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位以外の繰り返し単位(他の繰り返し単位)を有していてもよい。他の繰り返し単位としては、他のモノマーから誘導された繰り返し単位が挙げられる。他のモノマーとしては、式(a1)で表されるモノマー及び式(a2)で表されるモノマーと共重合可能であれば特に制限されず、1種以上を用いることができる。
【0010】
(A)成分の具体例としては、例えば以下の商品名が挙げられる。
架橋タイプの(A)成分の市販品としては、例えば、Lubrizol社製のアクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル、アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれる2種類以上のモノマーからなる架橋型共重合体である商品名「Carbopol Aqua30」;Lubrizol社製のアクリル酸アルキル(C1~C4及びC8)、メタクリル酸アルキル(C1~C4及びC8)、アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれる2種類以上のモノマーからなる架橋型共重合体である「Carbopol Aqua SF-1」;Lubrizol社製のアクリル酸アルキル(C10~C30)、メタクリル酸アルキル(C10~C30)及びアクリル酸から選ばれる2種類以上のモノマーからなる架橋型共重合体である商品名「Carbopol EZ-4」;DOW社製のアクリル酸アルキルと、アクリル酸又はメタクリル酸とからなる架橋型共重合体である商品名「ACUSOL830」等が挙げられる。
(A)成分の配合量は、液体噴霧剤組成物の総質量に対し、0.25~1.5質量%であり、好ましくは0.3~1.2質量%であり、より好ましくは0.3~1.0質量%である。(A)成分の配合量が0.25質量%以上であると、分散安定性が良好である。(A)成分の配合量が1.5質量%以下であると、噴霧性が良好である。
(【0011】以降は省略されています)
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